本のページ

SINCE 1991

「自分らしい生き方っていったい何?」ジェラシーくるみさん『私たちのままならない幸せ』が刊行

人気コラムニスト・ジェラシーくるみさんが「自分らしい生き方」を探して迷子になっている人にヒントをくれる『私たちのままならない幸せ』が主婦の友社より刊行されました。

 

知りたかったのは有名人じゃない普通の人の生きざまだった

「普通」や「当たり前」というものが崩れ去った今、どうすれば「幸せ」なのか、自分らしく生きられるのかということがとても分かりにくい時代になってしまいました。

 
ジェラシーくるみさんの新刊『私たちのままならない幸せ』では、さまざまな生き方をしてこられた女性たちにこれまでの人生をインタビュー。難しい時代に何を迷って、どう決めて、失敗して、また挑戦していったのかを根掘り葉掘り聞くことで、「自分らしさ」や「幸せ」がわからないという悩みに応えてくれる一冊です。

 
自分の生き方の参考になるのは、ちまたにあふれている芸能人、スポーツ選手、ビジネスマンの成功談ではない。とはいえ、身近な人の話を聞くことにも限度があり、なかなか自分のお手本になるような生き方と出会う機会は少ないし、プライベートをあれこれ聞くことは難しくなってしまった・・・。

 
本書では、人気コラムニストのジェラシーくるみさんが、30代~50代の一般女性8人にロングインタビューし、今までの選択の過程、人生の分岐点、重い決断の裏側、しのいできた苦境や葛藤をしっかり聞いてまとめています。

 

30代~50代の「迷いながらも心地よい身の置き場所を探した人たちのこれまで」が心を打つ

登場するのは20代で結婚、出産、別居、離婚、再婚、海外移住した人。20代でキャリアをあきらめて夫の海外赴任についていき、40代後半で自分の夢を実現している人。30代半ばで不妊治療をあきらめ、いまは子どものいない人たちの活動を手伝っている人。20代で日本各地を転々としながらシェアハウスに住み、ライターの仕事をしていた人。日本での痴漢や暴力にあい、自身の成長も考えてオランダに住んでいる人。

 
一見普通ではないような経歴の人もいるけれど、決まりきった枠の中でどう生きようかともがき、その都度都度悩みながら、自分の人生を決めてきて今に至っている人ばかり。

彼女たちの言葉には経験に裏打ちされた強さやしなやかさがあります。

 

インタビューにはジェラシーくるみさんならではの「鋭くて温かい」考察つき

ジェラシーくるみさんは、シャープな語り口でありながら、本質を突いた思いやりのある名回答が、「自分に対して真剣に言われている気がした」「勇気づけられる」「背中を押された」「新しいことをやってみる気になった」と大人気のコラムニスト。

 
今回もそれぞれの方の人生を聞いたうえでの「Jealousy Kurumi’s Voice」という考察ページがついています。
さまざまな体験に耳を傾け、考察を読み進める中で、きっと読んだ人の心に「新たな生きるための気づき」が生まれることでしょう。

【本文より(一部抜粋)】

《常々思うことがある。
人のせいにしない、と腹をくくった人の前にしか現れない橋がある。人のせいであっても、だ。誰かのせいにして「どうして私が」と自分を哀れむのは簡単だ。
逆にすべてを自分のせいにして自責と自己嫌悪の沼に心を浸すのも、時間をやり過ごす一手ではある。でもそれは、事態に何も作用しない。
自分が引き受けてきた苦労や奪われたものを認めたうえで、ぼやけた道の不安に立ち向かうべく拳を固め、立ち上がったその瞬間に見える景色があるはずだ。》

 

第2章には人気の恋愛・結婚・生き方エッセイをお届け

第2章はこれまでの著書『恋愛の方程式って東大入試よりムズイ』『そろそろいい歳というけれど』でも人気を集めてきた恋愛、結婚を中心にしたエッセイとなっています。

 
SNSで著者へお悩み相談として寄せられることの多いテーマが取り上げられており、インタビュー編とはまた違った軽妙洒脱な答えをぜひ味わってください。

 

本書の構成

第一章 「普通」の人の普通じゃ聞けない話
ライフイベントがすし詰めの激動の20代
流れに身を任せる妙味と逆算のバカバカしさ
令和の猛烈ワーママの裏の顔
途上国での子育てと人生後半で出会った天職
幸せと呼ばれるものに私は向いていない
不妊治療の末につかんだ「私の核」の肌触り
居場所と逃げ場所のつくり方
おひとりさまのゆるい連帯

第二章 人生だいたい帳尻合わせ
令和の女は一周回ってビジュ重視?
「好き」の気持ち、どこかに置いてきた問題
そうよ私は合コン婚、隣の彼女はアプリ婚
【悪用厳禁】結婚について彼の本音を探る裏ワザ
心の風邪にも万能薬なし
「私は不幸」という名の泥だんご
入籍前の独立宣言
夫婦のキャリアは早い者勝ち?
どの婚活記事にも書いていない真実
「こっちの水は甘いぞ」

 

著者プロフィール

ジェラシーくるみさんは、しがない会社員コラムニスト。女性向けのWebメディアGISELe WEB、yoiで好評連載中。

著書に『恋愛の方程式って東大入試よりムズい』『そろそろいい歳というけれど』(ともに主婦の友社)がある。X(旧Twitter)フォロワーは6.4万人。

★X(Twitter):https://twitter.com/graduate_RPG48
★Instagram:https://www.instagram.com/jealousy_krm
★note:https://note.com/jelousy_krm/

 

私たちのままならない幸せ
ジェラシーくるみ (著)

自分らしい生き方。

この言葉に遭遇するたび、私は心の井戸に腕を突っ込んでドブをさらうように「私らしさ」とやらを探してみるが、どうも見つからない――。

ライフコースの“当たり前”が崩れた潮目の時代。
今を生きる「普通」の人の、普通じゃ聞けない話に迫ったインタビューエッセイ。

8人の女性の人生の分岐点、決断の裏側、しのいできた苦境や葛藤の先につかんだ心地よい身の置きどころと、生きるよすが。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です