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李琴峰さん特別講座「『彼岸花が咲く島』創作の源」開講! 聞き手は声優・榎本温子さん

第165回芥川賞受賞者・李琴峰さん  撮影:稲垣純也

第165回芥川賞受賞者・李琴峰さん 撮影:稲垣純也

NHK文化センターは、芥川賞作家・李琴峰さんの特別講座「『彼岸花が咲く島』創作の源」を11月13日(土)に開講します。青山教室での受講と同時配信によるオンライン受講ができます。

今年7月に『彼岸花が咲く島』で第165回芥川龍之介賞を受賞した新進気鋭の作家・李琴峰さんに、実力派アニメ声優・榎本温子さんが創作の「舞台裏」をうかがう特別講座です。

 

一貫して「生きづらさ」を抱える人々を描く李琴峰さんの芥川賞受賞作『彼岸花が咲く島』について

李琴峰さん著『彼岸花が咲く島』

李琴峰さん著『彼岸花が咲く島』

女性による統治が行われている架空の島が舞台。その海岸に一人の少女が流れ着く。
この島では、「ニホン語」と、女性だけが伝授される「女語(じょご)」、2つの言語が用いられている。
記憶を失くしていた少女は、島で暮らし始め、やがて隠された歴史へと導かれていく――。
島に住む少女と島の外からやってきた少女の交流を軸に、ジェンダーや言語について問いかける・・・。

 
芥川賞選考会では、「大胆な思考実験」「自己表出の新機軸を打ち出した」「新人作家の内に秘めたポテンシャルに賭ける」と評された意欲作です。

 
李琴峰さんは2017年の文壇デビューから、国籍、人種、性別などによるマイノリティーの生き方に向き合い作品を発表してきました。「〇〇すべき」という“息苦しさ”が存在する現実社会に、作品を通じて問題意識を提示。母語でない「日本語」という言語で挑戦し続けています。

 

異色の文学対談! 聞き手は庵野秀明監督アニメでも活躍、声優・榎本温子さん

台湾生まれ、2013年に来日し、、早稲田大学大学院で学んでからわずか8年で日本最高峰の文学賞「芥川賞」を受賞した李琴峰さん。実は日本語に触れたきっかけは幼い頃に親しんだポケモンなど日本の「アニメ」だったとか。さらに中国の古典から日本の純文学まで、李さんの作品を深めている様々な「創作の源」についても伺います。

聞き手は、庵野秀明監督作アニメ『彼氏彼女の事情』で主人公を演じ、業界をけん引する声優・榎本温子さん。ものづくりの苦しみ、そして喜び、作品が生まれるまでの創作秘話に迫ります。

 
<登壇者プロフィール>

■講師:李琴峰(り・ことみ)さん(作家・翻訳家)

1989年生まれ。台湾出身。2013年来日。早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了。
2017年『独り舞』(原題「独舞」)で群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。
2019年『五つ数えれば三日月が』が芥川賞、野間文芸新人賞の候補に。
2021年3月『ポラリスが降り注ぐ夜』で「芸術選奨」文部科学大臣新人賞を受賞
同年7月『彼岸花が咲く島』で芥川龍之介賞を受賞

 
■聞き手:榎本温子(えのもと・あつこ)さん(声優・ナレーター)

1998年2月、高校3年生で文化放送デビュー。
同10月、庵野秀明監督作品『彼氏彼女の事情』で主役宮沢雪野役でアニメデビュー。『ふたりはプリキュアSplash☆Star』『ヒカルの碁』『キャプテン翼』、「LINE」シリーズ(サリー役)など声優として数々の作品に携わる。NHKほか各局の番組ナレーターやパーソナリティーとしても出演、活動の幅を広げている。

 

講座「芥川賞受賞作『彼岸花が咲く島』創作の源」 概要

■講師:作家・翻訳家 李琴峰さん
■聞き手:声優・ナレーター 榎本温子さん

■受講形態:教室&オンライン

■開催日時:11月13日(土)17:00~18:30

■受講料金
◎教室受講:NHK文化センター会員税込3,432円・一般(入会不要)税込4,125円
◎オンライン受講:NHK文化センター会員・一般とも税込2,750円
※別途2,200円で著者サイン本付きコースもあります

■主催:NHK文化センター青山教室

★教室での受講申込みはこちらから:https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1239607.html
★オンライン聴講申込みはこちらから:https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1239606.html

 

彼岸花が咲く島
李 琴峰 (著)

彼岸花が咲き乱れる島に暮らす少女・游娜(ヨナ)はある日、砂浜に一人の少女が倒れているのを発見した。記憶を失っていた少女は、游娜によって宇実(ウミ)と名付けられる。
慣れない島の言葉〈ニホン語〉に戸惑う宇実。しかしほどなくして、歴史の伝承のために女性だけが話す言葉〈女語(じょご)〉が、自分の母語〈ひのもとことば〉にかなり近いことに気がつく。
やがて宇実は、游娜と二人で、島の指導者で歴史の担い手でもある〈ノロ〉を目指すことになる。一方、游娜の友人の拓慈(タツ)は、男性でありながら密かに〈女語〉を習得しており、〈ノロ〉になれる日を夢見ているのだった。
そして宇実は、この島の深い歴史に導かれていく――。

 
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