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『「自然死」のすすめ 「死に上手」になるために』超長寿社会のなかでの穏やかな逝き方とは?

矢作直樹さん著『「自然死」のすすめ 「死に上手」になるために』

矢作直樹さん著『「自然死」のすすめ 「死に上手」になるために』

矢作直樹さん著『「自然死」のすすめ 「死に上手」になるために』(扶桑社新書)が、扶桑社より刊行されました。

 

療養型病院と救急医療現場で死を見届けてきた医師が伝えたい、平穏なまま逝くための大事な心得

超長寿社会のなかで置き忘れられているのが、長生きしたその先にある、どうやって平穏に旅立っていけるかです。

残念ながら現在の日本の病院は、平穏に旅立たせてくれる場所ではありません。病院は「生かす」ことが目的ですから、延命治療が行われます。その方法は、平穏とはほど遠い施術です。

 
本書には、なるべく病院のお世話にならず、幸福なまま旅立つための大事な心得が詳細に書かれています。長生きを楽しみつつ、平穏なままエンディングを迎えるために、是非ご一読ください。

 

本書の構成

はじめに

第一章 命は、終わらない
・知らないことを、無いものにしない
・あの世で決めたテーマを学びに、この世に来る
・魂(運転手)は、最適な身体(車)を選んでくる

第二章 感謝上手は、死に上手
・心配すると、それが現実となる
・目の前のヒト・モノ・コトすべてに感謝する
・身体に感謝する
・感謝の気持ちを育てる
・・・etc.

第三章 みんな死ぬときは、ひとりです
・産まれるときも、死ぬときもひとりです
・あの世から迎えに来る人、待っている人
・お互い様、おかげ様の気持ちを持つ
・「孤独死はかわいそう」の風潮にまどわされない
・・・etc.

第四章 お迎えが来るその日まで、精いっぱい楽しむ
・目の前のことに夢中になる
・「努力」「一所懸命」を目的にしない
・中今に生きた縄文人
・もう一度、童心にもどる
・・・etc.

第五章 「死に上手」になるための準備
・ピンピンコロリと逝くために
・家族がいてもいなくても、リビングウィルを作っておく
・在宅医療をしてくれる、かかりつけ医を見つける
・墓は必ずしもいらない
・・・etc.

第六章 今の医療で「死に上手」になるために
・医療はほどほどに使う、という提案
・病院は平穏死をさせてくれない所だと、覚えておく
・突然倒れてしまったら
・延命治療とは、どんな治療か知っておく
・・・etc.

第七章 「死ぬこと」は自然にまかせて
・食べられなくなったら、お迎えのサイン
・どんな死に方でも、心配いらない
・寿命を知っていたら、どう生きる?
・「死ぬこと」は心配いらない
・・・etc.

おわりに

 

著者プロフィール

著者の矢作直樹(やはぎ・なおき)さんは、1956年、横浜市生まれ。東京大学名誉教授。

1981年、金沢大学医学部を卒業後、麻酔科、救急・集中治療、内科の臨床医として勤務しながら、医療機器の開発に携わる。1999年、東京大学工学部精密機械工学科の教授に。2001年に同大医学部救急医学分野教授、同大病院救急部・集中治療部部長。2016年3月、任期満了退官。

著書に『人は死なない』(バジリコ)、『天皇』(扶桑社)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、『天皇の国』(青林堂)、『長生きにこだわらない』(文響社)、『あらゆるストレスが消えていく 50の神習慣』(ワニブックス)など。

 

 


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