『小説新潮』11月号で西加奈子さん×小泉今日子さんが『夜が明ける』刊行を記念し対談 養老孟司さんと朝井まかてさんは愛猫について語り合う
新潮社が発行する『小説新潮』2021年11月号(10月22日発売)では、西加奈子さんの最新長編『夜が明ける』の刊行を記念して、俳優の小泉今日子さんと西さんの対談を10ページにわたって掲載。また、解剖学者・養老孟司さんと直木賞作家・朝井まかてさんの猫についての対談も収録しています。
小泉今日子さんも大絶賛! 西加奈子さんが新作『夜が明ける』に込めた思いを、小泉今日子さんが受け止めるーー
『サラバ!』(直木賞受賞作)から七年、『i』(本屋大賞七位)から五年。西加奈子さんの最新長編『夜が明ける』が10月20日に刊行されました。これを記念して、今号では俳優の小泉今日子さんと西加奈子さんの対談を10ページにわたって掲載します。
直木賞作家・西加奈子さんが「すごくかっこいい女性」と憧れてやまない小泉今日子さん。新作『夜が明ける』のゲラと対談のオファーを送ったところ、小説を読んだ小泉さんも快諾。対談が実現しました。
テレビ業界で働くAD職の青年とその周囲の人々の生活を通して描き出される現代日本に存在する若者の貧困、虐待、過重労働を描いた本作。西さんはなぜこの小説を小泉さんに読んでほしかったのか、作品に込めた思いともに熱く語ります。
小泉さんは芸能界やテレビ業界の現場で長年生きてこられた実感も込めて、「セクハラとかパワハラとか、描写がリアルだからこそ読んでいて辛い」「他人事じゃない」など、本作の感想を語っています。
★『夜が明ける』特設サイト:https://www.shinchosha.co.jp/special/yogaakeru/
NHKの番組などでも人気、養老孟司さんと朝井まかてさんが愛猫について語り合う!
今号では、解剖学者・養老孟司さんと直木賞作家・朝井まかてさんの猫についての対談も掲載されています。
昨年末に3日ちがいで飼い猫を見送った養老孟司さんと朝井まかてさん。“まる”と“マイケル”それぞれとの思い出から、無理に喪失感を埋めようとしない今のお気持ちまで、しみじみと語っています。
仕事中にパソコンのキーボードに乗ってくるなど、猫を飼っていれば誰もが経験するであろう「あるある」話が出たと思えば、解剖学者ならではの猫を含む動物の行動の考察にまで話題は広がり、ほほえみと発見に充ちた対談になっています。
<対談者プロフィール>
◎養老孟司(ようろう・たけし)さん
1937年生まれ。鎌倉出身。解剖学者。まるとの最後の時間について伝える、「壁」シリーズの最新刊、新潮新書は12月に発売予定。
◎朝井まかて(あさい・まかて)さん
1959年生まれ。大阪府出身。作家。2021年『類』で「第71回芸術選奨」文部科学大臣賞と第34回柴田錬三郎賞を受賞。
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▼『夜が明ける』西加奈子著 特設サイト | 新潮社
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