『これってどうなの?日常と科学の間にあるモヤモヤを解消する本』食や健康、日常生活で出会う数字などを科学的に考えてみよう!
かきもちさん著『これってどうなの?日常と科学の間にあるモヤモヤを解消する本』が、翔泳社より刊行されました。
本書は、日常生活の中に生じるちょっとした疑問を科学的な視点で解決していく一冊です。
日常生活では科学がたくさん活躍!
毎日の暮らしの中でなんとなく疑問に感じることや不思議に思うことは、「科学」の視点で考えれば解消できるかもしれません。
◆食品添加物は体に悪い? 昔から使われてきたってホント?
◆1+1はなぜ2なの? 証明できる?
◆ニュースなどでもよく耳にする、感染症の数理モデルって?
◆血液クレンジングとは何だった? 血液の色の変化はどうしておこる?
◆将棋の棋士の直観は科学で調べられるの?
本書では、上記のような「身近な科学のなんとなくのモヤモヤ」を3匹のねこと一緒に考えていきます。食や健康にまつわる様々なトピックや、メディアなどで目にするデータや数字の見方、自然や暮らしのなかに潜む物理学など……、サイエンスライター・イラストレーターとして活躍する著者が、科学の面白さを日常の疑問を通して伝えます。
※本書は第15回出版甲子園決勝大会出場作品です。
スパゲッティはなぜ2本に折れないのか?(本文より一部抜粋)
スパゲッティを折って、幾つに折れるか観察すると、三つや四つに折れることがわかります。これはなぜなのでしょうか。一見単純そうなこの問題は、天才物理学者をも悩ませました。
その名はリチャード・ファインマン。ノーベル賞も受賞した20世紀のアメリカの物理学者です。彼はこの問題を解こうとスパゲッティを折り続け、観察を重ねました。しかし、実力者の彼の手にかかってもこの問題は解明されませんでした。
その後2004年に、フランスの科学者、バジル・オードリーとセバスチャン・ノイキルヒがこの仕組みを科学的に明らかにしました。
スパゲッティが3本に折れるのはたわみの波が伝わるためであり、一度に3本に折れるのではなく、2回に分けて、しかも別々の原因で折れていたのです。
この研究は、2006年にイグ・ノーベル賞を受賞しました。この賞は、人々を最も考えさせ、最も笑わせた研究に贈られます。スパゲッティという素朴な現象も、力が加わったときの物の壊れ方という、材料の開発、工学や物理学に通じるテーマを秘めています。
本書の構成
第1章 食と科学
第2章 数学と科学
第3章 社会と科学
第4章 健康と科学
第5章 物理と科学
著者プロフィール
著者のかきもちさんは、北海道大学理学院 物性物理学専攻 博士前期課程修了。
科学技術コミュニケーション教育研究部門CoSTEPにてサイエンスライティングを中心に学ぶ。2018年からイラストレーター・ライターとして活動を開始。本書が初の単著。
★Twitter [@kakimochimochi]:https://twitter.com/kakimochimochi
これってどうなの?日常と科学の間にあるモヤモヤを解消する本 かきもち (著) 毎日のちょっとした「?」を科学的に考えてみよう! ・全て体に悪い!? 食品添加物は昔から使われてきたってホント? 普段の生活ではつい流してしまう科学技術についてのちょっとした疑問、ありませんか? 著者はサイエンスライター・イラストレーターとして各方面で活躍しているかきもちさん。 「身近な科学のなんとなくのモヤモヤ」を?切にしながら、3匹のねこと?緒に発展し続ける科学との付き合い?を考えていきましょう。 |
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