「京都精華大学アセンブリーアワー講演会」に芥川賞作家・李琴峰さん、美学者・伊藤亜紗さんらが登壇
京都精華大学が1968年から行っている「京都精華大学アセンブリーアワー講演会」は、あらゆるジャンルから一流のゲストを迎え、時代をつくる「生の声」にふれるイベントです。2021年度後期は、芥川賞作家の李琴峰さんや美学者の伊藤亜紗さん、グラフィックデザイナーの髙田唯さんが登壇します。
「アセンブリーアワー講演会」 開催概要
アセンブリーアワー講演会では2021年度後期は、すべてオンラインで開講されます(要予約・無料)。
■日程・ゲスト
◎2021年11月25日(木)16:20~17:50 「「あいうえお」から「芥川賞」まで――言語と文学の冒険の旅路」
ゲスト:李琴峰さん(作家/日中翻訳家)
◎2021年12月9日(木)16:20~17:50 「あいまいなものこそ面白い~多様性のためのリベラルアーツ~」
ゲスト:伊藤亜紗さん(美学者/東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授)
◎2022年1月13日(木)16:20~17:50 「特別だけど、特別じゃない、デザイン」
ゲスト:髙田唯さん(グラフィックデザイナー)
★申込み:https://www.kyoto-seika.ac.jp/news/2021/1112_1.html
登壇者プロフィール
■李琴峰(り・ことみ)さん
日中二言語作家、翻訳者。1989年生まれ。台湾出身。2013年来日、のち早稲田大学大学院修士課程修了。2017年、初めて第二言語である日本語で書いた小説『独り舞』にて、第60回群像新人文学賞優秀作を受賞し、作家デビュー。
2021年3月『ポラリスが降り注ぐ夜』で「第71回芸術選奨」文部科学大臣新人賞、同年7月『彼岸花が咲く島』で第165回芥川龍之介賞を受賞。他の著書に『星月夜(ほしつきよる)』がある。
■伊藤亜紗(いとう・あさ)さん
美学者。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授、科学技術創成研究院未来の人類研究センター長。MIT客員研究員(2019)。専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。
主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)。WIRED Audi INNOVATION AWARD 2017に第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、2020年に第42回サントリー学芸賞を受賞。
■髙田唯(たかだ・ゆい)さん
グラフィックデザイナー。1980年生まれ。東京都出身。桑沢デザイン研究所卒業。グラフィックデザイン部門「Allright Graphics」、活版印刷部門「Allright Printing」、音楽レーベル「Allright Music」からなる株式会社Allright取締役。
2011年JAGDA新人賞、2019年東京ADC賞、2020年TDC賞を受賞。AGI会員。東京造形大学准教授。
京都精華大学アセンブリーアワー講演会
アセンブリーアワー講演会は、京都精華大学の開学した1968年から行われている公開トークイベントで、これまで50年間続けてきました。分野を問わず、時代に残る活動や世界に感動を与える表現をしている人をゲストに迎えています。
★過去の登壇者:https://www.kyoto-seika.ac.jp/lecture/assembly/past.html
【関連】
▼京都精華大学アセンブリーアワー講演会に、芥川賞作家の李 琴峰氏や 美学者の伊藤 亜紗氏、グラフィックデザイナーの髙田唯氏が登壇 | 京都精華大学
◆『彷徨う者たち』刊行記念!中山七里さん講演会を開催 | 本のページ
◆『【推しの子】』原作者・赤坂アカさんトークイベントを開催 | 本のページ
◆芥川賞作家・小山田浩子さん〈広島カープ三部作〉を含む『小島』が文庫化 | 本のページ
◆東京都立中央図書館で猪谷千香さん公開講座「図書館の旅 過去・現在・未来への探求」を開催 | 本のページ