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【第11回親鸞賞】朝井まかてさん『グッドバイ』が受賞

第11回親鸞賞が決定!

第11回親鸞賞が決定!

本願寺文化興隆財団は、日本人の精神文化に深く根差した優れた文学作品に贈られる「第11回親鸞賞」の受賞作を発表しました。

 

第11回親鸞賞が決定!

第11回親鸞賞の選考会が10月6日に京都市内で開催され、次の通り受賞作が決定しました。

 
<第16回蓮如賞 受賞作品>

朝井まかて(あさい・まかて)さん
『グッドバイ』(朝日新聞出版)

 
受賞者の朝井まかてさんは、1959年生まれ。大阪府出身。甲南女子大学文学部卒業。2014年『恋歌』で直木賞、同年『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞、2016年『眩』で中山義秀文学賞、2017年『福袋』で舟橋聖一文学賞、2018年『雲上雲下』で中央公論文芸賞、同年『悪玉伝』で司馬遼太郎賞を受賞。

受賞者の朝井さんには、記念品と賞状、賞金100万円が贈呈されます。

 

親鸞賞について

親鸞賞は、親鸞聖人の遺徳をしのび顕彰し、これからの日本の文化と文学の振興に寄与するために、2000年に一般財団法人本願寺文化興隆財団が創設した文学賞です。

特に佛教に限らず、日本人の精神文化(宗教、思想、倫理等)に根ざしたフィクション文学(詩歌、句、戯曲、小説)の最も優れた作品に授与されます。受賞者には、正賞(記念品)と賞状ならびに賞金100万円を贈呈。

選考委員は、加賀乙彦さん(作家)、中西進さん(文学者)、沼野充義さん(文学者)。

 

「第11回親鸞賞」授賞式および記念シンポジウムについて

第11回親鸞賞の授賞式および記念シンポジウムが、12月3日に開催されます。参加無料。ただし、参加希望者は事前予約のこと。

授賞式後のシンポジウムでは、受賞者の朝井まかてさんもパネラーとして参加されます。

 
【授賞式・記念シンポジウム 概要】

■日時:12月3日(木)15:00~17:30

■場所:東山浄苑東本願寺 嘉枝堂本堂(京都市山科区上花山旭山町8-1)

■内容
◎第1部:第11回親鸞賞授賞式
◎第2部:記念シンポジウム「フィクション文学賞「親鸞賞」創設20周年記念事業」親鸞賞の輝ける軌跡―日本文化への貢献―
 ・記念講演:一般財団法人本願寺文化興隆財団・大谷暢順理事長
 ・シンポジウム <パネラー>加賀乙彦さん、中西進さん、沼野充義さん、朝井まかてさん

■主催:一般財団法人本願寺文化興隆財団
■後援:(第2部より)文化庁、京都市、京都府、京都商工会議

※詳細は、https://www.honganjifoundation.org/culture/shinran/ をご覧ください。

 

グッドバイ
朝井まかて (著)

菜種油を扱う長崎の大店・大浦屋を継いだ希以(けい)26歳。
幕末の黒船騒ぎで世情騒がしい折、じり貧になる前に新たな商売を考える希以に、古いしきたりを重んじる番頭の弥右衛門はいい顔をしない。

やがて店は火事で焼け落ち、父は出奔、迎えた婿も気に入らず、いつしか独りで大浦屋を支えることを誓う。
幼い頃に亡くなった祖父から聞いた言葉、「海はこの世界のどこにでもつながっとるばい。昔は自在に交易できたばい。才覚さえあれば、異人とでも好いたように渡りあえた」が幾たびもも胸に甦る。

たまたま通詞・品川藤十郎と阿蘭陀人の船乗り・テキストルと知り合い、茶葉が英吉利では不足しているという話を聞き、ここぞと日本の茶葉を売り込む。
待ちに待って3年後、英吉利商人のオルトが現れ、遂にお希以は旧弊なしがらみを打破し、世界を相手にするのだ――。

成功と落胆を繰り返しつつ、希以――大浦慶が経たいくつもの出会いと別れ。彼女が目指したもの、手に入れたもの、失ったものとはいったい何だったのか。円熟の名手が描く傑作評伝。

 
【関連】
親鸞賞|文学賞(蓮如賞、親鸞賞事業)|一般財団法人 本願寺文化興隆財団

 


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