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『9割の買い物は不要である』あなたの買い方と売り方は間違いだらけ?

橋本之克さん著『9割の買い物は不要である 行動経済学でわかる「得する人・損する人」』

橋本之克さん著『9割の買い物は不要である 行動経済学でわかる「得する人・損する人」』

橋本之克さん著『9割の買い物は不要である 行動経済学でわかる「得する人・損する人」』が、秀和システムより刊行されました。

 

ハーバード大、コロンビア大、ケンブリッジ大…世界TOPの頭脳が認めた損を避ける技術! お財布に優しい学問「行動経済学」

よりよい買い物は、あなたの人生を豊かで充実したものに変えます。しかし、巧妙なだましの手口で売り込もうとする商法もあるため、それらを見抜いて自分を守らなければなりません。

 
世の中には、毎日のように新商品が登場し、マスコミやネットには膨大な情報があふれています。惑わされた人々は、即ポチ、まとめ買い、衝動買い、自分へのご褒美…と、間違いを繰り返します。現代では、「よい買い物は非常に難しい行動」なのです。

 
本書は、買い手が「よりよい買い物」をするための武器となる「行動経済学」をわかりやすく解説した入門書です。「なぜ無料が損か?」「サブスクは得なのか?」「ポイントカードは作るべき?」など、具体的な例で解説しています。

 
一方、今の日本はコロナの影響を受けて、経済活動が大幅に縮小し、購買の心理や行動も変化しました。本書は企業や売り手が、これからの消費者を理解し、誤った売り方で顧客に逃げられないためのヒントも提供します。

 

本書の構成

第1章 ネットの買い物で失敗しないコツとは?
即ポチとは「一瞬で買わされている」ということ / 使い放題のサブスクは、お金の支払い放題 / メルカリで損せず、楽しく使うために 他

第2章 「損したくない」という人ほど損している
セール時のまとめ買いは本当に得なのか? / 「安いから」で買うことが、そもそもおかしい / 「ついでにこれも」ではもう買わない! 他

第3章 買い物での選択で間違えないポイント
ポイントカードは作るべき? / 「仕掛けられた三択」で望まぬ買い物をしている / 生活必需品の買いだめは正しい?正しくない? 他

第4章 絶対に後悔したくない「大きい買い物」
それでも本当にマイホームが欲しいですか? / 保険に入りすぎて節約できないのは「保険文脈」のせい 他

 

著者プロフィール

著者の橋本之克(はしもと・ゆきかつ)さんは、マーケティング&ブランディングディレクター/昭和女子大学 現代ビジネス研究所 研究員。

東京工業大学工学部社会工学科卒業後、大手広告代理店でメーカーなどのマーケティング企画業務を実施。 1995年日本総合研究所入社。環境エネルギー分野を中心に、官民共同による研究事業組織コンソーシアムの組成運営、自治体や企業向けのコンサルティング業務を行う。1998年アサツーディ・ケイ入社後、戦略プランナーとしてメーカーや流通のほか、金融、不動産、環境エネルギー等の多様な業界で顧客獲得業務を行う。

2019年に独立し現在まで、行動経済学に関する講演、執筆、企業研修講師のほか、企業のマーケティングやブランディングの戦略作りに携わる。特に「行動経済学を、ビジネス、暮らしや生活など、多様な分野で実践的に活用」する活動に力を入れている。

主な著書に『世界最前線の研究でわかる スゴい!行動経済学』(総合法令)、『9割の人間は行動経済学のカモである ~非合理な心をつかみ、合理的に顧客を動かす』(経済界)、『モノは感情に売れ! 』(PHP研究所)などがある。

 

9割の買い物は不要である 行動経済学でわかる「得する人・損する人」
橋本之克 (著)

マスクやトイレットペーパーの買いだめは損する?
即ポチや衝動買いで損する前に必要な手立ては何?
サブスクやフリマアプリって、本当に得してるの?

コロナの影響を受けて経済活動が大幅に縮小し、そもそも消費増税で国内消費も大きく落ち込む中、モノを買うことに対する損得感情は、ますます大きくなっています。

大勢の人が、9割の買い物で損している

たとえば、不安から生活必需品を買い占めたものの、それらを置く場所に困り、そのうち市場で供給が回復された。安心できたのは最初の一瞬だけで、結果的にモヤモヤするケース。

あるいは、最初は元を取る以上にサブスクを利用していたが、そのうちあまり使わなくなり、でも解約しようともせず、使い放題が払い放題になってしまい、これまた大損しているケースです。

こういう例は枚挙に暇がありません。
なぜ、多くの人が買い物で損してしまうのでしょうか?

買い物のプロセスは多くの人にとって実は難しすぎる

買い物は、数ある商品やサービスの中から、何を買い、いくら払って、用途はどうするかを選択していくもの。つまり選択の連続を経て、モノを入手する行為です。

このプロセスを誤らせる情報は少なくないですし、時には売り手が意図的に紛れ込ませていることもあります。

また、人はもともと心理的な弱点を持ち合わせていますが、多くの人々が自分たちの弱点を自覚していません。そのため、自ら損する行為を選んでしまうのです。

行動経済学が、あなたを「ダメな買い物」から遠ざける

「よりよい買い物」をおこなうための武器として、本書では、今すぐ使える行動経済学の知識をご紹介します。

行動経済学とは、心理学の要素を取り入れた新しい経済学の分野で、近年では世界中から注目されている学問です。

本書では、行動経済学の理論をわかりやすく紹介します。人間心理の弱点をテーマに即して丁寧に解説し、具体的に取るべき行動まで提案しました。

ネットでの買い物に困った経験のある人や、二度と買い物で損したくない人、買い物時の選択に自信がない人、家や保険などの購入を控えている人は、ぜひ本書をご一読ください。行動経済学という武器が、「ダメな買い物」から守ってくれます。

 


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