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『「足がよくつる」人のお助けBOOK』夜中に足がつって悶絶級の激痛で目が覚める、あの「こむら返り」の痛みを即効でなくす対処法と防ぎ方を伝授!

出沢明さん著『「足がよくつる」人のお助けBOOK』

出沢明さん著『「足がよくつる」人のお助けBOOK』

出沢明さん著『「足がよくつる」人のお助けBOOK』が主婦の友社より刊行されました。

寝ているときに突然起こったりするこむら返り。足がつった痛みで目が覚め、ベッドの上でのたうち回った経験をした人もいるでしょう。そんなときの痛みを抑える方法はもちろん、筋肉がけいれんしない生活習慣や食品などを紹介しています。

 

筋肉が疲労してこむら返りが起こる

中高年を過ぎると、水泳や山登りなどの最中またはそのあとだけでなく、睡眠中にも足がつる症状に悩まされることが増えてきます。

 
そのほとんどは負担がかかりやすく疲労がたまりやすいふくらはぎ(こむら)で起こります。主な原因としては、加齢に伴う筋肉量の減少、新陳代謝の低下、動脈硬化による血行不良など。これに水分不足やミネラル不足、身体の冷えなどの要因が重なると、こむら返りをたびたび引き起こすことにもなるのです。

 
こむら返りは、ふくらはぎの筋肉がけいれんを起こして硬直し、激しい痛みを伴いますが、そのまま痛みが治まるのを待つしかないと諦めている人もいるでしょう。

 
しかし、そんなことはありません。こむら返りの激痛を和らげる方法はあるのです。

 

こむら返りの痛みはすぐになくしたい

こむら返りの痛みを即効で解消するには、つま先を手前に引っぱり、ふくらはぎをゆっくり伸ばすこと。これで筋肉の硬直がほぐれ、痛みが次第に治まります。

 
足のつりの多くは病的なものではありませんが、なかには脊椎などの病気や糖尿病などが原因で起こるケースもあります。したがって、繰り返し起きるようなら病気が隠れている可能性もあるので、医療機関を受診して治療を行いましょう。

 

筋肉のつりを予防する対処法はある

足以外の筋肉がつることもあるので、本書ではすねやお尻、首・肩、胸、背中、腕、手・指の筋肉がつったときの対処法も紹介しています。

 
エクササイズやストレッチなどの対処法だけでなく、マグネシウム不足、脱水、体の冷えなどへの対策をしっかり行うことで、再発を予防したり、つらい症状を緩和したりすることができます。

 
「一過性のものだから我慢すればいい」「年だから仕方がない」と諦めずに、前向きに対策や治療に取り組んでみましょう。

 

こむら返りの激痛をピタリと止める即効術

◆手で引っぱる「ひざ裏伸ばし」のやり方
つま先をつかんで手前に引っぱり、ひざ裏とふくらはぎをゆっくりと伸ばす。

◆タオルで引っぱる「ひざ裏伸ばし」のやり方
つま先にタオルをかけて手前に引っぱり、ひざ裏とふくらはぎをゆっくりと伸ばす。

◆壁に押しつける「ひざ裏伸ばし」のやり方
足の裏を押しつけて、ひざ裏とふくらはぎをゆっくりと伸ばす。

◆寝たまま行う「ふくらはぎ伸ばし」のやり方
ひざを軽く曲げたまま、つま先をゆっくりとひざ頭へ向ける。

◆タオルを使った「ふくらはぎ伸ばし」のやり方
ひざを軽く曲げたまま天井に足を向け、つま先にタオルをかけてゆっくりと手前に引っぱる。かかとを天井に向けて突き出すようにするとよい。

◆壁に押しつける「ふくらはぎ伸ばし」のやり方
ひざを軽く曲げたまま壁に足の裏をつけて、つま先をゆっくりとひざ頭へ向ける。

 

本書の構成

プロローグ 足がつったり、こむら返りになったときの即効解消術

Part1 ふくらはぎが突然つるのはなぜ?

Part2 足がつったら運動療法でよくする

Part3 原因症状別足のつりの防ぎ方

Part4 ふくらはぎ以外の筋肉がつったときの応急処理法

Part5 睡眠中のこむら返りを防ぐ、寝る前のケア

Part6 こむら返りの再発を防ぐ生活習慣

Part7 こむら返りの再発を防ぐ食生活

 

著者プロフィール

著者の出沢明(でざわ・あきら)さんは、出沢明PEDクリニック理事長/帝京大学医学部付属溝口病院客員教授。医学博士。
日本整形外科学会専門医、脊椎脊髄病理医、脊椎内視鏡下手術・技術認定医。

1980年千葉大学医学部卒業、1987年千葉大学医学部博士課程修了。国立横浜東病院整形外科医長、千葉市療育センター通園センター所長、帝京大学医学部付属溝口病院整形外科教授・整形外科科長などを経て、2014年に出沢明PEDセンターを開業。
日本内視鏡外科学会理事、日本関節痛・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)理事・第5回会長、世界内視鏡脊椎外科学会・国際低侵襲脊椎外科学会日本代表など。脊椎・脊髄外科、股関節外来、電気生理学などが専門分野。

腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などの病気に対して、内視鏡を用いた体への負担の少ない手術法(PED、PELなど)を行う第一人者。これらの手術法を知った全国の患者さんからの予約が殺到し、一時期は手術が数年待ちに。困難を抱える患者さんたちを少しでも早く治したいという想いから開業し、さらなる技術の向上と普及に向けて活発な活動を行っている。著書多数。

★出沢明PEDクリニック:https://dezawaakira-ped.jp

 

「足がよくつる」人のお助けBOOK
出沢 明 (著)

睡眠中に痛みで目が覚めるこむら返りの即効解消術とともに、足以外の筋肉でも起こるつりを日常生活の中で予防する方法を披露。

●足がつって痛みで目が覚めるのがこむら返り。そのどうしようもない痛みを即効で解消する方法を紹介する。
●病気が原因で足のつりが起こる場合や足以外の筋肉がつるケースもあるので、病気原因別の対処法、筋肉のつりを予防する動作やミネラル不足を補う食生活など、さまざまな解決法を伝授していく。

 


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