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『「できない自分」を脳から変える行動大全』その何気ない行動が、あなたの生産性を下げているかもしれない!

菅原洋平さん著『「できない自分」を脳から変える行動大全』

菅原洋平さん著『「できない自分」を脳から変える行動大全』

菅原洋平さん著『「できない自分」を脳から変える行動大全』が、扶桑社より刊行されました。

 

やる気や努力に頼らない! 脳の仕組みにアプローチしてパフォーマンスを上げる100の習慣

あなたは日頃、こんなことをしていませんか?

・朝、通勤中にネットニュースをくまなくチェック
・出勤したら最初にメールチェックをして返信する
・ToDoリストをパソコンやデスクに貼り出している
・スケジュール管理やメモはスマホなどでペーパーレス化
・何か購入するときは売れ筋や人気のランキングを参考にする
・お菓子は大袋から直接食べる
・日記は一日を振り返りながら、夜に書く
・眠くなくても早めにベッドに入って本やスマホを見ている
・休日は寝だめして、平日に備えている

…私たちが当たり前のように行っているこうした生活習慣。
実は、それが脳や自律神経を混乱させて、日々の生産性を低下させているかもしれません。

 
本書では、こうした行動がなぜパフォーマンスを低下させ、あなたを「できない自分」と思い込ませているのか? 作業療法士の菅原洋平さんが生体リズムや脳の仕組みを活用した改善方法とともに、その理由を解説しています。

 
●タスクや予定の先延ばしグセがある
●テレワークでダラダラしてしまう
●片付けが極度に苦手
●朝起きられない

といった悩みのほとんどは、実は精神論の問題ではなく、人間の持つ「生理的な仕組み」に原因があります。私たちの何気ない行動パターンやクセになっている生活習慣が、実は脳と体のうまい連携を邪魔していたり、自律神経の本来の働きを発揮できなくさせたりしているのです。

 
本書では27のシチュエーションに合わせて、どういった行動をとれば自分の抱えている問題を改善できるのか、100項目の解決策、対応策を提示します。

 
今回、以下に一部を紹介します。

 

シチュエーション その(1) やるべきことを先延ばしにしてしまう

お詫びのメールなど、やりたくないことは特に先延ばししてしまうもの。
そうした際の解決策は、

具体例としては

・朝起きたら洗面や歯磨きの前に仕事をする
・帰宅したら持ち帰りの仕事を机の上に出してからバッグを置く
・帰宅後の入浴が面倒くさいときは、お風呂のスイッチを入れてからくつろぐ

などです。

<著者コメント>
「脳が新しい行動を選ぶとき、そのリスクに対応するために体は『高代謝状態』をつくり身構えます。これが、新たなことを始めようしたときに不安になったり、イヤな気分になったりする原因です」

 

シチュエーション その(2) すぐに気が散って集中できない

集中できなくて、気づいたら姿勢が崩れていることってありませんか?
そんなときは

応用として

・厚めのひざかけをかける
・作業中は脚を組まない
・30分に1回姿勢を正す

などがあります。

<著者コメント>
「体の中心部の筋肉の活動が低下すると、脳の覚醒度が低下します。そんなときは、下のイラストを参考に姿勢をリセットしてみましょう」

1.両足の裏を地面につける
2.両肩を耳につけるように肩をすくめ、その肩を後ろに引いてストンッと落とす
(そこが本来の肩の位置)
3.肛門を締めて、肩をおしりに向けて引き下げ5秒キープ
※1.~3.を3回繰り返す

 

シチュエーション その(3) テレワークだとついダラダラしてしまう

そんな時は

応用として

・作業に取り組むときは時間や服装、使う道具を決める
・体の向きや見える景色をいつもと同じにする
・朝起きていきなり机に向かい、「その場所で仕事した」という既成事実をつくる

などがあります。

<著者コメント>
「最初から集中するのは簡単ではありません。その場合は、朝起きたら何の準備もせずに座って、デスクで少しだけ作業してみてください。このように、『デスクで仕事した』と脳に記憶させると、次にデスクに座ったときも集中できるようになります」

 
いかがでしたか? 本書では、ほかにも

◎三日坊主で決めたことが続かない
◎アイデアやひらめきが湧いてこない
◎人に嫌われている気がする
◎行き当たりばったりで計画性がない
◎遅刻癖が直らない

…など、さまざまな項目と対策法を掲載しています。

 
著者も「みんなが同じような価値観を持ち、同じようなライフスタイルを送る時代に比べて、現代に自分の脳に合った環境を自ら創りあげることはたいへん難易度が高い」と語っています。

 
本書にある行動習慣をまねてみることで、自分の脳を第三者の目線で客観的にとらえ、「自分が頑張る」のではなく、「脳が頑張れる」環境を用意してみてください。

 

著者プロフィール

著者の菅原洋平(すがわら・ようへい)さんは、1978年生まれ。青森県出身。作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。

国際医療福祉大学を卒業後、作業療法士の免許を取得。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ビジネスパーソンのメンタルケアを専門に行うベスリクリニック(東京都千代田区)で、薬に頼らない睡眠外来を担当するかたわら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。2020年からはすべての活動をオンラインで行い、リモートワークにおける生産性向上の研修にも取り組んでおり、その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。

主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社)、12万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』(文響社)など多数。

 

「できない自分」を脳から変える行動大全
菅原洋平(作業療法士) (監修)

先延ばしグセがある、テレワークでダラダラしてしまう、片付けが極度に苦手、朝起きられない……。

そんなあなたの「できない」には、全部科学的な理由がありました!
やる気や努力、根性といった精神論に頼ることなく、生体リズムや脳の仕組みを活用した科学的なアプローチで、あなたは「できる自分」に変わることができるんです。

その方法は、「え、そうなの?」と思わず意外に思うほど、今すぐできるものばかり。
・ソワソワして集中できないときは→両足の裏を床につけて作業する
・テレワークだとついサボっちゃう人は→決めた場所以外で仕事しない
・作業に取り掛かるのが遅いときは→イスに座って太ももを上げ下げ
・計画性がなくていつもギリギリ→1週間の始まりを金曜日と考えてみる
・仕事の要領が悪い→出社して最初にメールチェックするのをやめる etc…

これさえやればお悩みや苦手を解決し、パフォーマンスを上げることができる。そんな100の行動習慣をイラストとともにわかりやすく紹介しています。
ぜひ、自分ができなくて悩んでいることや、パラパラめくって目についたところなど、どこからでも読んで試してみてください!

 


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