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故・伊集院静さん〈2000万人が泣いた伝説のエッセイ〉『それでも前へ進む』が文庫化 作家たちからの追悼文も特別収録

講談社は2023年に逝去した伊集院静さんのエッセイ『それでも前へ進む』を文庫化し、講談社文庫より刊行しました。角田光代さん、池井戸潤さん、中島京子さん、朝井まかてさん、塩田武士さん、加藤シゲアキさんの追悼エッセイも収録。

 

追悼・伊集院静さん――230万部「大人の流儀」シリーズに連なる2000万人が泣いた伝説のエッセイが文庫化

本書は、JR東日本の社内誌「トランヴェール」の歴代人気No.1連載「車窓に揺れる記憶」に加え、3.11後のこの国の風景を語った特別エッセイ集です。めぐる季節とともに思い返す、家族、友、仕事、人生――。誰よりも多くの出会いと別れを経験した著者だから語れる、優しさに満ちた魂のメッセージを収録。

 
小説現代」2024年1・2月号に掲載された、角田光代さん、池井戸潤さん、中島京子さん、朝井まかてさん、塩田武士さん、加藤シゲアキさんの追悼エッセイも掲載。

手書きメッセージ

手書きメッセージ

 

本書の目次

【第一部】車窓にうつる記憶
「春になればね……」
クマの昼寝
雨の紫陽花
光に抱かれて
花火に祈る
夜半の花
秋の小包
秋の海辺
冬の駅舎
元旦の朝の空
暖炉の火
また春が来る
ゆったりした時間
きらめく棚田
骨太の指
或る夏の朝
夏のよろこび
差しのべる手
帰省
黄金色の時間
ストーブ列車
寒牡丹
父の帰省
先生と電車で

【第二部】それでも前へ進む
2011年3月11日後の風景
人生は哀しみに満ちている
孤独だけが自分が何者であるかを教える
ここまでやってきた、これからもできる

【第三部】追悼エッセイ「伊集院静の眼差し」
角田光代
池井戸潤
中島京子
朝井まかて
塩田武士
加藤シゲアキ

 

著者プロフィール

伊集院静(いじゅういん・しずか)さんは、1950年生まれ、山口県防府市出身。1972年立教大学文学部卒業。1981年「皐月」で作家デビュー。

1991年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、1992年『受け月』で第107回直木賞、1994年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞。2014年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で第18回司馬遼太郎賞を受賞。作詞家として「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」「春の旅人」などを手掛けている。2016年に紫綬褒章を受章。2023年逝去。

 

それでも前へ進む (講談社文庫)
伊集院 静 (著)

230万部突破の国民的ベストセラー「大人の流儀」リーズに連なる、小説家・伊集院静の魅力満載。悩み、迷い、立ち尽くす――それでも前へ進むための、すべての大人たちへの魂のメッセージ!

 


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