『チクチク・いやみ・理不尽と感じる「ほんのひと言」に傷つかなくなる本』人気カウンセラーが教える「モヤっとするひと言」の対処法
大嶋信頼さん著『チクチク・いやみ・理不尽と感じる「ほんのひと言」に傷つかなくなる本』が、大和書房より刊行されました。
パッと言われたひと言がずっとモヤモヤする!
「相手が口にした何気ないひと言がずっと頭に残っている――。そんな経験、よくありますよね。
たとえば、普段からきつい発言で有名な上司が会議で言った「なんでそんなことやるの?」というひと言。この場合、上司は本当に理由がわからなくて、それを知りたいだけかもしれません。」
(はじめにより)
誰しもが一度は経験したことがありそうな上司との会話の一幕。
上司は部下を否定したつもりはないかもしれませんが、言われた側の部下はどうでしょうか。その場で実行する理由についてきちんと説明できれば問題ないのかもしれませんが、一瞬頭が真っ白になってしまい、言葉が出ない…。
その後も上司とのやり取りが頭の中を駆け巡り、ずーっとモヤモヤするということありませんか?
本書の著者であり人気カウンセラーの大嶋信頼さんは相手のひと言で頭が真っ白になり、言い返せずにモヤモヤが晴れない状況を「頭真っ白スパイラル」に陥っていると解説。
この「頭真っ白スパイラル」の解消方法は、相手に言い返すことではなく、自分の体質を知り、「頭が真っ白になっている時に、脳の中では何が起こっているのか?」をきちんと理解するだけでいいと言います。
本書ではその解消方法を丁寧に解説します。
いやな気持ちを引きずる「職場」のひと言
「あなたの説明、長くてよくわからない」
上司に丁寧に説明しただけなのに、自分がバカみたいに思えて、用意した資料の説明がちゃんとできなくなりあとから、「なんて自分はダメなんだ……」という状態になってしまいます。
「その仕事って、そんなに時間をかけてやる意味があるの?」
「みんなに迷惑をかけてしまう」という思いから、書類を丁寧にチェックしてから提出しただけなのに、「あなたのやっている仕事はそんなに意味がないから」とものすごく否定された気持ちになってしまいます。
イラっとするのに言い返しにくい「パートナー」のひと言
「なんでもっと考えてお金を使わないの?」
パートナーが冷蔵庫を覗いた時に、賞味期限が切れてしまった食材を見つけた時のひと言で頭が真っ白になった。「やっぱり私は無駄遣いをしている」と嫌な気持ちになってしまいます。
親しいほどにグサリと刺さる「友人」のひと言
「知らないうちに人を傷つけてるって、気付いたほうがいいよ」
「あなたのために言ってあげる」という体で言われたひと言。その場では「頭真っ白スパイラル」で何も言い返せませんが、後から「あんたはものすごく私のことを傷つけているのにどうして気が付かないの?」と突っ込みたくなるのですが、いざとなると謝ってしまった自分がいた。
職場、夫婦、友人、親子、嫁姑の相手からの何気ないモヤモヤする「ひと言」。
誰しもが思い当たるひと言、対処法を知ってモヤモヤを解消しましょう!
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本書の構成
はじめに
第1章 頭に引っかかる「ほんのひと言」たち
第2章 言い返せないのは、弱さのせいじゃない
第3章 あなたを縛る「○○すぎる!」考え方
第4章 「褒め」で脳内ノイズを吐き出す
第5章 相手の「罪悪感」を受け止めない
第6章 「共感力」という才能を生かす
第7章 静かで自由な世界があなたを待っている
著者プロフィール
著者の大嶋信頼(おおしま・のぶより)さんは、米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。心理カウンセラー/株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。
ブリーフ・セラピーのFAP療法(Free from AnxietyProgram)を開発し、トラウマのみならず多くの症例を治療している。アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックに勤務する傍ら東京都精神医学総合研究所の研究生として、また嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室非常勤職員として依存症に関する対応を学ぶ。嗜癖問題臨床研究付属原宿相談室長を経て、株式会社アイエフエフ代表取締役として勤務。心的外傷治療に新たな可能性を感じ、株式会社インサイト・カウンセリングを立ち上げる。多くの人が自由に生きられることを目指し、治療を行っている。臨床経験のべ9万件以上。
著書に『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』(すばる舎)、『「ひとりで頑張る自分」を休ませる本』(大和書房)、『「自己肯定感」が低いあなたが、すぐ変わる方法』(PHP研究所)など多数。
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