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『ルポ 歌舞伎町の路上売春』刊行記念!毎日新聞記者・春増翔太さん×作家・鈴木涼美さんオンラインイベントを開催

毎日新聞社は、毎日新聞記者・春増翔太さん著『ルポ 歌舞伎町の路上売春――それでも「立ちんぼ」を続ける彼女たち』(筑摩書房)の刊行を記念して、1月30日(火)午後7時からオンラインイベント「ルポ『歌舞伎町の路上売春』―すべてがリセットされる街のいま―」を開催します。

日本最大の歓楽街、新宿・歌舞伎町。この街で若い女性の路上売春が急増している現状について、当事者の声を聞き続ける春増翔太さんが作家・鈴木涼美さんと語ります。

 

オンラインイベント「ルポ『歌舞伎町の路上売春』―すべてがリセットされる街のいま―」開催概要

「トー横キッズ」「立ちんぼ」「大久保組」「ホストの沼」……。新宿・歌舞伎町で2023年、路上売春をする若い女性が急増しました。それはどうしてなのか。そこを「居場所」にする彼女たちのリアルは、その先は――。

貢がせようとするホスト、「彼女」らを支援し続けるNPO、路上売春を取り締まる警察の葛藤やジレンマまで、観察者に徹して話を聞き続ける毎日新聞の春増翔太記者が「ルポ 歌舞伎町の路上売春――それでも『立ちんぼ』を続ける彼女たち」を出版しました。

 
夜の職場で生きる女性を生々しく描いた小説『トラディション』を出版したばかりの作家・鈴木涼美さんと2人で、日本最大の歓楽街・歌舞伎町のいまを語ります。

 
<イベント概要>

■日時:2024年1月30日(火)19:00~20:30(18:45入場開始)
※チケット購入の方には別途、イベント後にアーカイブを1カ月ほど視聴できる案内を行います。

■会場:Zoomウェビナー

■定員:なし

■参加費(税込み)
◎イベント視聴チケット:1,650円
◎【学割】視聴チケット:1,100円(年齢を問わず、小中高大専門学校に通っている方が対象です)
◎書籍『ルポ歌舞伎町の路上売春』(著:春増翔太さん)付き視聴チケット:3,010円(送料込み)
◎書籍・サイン入り『トラディション』(著:鈴木涼美さん)付き視聴チケット:3,670円(送料込み)
◎【学割】書籍 『ルポ歌舞伎町の路上売春』(著:春増翔太さん)付き視聴チケット:2,460円(送料込み)
◎【学割】書籍・サイン入り『トラディション』(著:鈴木涼美さん)付き視聴チケット:3,120円(送料込み)
※鈴木さんのサイン入り書籍は限定10冊です。
※書籍はいずれもイベント終了後の発送となります。チケット購入時、アンケートに必ず送り先住所をご記入ください。

■締切:2024年1月30日(火)19時00分

■主催:毎日新聞社

■当日の主な内容
◎歌舞伎町――すべてがリセットされる街の魅力とリスク
◎「買い」は罪に問われない現状
◎悪質ホストクラブ――ツケ払いと立ちんぼへのそそのかし
◎Q&A

★詳細&申込み:https://mainichi-event20240130.peatix.com/

 

登壇者プロフィール

 
■春増翔太(はるまし・しょうた)さん

毎日新聞社会部記者。1984年生まれ、神奈川県出身。植物学を専攻していた大学院を中退し、2009年に毎日新聞入社。甲府支局、盛岡支局、社会部、神戸支局を経て、21年から再び社会部に所属。各地で警察を担当し、事件・事故取材に携わった。岩手や神戸では東日本大震災と阪神大震災後の被災地を、社会部では東京パラリンピックのほか、コロナ禍で陰謀論に陥った人やその家族、闇バイトに手を染めて捕まった若者を追った。

 
■鈴木涼美(すずき・すずみ)さん

作家/コラムニスト。1983年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学卒業、東京大学大学院社会情報学修士課程修了。AV女優、日本経済新聞社記者などを経て現職。

小説『ギフテッド』『グレイスレス』で芥川賞候補。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』『愛と子宮に花束を 夜のオネエサンの母娘論』『おじさんメモリアル』『ニッポンのおじさん』『往復書簡 限界から始まる』『娼婦の本棚』『8cmヒールのニュースショー』『「AV女優」の社会学 増補新版』『浮き身』、『トラディション』(共著)などがある。

 

ルポ 歌舞伎町の路上売春 ――それでも「立ちんぼ」を続ける彼女たち (ちくま新書)
春増 翔太 (著)

巨大歓楽街に起きた、ある異変
買春客を待つ若い女性が急増したのはなぜか?
リスクを抱えてまで、なぜ「売る」のか?
毎日新聞社会部記者が迫る!

2022年の晩秋、歌舞伎町の一角で「立ちんぼ」をする若い女性が急増した。「たちんぼ」とは路上売春のことだ。風俗店で働くのとは違い、買春客に金を奪われたり、ラブホテルの密室で暴力を振るわれたりといったリスクがあるにもかかわらず、彼女たちはなぜ路上で「売る」のか。毎日新聞社会部記者が、60人以上の女性たちのほか、自分たちに貢がせようとするホストたち、彼女らを支援し続けるNPO、路上売春を取り締まる警察など、100日以上にわたって多角的に取材、その「リアル」に迫ったルポ。

トラディション
鈴木 涼美 (著)

かつて街から出て別の場所で働き、五年前から兄を頼って再び街の片隅で金勘定をしている私から見ると、街の外の変化に比べれば、この街の変化など微々たるものに過ぎない。もうずいぶん前に、夜と心中するような女はいなくなったし、今では男と心中するような女も少なくなった。表面だけ明るく、少し退屈になった街で、みんながごく個人的に病んでいく。

群像8月号掲載の中編を単行本化。

ホストクラブの受付で働く「私」、ホストにハマる幼なじみ。夜の世界を「生き場所」とする彼女らの蠱惑と渇望を描く傑作小説。

 
【関連】
ルポ「歌舞伎町の路上売春」ーすべてがリセットされる街のいまー | Peatix

 


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