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『マンガでわかる!わたしの味方になる法律の話』ジェンダーギャップ指数G7最下位の日本を生き抜くために、知っておきたい女性のための法律入門!

遠藤研一郎さん著『マンガでわかる!わたしの味方になる法律の話』

遠藤研一郎さん著『マンガでわかる!わたしの味方になる法律の話』

遠藤研一郎さん著『マンガでわかる!わたしの味方になる法律の話』が、大和書房より刊行されました。

 

男女平等な国のはずなのに、ジェンダーギャップがG7で最下位の日本

日本は男女平等な国のはずです。「日本国憲法」では第14条において、すべての国民が法の下に平等であって、政治的、経済的または社会的関係において性別により差別してはならないとうたっていますし、第24条では家族関係における男女平等を定めています。「男女共同参画社会推進法」では、男女平等の原則が確立されています。

しかし、世界フォーラムが発表した「世界ジェンダー・ギャップ報告書2021」によると、153か国のうち、日本はジェンダー格差が少ない国120位。G7の中では断トツの最下位です。

 
いまの日本では、男性、女性の役割について固定的な意識がとても強い。「女性だから○○するでしょ」という明示・黙示の社会的圧力は、女性も社会も生きづらくしてしまいます。

 

女性の身に起こるトラブルは、ほとんどすべて、法が守ってくれる!

本書は日常生活の中で起こりうる女性のピンチを助け、味方になる法律をマンガ入りでわかりやすく解説しています。

 
「婚約ってどういうもの?」

婚約とは、カップルが「将来の結婚の約束」をすることです

婚約をすると、将来の結婚に向けてお互いに誠実に交際をして、結婚生活を送れるようにすることが法的に義務付けられます。婚約に最低限必要なことは「お互いの合意」です。破棄する場合は、「正当な理由」が大切になります。例えば披露宴をキャンセルする場合、正当な理由がない一方的な破棄の場合は婚約破棄した人が負担することになります。

 
「突然の妊娠がわかったら?」

育休は正社員だけではなく、有期契約の従業員でも条件を満たせばとることができます。育休はどの会社でも受け入れられなければいけない制度であり、「うちの会社は育休ないよ!」なんてことは認められません。

痴漢、セクハラ、DVなど、トラブルに巻き込まれたとき、一人で悩まないで法律を頼ってみませんか?

「しんどいなあ」と悩んでいる時、法律があなたの助けになります。

 

本書の構成

SCENE1 恋愛・結婚と法

SCENE2 仕事と法

SCENE3 性と法

SCENE4 親子と法

SCENE5 生活と法

 

著者プロフィール

著者の遠藤研一郎(えんどう・けんいちろ)さんは、1971年生まれ。中央大学大学院法学研究科博士前期課程修了。中央大学法学部教授。専門は民事法学。

岩手大学人文科学部講師、助教授、獨協大学法学部助教授、中央大学法学部准教授などを経て現職。

おもな著書に『僕らが生きているよのなかのしくみは「法」でわかる』(大和書房)、『はじめまして、法学』(ウェッジ)などがある。

 

マンガでわかる! わたしの味方になる法律の話
遠藤 研一郎 (著)

しんどいとき、あなたを守る法律があります
結婚、妊娠、DV、子育て……日常の中で女性が直面しがちなトラブルと、そのとき味方になってくれる法律をマンガ入りでわかりやすく解説。

 


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