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犯人が「  」を消す? 電子書籍化・映像化、絶対不可能なメタ学園ミステリー!五条紀夫さん『イデアの再臨』が刊行

2023年に「第9回新潮ミステリー大賞」最終候補作となった、“全員もう死んでる系ミステリー”『クローズドサスペンスヘブン』でデビューした五条紀夫さんのメタ学園ミステリー『イデアの再臨』が新潮文庫nexより刊行されました。

 

犯人が「  」を消す? 読めば納得、電子書籍化・映像化、絶対不可能なメタ学園ミステリー

 
【あらすじ】

犯人は「  」を消す!? 〈読めばわかる!〉電子書籍化・映像化、絶対不可能!? 『クローズドサスペンスヘブン』の奇才による“メタ”学園ミステリー!

朝起きたら、壁に四角い穴が空いていた。あるべきものがない? これって――世界から■が消えている!? 誰も異変に気がつかない。混乱する僕に突然、金髪の同級生が告げる。「ここは小説の中の世界。俺たちは登場人物だ」次々と消されていく言葉、混沌を極める世界で、僕たちは犯人の正体を突き止められるのか!? 紙の本ならではのギミックが炸裂する究極のメタ学園ミステリー、爆誕。

 
2023年のスマッシュヒットとなった『クローズドサスペンスヘブン』で多くのファンを獲得した五条紀夫さんの最新作『イデアの再臨』が発売されました。発売前に本書を読んだ書店員さんからは熱い感想が次々と寄せられています。

「かつてこれほどまでにツッコミ力を試される小説があっただろうか。というか小説なのかこれ?」(H&B沖縄店 中目さん)

「『残像に口紅を』を連想しますが、まさかのコメディ。びっくりでした。これを本好きたちに読ませてみたい!どんな感想が出てくるかワクワクしてしまいます!」(丸善ヒルズウォーク徳重店 熊谷さん)

「斬新! サクッと読めて、幅広い年代で楽しめる作品。仕掛けを楽しみながら、普段なにげなく使っている言葉の重要性も感じました。面白かったです」(有隣堂武蔵小杉店 床島さん)

「全く新しい小説! 発想力の神! なんなんだこれは(笑)初体験の技法と表現。一体何がどういうことなのか…気付けば物語の中に首を突っ込んで覗き込む感覚に。これぞ究極の”メタ認知能力向上小説”です」(丸善高島屋堺店 辻林さん)

「オキテ破りの連続に何度も『アリかよ…』と呟いた。はたして自分は読者なのか、メタ視点を持ったキャラクターなのか…。虚構と現実のはざまを味わえる、超イデア的ミステリー!!」(BOOKCOMPASSニュウマン新宿店 成生さん)

「第四の壁もお構いなし!? ミステリーのはずなのに笑ってしまう、紙の本でしか味わえない神本でした」(うさぎやTSUTAYA宇都宮東簗瀬店 猪俣さん)

「あっと驚く結末を見届けてください。学園ミステリー、挑戦をうけてください。私は完敗でした」(ジュンク堂書店滋賀草津店 山中さん)

「一章で笑いながら読んでいたら最後の一文に戦慄! いや…すごい。どこまでも計算し尽された未だかつてないミステリー。それでいてミステリーの初心者から上級者まで楽しめる。極上の一冊でした」(有隣堂藤沢本町トレアージュ白旗店 小出さん)

 

著者プロフィール

五条紀夫(ごじょう・のりお)さんは、小説家。2022(今和4)年『クローズドサスペンスヘブン』で新潮ミステリー大賞最終候補。

 

イデアの再臨 (新潮文庫nex)
五条 紀夫 (著)

<五条紀夫さん デビュー作>

クローズドサスペンスヘブン (新潮文庫nex)
五条 紀夫 (著)

湊かなえ、道尾秀介、お墨付き!! ――天国は殺人現場でした。
新潮ミステリー大賞最終候補、面白すぎて異例のいきなり文庫化!

俺は、間違いなく殺された――。なのに、ここはどこだ? 気がついたら目の前にはリゾートビーチと西洋館。姿の見えない配達人から毎朝届く不思議な新聞によると、ここは天国屋敷で、現世で惨殺された6人が記憶をなくした状態で天国に返り咲いたらしい。俺は、誰だ? なぜ、誰に殺された? 館ものクローズドサークルに新風を吹き込む、“全員もう死んでる”系ミステリー、爆誕。

全員既に死んでいる「あきらめ」が通奏低音という、新しい読み心地がもたらす独特な哀しみとおかしみ。この上なく美しいラストシーンが秀逸。――道尾秀介
夢中になって読みました。全体を通じて破綻した箇所が見当たらない、完成度の高い作品だと思いました。――湊かなえ

 
【関連】
試し読み | 五条紀夫 『イデアの再臨』 | 新潮社

 


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