『神やせ習慣』実は…ベジ・ファーストよりミートファーストがおすすめ! 思い込みをリセットして運動なしでやられる!
工藤孝文さん著『10万人がやせた 今日からできる 神やせ習慣』が主婦と生活社より刊行されました。
デブは1日にしてならず! 太るには、やせないには、必ず理由がある!
「太る」「やせない」には、必ず理由があります。本人が気づいてないそのワケを10万人の治療をしたダイエット外来の第一人者・工藤孝文さんが指摘し、太る理由と誰にでもできる必ずやせる対策を徹底解説するのが本書です。
<このようなお悩みを抱えている方にむけて…>
◎1日3食、規則正しく食べてるのに、太る一方
◎カロリーも糖質も控えてるけど、なぜかやせないんです
◎1日2食のときも多いのに、やせないっておかしくない?
◎水を飲んでも太るんです。たぶん体質なんですよね?
(1)血糖値を上げないためにベジ・ファーストを実践していますが、全然やせません・・・
◆実はベジ・ファーストより、ミート・ファーストのほうが早く満腹感を得られて糖質中毒も抑えられます!
血糖値の急上昇を防ぐために「野菜から食べるべジ・ファーストを実践しています」という人が結構いますが、べジ・ファーストで健康的にやせるかというと、じつはそうとも限りません。
とくに女性で小食の人、高齢の人は、野菜でお腹いっぱいになってしまい、肉や魚が不足しやすくなってしまいます。筋肉の材料となるたんぱく質が十分にとれないため、体重だけでなく筋肉も減ってしまう場合がよくあるのです。
べジ・ファーストとミート・ファースト、どちらが効果的か、実験してみました。
各15名ずつで2週間試してみたところ、べジ・ファーストを実践したグループは、体重、血糖値とも減少しましたが、たんぱく質も減ってしまいました。
一方、ミート・ファーストのグループは、体重、血糖値ともべジグループより減少したうえ、たんぱく質は増加。ダイエットに成功しながら、健康状態もよくなったのです。
ミート・ファーストは最初にたんぱく源の肉を食べ、次に野菜。最後に炭水化物という順で食べることが大切。肉のあとに野菜を食べることで腸内環境をととのえ、肉の消化、吸収をスムーズにしてくれます。
ミート・ファーストは糖質中毒の人や大食漢の男性にも効果を発揮します。肉を最初に食べると、肉に含まれる脂質によって消化管ホルモンのインクレチンが分泌され、胃のぜんどう運動がストップ。インクレチンは脳の満腹中枢にも働きかけるので「すぐお腹いっぱい」という状態になり、食欲を感じにくくなるのです。肉は食べるときにしっかりかむので、感覚的にも満腹感を感じやすくなります。
野菜をたくさん食べることは一見ヘルシーで健康的に感じますが、かくれ栄養失調に陥る可能性もあります。ビタミンの働きは、たんぱく質がありきであることを忘れずに!
〈ポイント〉
◎「べジ・ファースト」はたんぱく質不足になる場合がある
◎肉→野菜→炭水化物の順に食べる
◎「ミート・ファースト」は早く満腹感が得られる
(2)規則正しく食たほうが太りにくいって本当ですか?
◆この思い込みこそ、無意識系デブの原因。食事は本当にお腹がすくまで食べない。飢餓感を覚えるまで待とう!
朝は7時、昼は12時、夜は7時。こんな風に、自分の生活スタイルに合わせて食事時間をだいたい決めている人は多いでしょう。
「ダイエットは規則正しい食生活が大切」。これは間違っていません。1日3食も基本です。でも、やせるために一番優先すべきことは、規則正しい時間じゃないんです。正解は「お腹のすき具合」。
それも、ちょっとすいたな、ではなく、お腹がすいてたまらない!「飢餓感」を覚えるくらいまで食べるのを待つようにしてみてください。
食べ物にあふれたこの現代で、飢餓感って何!? 飢餓まで我慢したら倒れちゃう!? と思うかもしれないですが、大丈夫。飢餓の手前ですから、倒れません。どうぞ、安心して飢餓感を体験してみてください。
時間で漫然と食べていると胃が大きくなります!これによって改善されることは、次のとおりです。
◎大きくなりすぎた胃を元通りにする。
◎空腹ホルモンのグレリンが十二指腸から分泌されて、エネルギー代謝がよくなる。
じつは、時間で食べ続けると、本当の空腹感ってわからなくなってしまうんです。おなかが「ぐぅ~」と鳴るのは、胃が最後の食べ物を腸に送ったよーという合図なのですが、本当の空腹サインではありません。まだ胃の掃除の最中です。
そこで時間がきたからといって食べてしまうと、胃は掃除をやめて消化・吸収の仕事に移ってしまいます。これをくり返すと胃袋がどんどん大きくなって、満腹感を得にくい体に。「いくらでも詰め込める大きな胃」を自ら作ってしまうというわけです。
惰性の食事が太る原因だなんて、じつにもったいない話ですね。
お腹が鳴って、1時間ほど待つ。すると、本物の空腹、飢餓感がやってきます。このときに食べるように、食事のタイミングを変えてみましょう。
「朝はお腹すいてないけど、お腹がすくまで待ってると遅刻してしまう」など、食事をとりたい時間と合わないこともありますよね。その場合は、夕食に食べすぎているか、食べ終わる時間が遅いことが考えられます。対策としては、食べる時間を早めるか、夕食の量を少し減らしてみるといいでしょう。
ちなみに夕食は、なるべく就寝の3時間前までに済ませるのが理想です。22時以降は、同じものを食べても吸収効率が上がって太りやすいし、未消化の食べ物があると睡眠の質にも影響します。
飢餓寸前まで待って食べたとしても、そこでドカ食いしたら意味がありません。少し食べて空腹感がおさまったら、箸を置く。腹一~二分生活です。
「腹八分じゃないの!?」と思ったあなた。やせている人の食べ方を知りませんね。やせている人は、みんな腹一~二分でやめています。ひもじい思いが消えるまでしか食べないのです。
空腹感がなくなれば食べるのを止める。適切な量でお腹が満たされるようになれば、ダイエットはあっという間に成功します!「空腹は最高のダイエット薬」。覚えておいてくださいね!
〈ポイント〉
◎時間で食べるのをやめる
◎飢餓感を覚えるまで待つ
◎飢餓感がなかなかこない場合は、食べすぎ。その前の食事量を減らす
◎空腹感がおさまったら食べるのをやめる
本書では、今日から実践できる! 27の神やせ習慣を紹介
「間違った食生活がデブを招く」行動あるある編と「その思い込みがデブのもと」太る心理編で、行動と心理面からやせられない理由にアプローチ、「食べ方改善でデブにサヨナラ」やせ食生活編で具体的にやせるための食生活を指導します。
著者プロフィール
著者の工藤孝文(くどう・たかふみ)さんは、内科医・糖尿病内科医・統合医療医・漢方医。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在、みやま市工藤内科院長として「世界一のかかりつけ医」を目指して、日々、地域医療に力を注いでいる。専門は、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病、漢方治療・ダイエット治療など多岐にわたる。「患者さんに寄り添い、心と体を整える」をモットーに診療を行っている。
メディア露出も多く、NHK「あさイチ」、日本テレビ「世界一受けたい授業」、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演多数。著書は50冊以上。YouTube「工藤孝文のかかりつけ医チャンネル」が人気。
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