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『「体にいい」食習慣』運動よりも食習慣! 実は、朝食は食べない方が体にいい!

CHIEKOさん著『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』

CHIEKOさん著『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』

登録者13.8万人の人気医師YouTuberのCHIEKOさんによる、エビデンスに基づく食事法を解説する『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』がクロスメディア・パブリッシングより刊行されました。

 

なぜ運動よりも食事が大切なのか?

運動で消費できるカロリーは意外と少なく、5km走ったとしても300kcal程度で、おにぎり2個ぶんほどです。仮に1週間毎日走ったとしても2100kcalで、成人男性の1日ぶんのカロリー消費です。ですが、実際には毎日5kmを走り続けることができる人はほぼいないはずです。

 
このように、運動することによる、体へのインパクトはそれほど大きくありません。

それよりも食事量を減らしたり、見直したりするほうが、よほど効果的で、健康的であることは、科学的に証明されているのです。

 
本書はこれまで言われてきた定説を覆す内容も含まれています。例えば、「脂質を減らす」「朝食をとる」などは、あまり効果的ではないのです。現在は、栄養学や食事法は日々常識が更新されています。本書を読んで、「食習慣の新常識」を知り、効果的に健康を手に入れましょう。

 

本書のダイジェスト

 
第1章-6 糖質を摂り過ぎると、脂肪がたまるワケ

・糖質は吸収速度が速いが、エネルギー源にする以外の用途が乏しい。
・糖質は摂り過ぎた場合にほぼすべてが脂肪細胞で中性脂肪になってしまう。
・糖質を摂るのであれば、なるべくGI値が低いものを選ぶ。
・糖質の大量摂取は様々な生活習慣病の原因になっている可能性が高い。
・白い糖質(白米、精製小麦など)や溶けた糖(ジュースなど)、転化糖(ブドウ糖果糖液糖などと表示されるもの)はとくに吸収が速く、インスリン指数が高いため、注意が必要。
・果糖は血糖値を上げにくいが、脂肪肝を誘発して糖尿病の原因にもなるため注意が必要。

 
第2章-2 太るホルモン、痩せるホルモン

・体のバランスを健康に保つには、自律神経とホルモンの働きを健全に保つことが大切。
・太るホルモンの代表は、インスリン。
・痩せるホルモンの代表は、レプチン、アディポネクチン。
・日本人の約40%がアディポネクチンの分泌が少ない素因を持っている。
・アディポネクチンが低いと、メタボリックシンドロームや動脈硬化による心血管疾患を引き起こしやすい。

 
第3章-2 メンタルをケアする食事

・うつ病は今や約20人に1人がかかる病気。
・メンタルを健康に維持するために重要な栄養素は、カルシウム、必須アミノ酸のトリプトファン、鉄分、葉酸、ビタミンB12、ビタミンDなど。
・カルシウムは神経を正常に保ち、メンタルを安定させるために大変重要なミネラル。
・トリプトファンが多く含まれる食品は、納豆や豆腐などの大豆製品や、牛乳やチーズなどの乳製品のほか、ごま、卵などがあげられる。
・健康的な食生活の人と、不健康な食生活の人では、うつ病の発症率に6?7倍もの差があるというデータも。

 
図も使いながら、わかりやすく解説しています。

 

本書の構成

第1章 健康的な食事は太らない?

第2章 自律神経とホルモンを整える食事

第3章 体調不良のあなたへの食事法

第4章 最高の体調を保つために必要なこと

第5章 心も体もケアする、最高の食習慣

 

著者プロフィール

著者のCHIEKO(ちえこ)さんは、医師・YouTuber「ママ女医ちえこ」。産婦人科専門医。女性ヘルスケア専門医。

3児の母。滋賀医科大学卒業後、京都大学婦人科学産科学教室に入局。その後、総合周産期母子医療センターや関連病院で勤務し、現在は婦人科クリニック院長として診療に従事。出産育児を機に第一線から離れたことによる喪失感から一念発起。2020年YouTuberとして産婦人科医師としての専門性を生かした情報発信を開始する。以降、性教育を含めた医学情報、健康情報を発信中。人生100年時代をよりよく生き抜くための知識を届けることをモットーに、チャンネル登録者数13万人を超えるチャンネルを運営。

著書に『子宮にいいこと大全』(KADOKAWA)がある。

 

医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣
CHIEKO (著)

食習慣で体も心もケアできる!
最高の体調を維持しよう。

近年YouTubeでは、栄養学の専門家や医師による情報発信によって、医学論文に書かれているエビデンスベースの食事に対する関心が注目されている。
読者が求めているのはたんに「痩せる」食事から、「太らず、健康的で、質のいい」食事へと関心が移っている。
一般的には脂肪をとると「太る」と考えられているが、「質」の観点から考えると、事はそう単純ではない。体にとって必要な脂肪(例えばオメガ3脂肪酸など)もあり、脂肪をとらないが故に「不健康」であることも考えられる。
本書では、産婦人科医であり、YouTuberである著者が「体にいい食事」をベースに、生活習慣病、更年期障害、食べ過ぎによって起こる病気などの問題を「食習慣」を通して解決できる方法を提示する。

 


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