『悪者図鑑』なぜ、悪者はいなくならないのか? 虐待と貧困から生き残った社会起業家の魂のノート
トキワエイスケさん著『悪者図鑑』が、自由国民社より刊行されました。
自分には「貧困」も「犯罪」も関係ない――本当にそう言い切れますか? 「悪者が生まれる仕組み」を知ることは、すべての人の幸せにつながる
大きな災害や不況、感染症の流行など、社会情勢が不安定になった時に可視化されやすくなる「悪」。たとえば、「外部との接触が難しくなりDVの被害者が増える」「困窮者が犯罪に巻き込まれる」「インターネットでのトラブルが頻発する」といったように、新型コロナ禍の陰鬱とした空気の中で「悪者」の存在を身近に感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな時代だからこそ、一度立ち止まって「悪者が生まれる仕組み」を考えてみる必要があるのかもしれません。
本書は、自身も虐待や貧困を経験している起業家・トキワエイスケさんが「悪者が生まれる仕組み」を解説。さまざまな要因で「社会的弱者」となってしまった人がいかにして「悪者」になるのかを知り、そして悪者を生み出してしまう私たちの「社会」を見つめなおすことができます。
正しい解決策を見つけるためには、正しく問題を分析する必要があります。私たちの「社会」が抱えている問題をすっきりと整理できる一冊です。
本書の構成
Chapter 1 なぜ、悪者はいなくならないのか?
Chapter 2 悪者が作られてしまう仕組みが存在していた
Chapter 3 悪者のやっつけ方を間違えつづけた300年
Chapter 4 今もエリートは何も知らずに間違いつづける
Chapter 5 悪者も幸せになる社会を目指さなければいけない
著者プロフィール
著者のトキワエイスケさんは、1991年生まれ。虐待と貧困から生き残ったグローバル社会起業家。株式会社アメグミ代表取締役。
小さいころに父親から毎日のように怒鳴り声や殴る蹴るなどの虐待をうける。離婚後、子ども2人の母子家庭となるが、母親は年収150万円の派遣社員だったため、相対的貧困に陥る。生活保護をうけるが、母親は仕事のため毎日家にいない日が続いた。その状態が10年以上続いたある日、ふと「なぜ自分がこのような環境にいるのか」疑問に思い始める。父親について母親に聞いてみると、厳しい親から虐待に近いことを小さいころに同じように受けていたことを知る。母親もすぐに何かに対して感情的になってしまう性格で、行政やNPOに助けを求める選択肢を考えることができなかった。
自分のような家庭環境を世界から無くすため2016年に起業。これまでに約20人の投資家から1億円以上の資金を調達した。200-300年後に「全員基本的幸福(UniversalBasicHappiness)」を実現できる新しい社会システムを作るために、生きている間に次世代に繋いでいく活動を行っていく。
悪者図鑑──なぜ、「悪者」はいなくならないのか トキワ エイスケ (著), さわたり しげお (イラスト) いじめ、貧困、パワハラ、虐待、DV… |
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