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『「精神病」の正体』 100年にわたる精神医療の“常識”が今、音を立てて崩れ去る!

『「精神病」の正体』 100年にわたる精神医療の“常識”が今、音を立てて崩れ去る!

『「精神病」の正体』 100年にわたる精神医療の“常識”が今、音を立てて崩れ去る!

幻冬舎メディアコンサルティングより、『「精神病」の正体』が刊行されました。

まだ、精神病が今ほど身近な病と捉えられていなかった50年前にクリニックを開設し、以来、10万人を超える患者と共に病と闘ってきた大塚明彦医師。人々を苦しめる「精神病」とは結局はなんなのか、という未だに誰も明確に説明することができない根源的な問いに、豊富な臨床経験からたどり着いた答えを示します。

 

100年にわたる精神医療の“常識”が今、音を立てて崩れ去る――

50年にわたり、現場の第一線で精神病患者と向き合ってきた大塚明彦さん。大塚医師は、生身の人たちに向き合うなか、たどり着いたことがあります。それは、「精神病は存在しないのではないか」という疑問です。そうした考えを持ったきっかけが、精神病の中でも最も重度ともいえる統合失調症患者の治療でした。

統合失調症は、幻聴や妄想などのある精神病で、多くの医師が匙を投げてしまう病の一つです。しかし、大塚医師のもとを訪れる患者にADHDの薬を投与したところ目覚ましく回復。多くの人を長年の暗闇から救うことができたといいます。この体験は50年の臨床経験ならではのものでもありますが、世の中の動きからみても、精神病が多様化してきた傾向に、歯止めがかかるきっかけとなるようなことが起き始めています。

それは、これまで精神病患者に対しては、症状に合わせた薬が処方され、症状の数だけ飲むべき薬も増えるという事が起きていました。そのことが、精神病になると薬漬けにされてしまう、たくさんの薬を飲まなければならないというイメージにもつながっていました。しかし、医療の発展に伴い、一つの薬が対象となる精神病の範囲が広がりを見せ、必ずしも複数の症状に対して複数の薬を飲まなくても済むようになっていると言います。

そこで大塚医師が精神病界に対して定義したいのが、「単一性心病論」です。細分化され続けてきた精神病ですが、それは人間が作り上げたものに過ぎないのではないか。そして、その「単一」の部分とは、人間の個性の極端な部分に過ぎなかったのではないか――。

精神病界に一石を投じる一冊です。

 

『「精神病」の正体』 目次

 
第1章 精神医学の常識は、100年前から変わらない

第2章 多様な症状と次々につけられていく病名。古い常識が精神病を正体不明にする

第3章 進む「薬の単一化」に隠されたヒント――多様に見える精神病も根は一つ

第4章 「精神に異常がある」とはどういうことか――人間の「五感」「感受性」を手がかりに突き詰めていく

第5章 感覚器官の発達段階に潜む「正常」と「異常」の境界――突き止めた「精神病」の正体

第6章 100年前の“常識”が覆れば、すべての患者、医師が「精神病」から解放される

 

大塚明彦さん プロフィール

著者の大塚明彦(おおつか・あきひこ)さんは、医学博士。医療法人社団明萌会大塚クリニック名誉院長、千葉先端精神医学研究所所長。精神保健指定医。1966 年に千葉大学医学部卒業後、千葉大学医学部附属病院精神科神経科に入局。1971年千葉大学大学院にて医学博士取得。同仁会木更津病院、千葉県精神保健センターを経て、1983 年に大塚クリニックを開設し、院長に就任。

著書に『医食同源 名医が語る最新医学――うつ病・ストレス』(共著、実業之日本社、2004 年)、『その痛みは「うつ病」かもしれません』(草思社、2007 年)、『「心の病」の嘘と真実 精神科医が病気を治せない理由』(幻冬舎メディアコンサルティング、2016 年)がある。

日本精神神経学会専門医。公益社団法人日本精神神経科診療所協会監事。日本外来臨床精神医学会副理事長。日本外来精神医療学会理事。

 

「精神病」の正体
患者本人ばかりか家族、周囲の人々、
さらには医師さえも混乱させてしまう
「精神病の正体」とは、いったいなんなのか――。

私は千葉大学医学部を卒業後、同学部附属病院精神科神経科に入局。
以来、50年の長きにわたり、精神医療の現場に身を置いてきました。
1983年には、千葉県内で二番目となる精神科外来の診療所を開設し、以来のべ10万人を超える多くの患者さんと向き合ってきました。
こうした経験の末、いまだ解明されていない「精神病」の核心に、私はついに触れることができたと考えています。それはまさに精神病の「正体」といえるものです。
私が考える精神病の正体とは、たとえるなら木に成長する前の“種”のようなものです。
種から幹や枝が伸びていき、その先に色とりどりの花や果実を実らせます。
複雑で多様に見える精神病も実は元をたどれば同じであり、さまざまな症状となって現れているにすぎないというものです。
この表層的な症状につけられた病名に振り回され、種=根本的な正体に迫ることができていないのが、精神医療の現状なのです。
正体が明らかになれば、精神科医が的確な診断を下し、適切な治療を行うことができるようになり、長く精神病に苦しんでいた人がその人らしい人生を取り戻せるようになるはずです。
本書では、長年にわたる臨床経験と医学的根拠をもとに、「精神病の正体」をつまびらかにしていきます。
(「はじめに」より)

 


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