気になる本、おススメの本を紹介

B O O K P O O H

こどものための道徳『キミたちはどう生きるか?』『キミたちはどう学ぶか?』齋藤孝さん初の道徳の教科書

こどものための道徳『キミたちはどう生きるか?』『キミたちはどう学ぶか?』齋藤孝さん初の道徳の教科書

こどものための道徳『キミたちはどう生きるか?』『キミたちはどう学ぶか?』齋藤孝さん初の道徳の教科書

ビジネス社より、齋藤孝さん著『キミたちはどう生きるか? こどものための道徳 生き方編』と『キミたちはどう学ぶか? こどものための道徳 学び方編』が刊行されました。

 

発売前から大増刷(2万部)決定!齋藤孝さん初の道徳の教科書

本書は、『こども孫子の兵法』『こども君主論』シリーズで20万部以上のヒットを出し、さらに、2017年10月21日、2018年1月27日放送の『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)における、大ベストセラー『君たちはどう生きるか』の解説も話題となった齋藤さんが、満を持して世に送り出した初の道徳本です。

 
2018年4月から小学校、2019年4月から中学校で正式な教科となった「道徳」の授業が始まります。文科省によると、これまでの道徳ではイジメなどの現実問題に対応できていなかったため、「考え、議論する」ことを取り入れ、主体的に未来を切り開ける子どもを育てるためとのことです。

そうした目標を踏まえ、本書では教育のプロである齋藤孝さんが4人の登場人物である道徳教室の仲間たちとともに、学校や日常生活で直面する子どもたちのさまざまな悩みについて考えていきます。

「生き方編」「学び方編」の2冊同時刊行で、前者では家族、命の大切さ、おカネの意味、スマホやネットのリテラシー、グローバル化への対応、郷土愛、戦争と平和、生活習慣などを、後者ではイジメやウソ、暴力や集団生活、あいさつ、言葉づかい、恋愛の意義など多様なトピックについて取り上げます。

どのトピックも、ギモン→A・B両論→先生と子どもによる会話型解説+イラスト満載で、読んで楽しく、また、親や先生、友だちと話し考え合えるような構造となっています。

 

【Pic UP!】「生き方篇」

■スマホ「なぜスマホは便利なのに、持ってはいけないの?」
齋藤先生の考えるヒント:スマホは便利だけど危険もいっぱい!自分を守るためにも、ルールを決めて正しく使おう!

 

【Pic UP!】「学び方篇」

■イジメ「自分がイジメられたら、親や先生に伝えるべき?」
齋藤先生の考えるヒント:いじめをなくすには、みんなで「傍観者→当事者」作戦。イジメのポイントは、知っているんだけど、周りでただ見ている人、つまり傍観者の存在。先生など大人に伝えるだけで傍観者は当事者になる。

 

齋藤孝さん プロフィール

著者の齋藤孝(さいとう・たかし)さんは、1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。

東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくる。

『頭のよさはノートで決まる』『すぐ使える! 四字熟語』『西郷どんの言葉』(以上、ビジネス社)、『超訳こども「アドラーの言葉」』(KADOKAWA)、『こども孫子の兵法』『こどもブッダのことば』(以上、日本図書センター)など著書多数。

NHK Eテレ『にほんごであそぼ』総合指導、TBSテレビ『情報7days ニュースキャスター』など、TVコメンテーターとしても活躍中。

 

キミたちはどう生きるか? こどものための道徳 生き方編
家族、命の大切さ、おカネからスマホ、グローバル化、生活習慣、夢にいたるまで日常生活に役立つ「生きるコツ」を大紹介!
ギモン→A・Bふたつの意見→先生と仲間たちの会話式解説+オールカラーイラスト満載で、「生きる」ことの「すばらしさ」がおもしろいほどよくわかる!
毎日がもっと楽しくなるようにみんなで一緒に考えよう!

ギモンの一例
◎おカネってたくさんあったほうがいいの?
A
おカネはあればあるほどいい。おカネがなくても幸せなんて、きれいごとだよ。
B
おカネがゼロでは困るけど、オカネがたいしてなくても、幸せに暮らすことはできるさ。

◎外国の人や文化と、どうつき合えばいい?
A
異文化とのふれあいは、自分の世界を広げてくれるから、できるだけ交流したほうがいい!
B
外国のことなんてどうせわからないんだから、ムリしてつき合うことないよ。

————————————————————————-
『こどものための道徳』は「生き方編」「学び方編」のふたつに分かれています。
この「生き方編」では、日常生活で直面する問題を取り上げました。
そして、いま注目の「アクティブ・ラーニング」という学習法のように、
キミたちが積極的に考えるためのきっかけ「A」「B」を、テーマごとに用意しています。
そこから登場人物と先生が、さまざまなギモンについて議論します。
ぜひ、キミたちも会話に入ってきてください。
そのうえで友だちや先生、ご両親とも話し合ってみてください。
実にさまざまな考え方があることがわかるはずです。
大切なのは、キミたち自身がどう考えるか。
そしてその結果か、キミたちの視野が広がってくれたら、本当にうれしく思います――「はじめに」より
————————————————————————-

 
キミたちはどう学ぶか? こどものための道徳 学び方編
イジメ、友情、勉強からやる気、ルール、自由、恋愛に至るまで、学校生活に役立つ「学ぶコツ」を大紹介!
ギモン→A・Bふたつの意見→先生と仲間たちの会話式解説+オールカラーイラスト満載で、「学ぶ」ことの「楽しさ」がおもしろいほどよくわかる!
学校生活がもっとワクワクするようにみんなで一緒に考えよう!

ギモンの一例
◎やる気が出ないときは、どうしたらいい?
A
がんばっている友だちやすごい人の話を聞いて、外から自分に刺激を与える!
B
やる気なんて内側から出るもの。テンションが上がるまで気長に待つしかないね。

◎時間をきちんと守らないと、なにがいけないの?
A
30分遅れたら問題だけど、多少の遅刻ぐらいで怒ることないんじゃないの。
B
遅刻はみんなの時間を奪うこと。字間を守れなければ、人から信用なんてされないよ!

————————————————————————-
この「学び方編」では、勉強する意味、友だちとのつき合い方、イジメ問題の本質、そして恋愛の意義にいたるまで、
学校生活で起こるギモンを、ひとつずつ考えてみることにしました。
「イジメに負けない勇気き」「勉強が楽しくなるやる気き」「仲間と助け合うパワー」
これらは、先に挙げた悩みや問題について、なにが本当に正しい道なのかを「考える」ことで身につくものです。
ですから、まずは読ながら、どんなギモンも自分の頭のなかでいったんねり直してみてください。
そうすると、「たしかに、そういう見方もあるかもね」「そうか、それは気づいていなかったな」という発見があるはずです。
そうした〝気づき〟が、自分の考える力を強めていく原動力となります。
そして、その繰り返しが、生きるために必要な「柔軟な頭脳」をつくっていくのです――「はじめに」より
————————————————————————-

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です