『家族が「うつ」になって、不安なときに読む本』あなたの心が軽くなる! “自分も”大切にする寄り添い方と接し方
下園壮太さん・前田理香さん著『家族が「うつ」になって、不安なときに読む本』が日本実業出版社より刊行されました。
家族が「うつ」になったときの不安や悩みを軽くする
性格や遺伝に関係なく、誰でもかかる「うつ」。
多くは「疲労困憊」が原因と言われ、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、回復までには想像以上に長い期間を要します。当事者も見守る家族も、きちんとした知識を持たないと行き詰まってしまいかねません。
本書は、つい見過ごしがちな精神疲労を把握できるライフイベントごとの「ストレス得点表」や、「うつ」の予兆となる“不眠”を自覚するためのチェックポイントなど、長年「うつ」と向き合ってきた著者ならではの対処法を紹介。直近1年間の出来事を振り返りながら、「うつ」の度合いやカラダの状態を予測し、長期戦を戦うコツを伝授します。
「うつ」になった人に寄り添いながら、自分も大切にする方法がわかる一冊です。
我慢せず、自分を責めず、「見守る」という支え方
家族が「うつ」になると、見守る人は不安や悩みをひとりで抱えがち。今の状態をある程度納得し、経過に応じて適切な対処をすることで不安も小さくなります。数多くのカウンセリングを行なってきた著者が「うつ」の正しい知識を伝授します。
「うつ」の回復過程には “波”がありますが、その“波”は「うつ」の本質。冬になれば寒いのと同じです。うつの“波”に翻弄されず、冷静に当事者を「見守る」ためにはどうすればいいのか。専門家を頼ったり、本や支援サイトを活用するコツも紹介します。
本書の構成
著者プロフィール
■下園壮太(しもぞの・そうた)さん
NPO法人メンタルレスキュー協会理事長/元・陸上自衛隊衛生学校心理教官。
1959年生まれ。1982年防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊入隊。陸上自衛隊初の心理幹部として多くのカウンセリングを手がける。大事故や自殺問題への支援で得た経験をもとに独自の理論を展開。陸上自衛隊衛生学校で、衛生科隊員(医師など)に対する教育に携わってきた。2015年に退官。現在は、講演や研修会で独自のカウンセリング技術を普及。
著書は『心を守る ストレスケア』(池田書店)など多数。
■前田理香(まえだ・りか)さん
公認心理師/うつ・クライシス専門カウンセラー/元海上自衛官。
NPO法人メンタルレスキュー協会カウンセラー。事故や事件、自殺などショックな出来事を体験したクライアントや、うつ病を患っているクライアントと向き合い、カウンセリングを行なっており、多数の組織等の復職支援に携わる。2021年4月から、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との契約に基づき、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する日本人宇宙飛行士の健康管理運用業務(精神心理支援)に参加。
家族が「うつ」になって、不安なときに読む本 下園 壮太 (著), 前田 理香 (著) 本書のポイント ■性格や遺伝に関係なく、誰でもかかる「うつ」のことがわかる ■我慢せず、自分を責めず、「見守る」という支え方 ■長期戦を戦うために「うつ」を予測する |
◆『食べてうつぬけ』不調の原因は鉄不足かも!?食事を変えるとココロも変わる! | 本のページ
◆『休職サバイバル術』3人に1人がメンタル不調を抱える今、知っておきたい「休職のリアル」! | 本のページ
◆『精神科医Tomyの気にしない力~たいていの心配は的外れよ~』小さなことでモヤモヤ、びくびくしがちなあなたを救う本 | 本のページ
◆『うつには祖母がよく効きます』うつには祖母が効く? 心がほっこりするイラストエッセイ | 本のページ