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『元コミュ障アナウンサーが考案した 会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書』会話の「こわい」「気まずい」「嫌われたくない」を卒業できる!

吉田尚記さん著『元コミュ障アナウンサーが考案した 会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書』

吉田尚記さん著『元コミュ障アナウンサーが考案した 会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書』

吉田尚記さん著『元コミュ障アナウンサーが考案した 会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書』が、アスコムより刊行されました。

 

元コミュ障アナウンサーによる、本当に使える&一番やさしい会話本

「他人との他愛のない雑談などのコミュニケーションは、誰でもできて当たり前のものだと思われがちですが、誰かとスムーズにコミュニケーションをとって人間関係をつくっていくのは、すごく難しいことです。例えばうまく泳いだり、字をきれいに書いたりするのと同じように、コミュニケーションだって、練習しなければうまくなりません。ですから、うまくできない自分を必要以上に責めたり、落ちこんだりする必要はないんです」

と話すのは、ニッポン放送の人気アナウンサー・吉田尚記さん。

 
吉田さんは元々、他人とコミュニケーションを取ることが苦手な、いわゆる「コミュ障」でした。入社したばかりの頃は失敗の連続で、ゲストからも「絡みにくいアナウンサー」といわれてしまうほどだったといいます。

 
そんな吉田さんが試行錯誤しながら20年かけて編み出した会話術をまとめたのが、本書『元コミュ障アナウンサーが考案した 会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書』です。

本書の制作にあたり、コミュニケーションに悩んでいる現・コミュ障の方々を募集。また、コミュニケーションに関する専門家3名にも協力を仰ぎ、メンバーから寄せられたコミュニケーションに関するリアルな悩みを、吉田さんの経験+学術的な側面から解決していくという流れで制作を進めていったそうです。

 

「定番ネタ」から話を広げる方法とは

例えば、「定番ネタから話が広げられない」という悩み。
雑談の鉄板ネタとして「天気の話をしよう」とよくいわれますが、「今日はいいお天気ですね」と話しかけても「そうですね」で終わってしまいます。

 
そんなときに使える吉田メソッドは、「定番ネタは掛け合わせて疑問形で話す」。

話題作りの定石をまとめて「木戸にたちかけし衣食住(気象・道楽(趣味)・ニュース・旅・知人・家族・健康・仕事・衣・食・住)」といいますが、それらを疑問形にしたり、掛け合わせることで、会話がスムーズに進められるようになります。

 
気象×衣の組み合わせで「今日は暑いですね。夏物ってもう出しましたか?」と聞いてみたり、気象×健康を組み合わせて「暖かくなってきましたよね、○○さんは花粉症って大丈夫ですか?」などと話を振ってみると、相手が自分の話をしてくれることで会話を続けていけるようになります。

 

会話がラクになるコツは「質問上手」になること

「質問が下手で、すぐに話が終わってしまう」という悩みも多く寄せられましたが、ここで使える吉田メソッドは「HOWを活用する」こと。

 
話すのが苦手な人は「聞き上手になろう」といわれますが、「聞き上手」とは「質問上手」のことです。相手から話を引き出す質問ができるようになれば、相手にたくさん話してもらえることで、ラクに会話を進めることができるようになります。

 
質問の基本「5W1H」の中で、一番使えるのは「HOW=どうやって」です。

「なぜ・どうして」と聞きたいところを「どうやって」に変えると、相手は「単語」ではなく「文章」で答えなくてはならないので、話が広がっていきます。

例えば、「山登りが趣味」という人がいたら、「なぜ山が好きなのか」と聞くよりも、「どうやって山に登っているのか」を聞く方が、相手から具体的な話をいろいろ聞きだすことができるでしょう。

 
このように、ちょっとした話し方・聞き方のコツを身に着けることで、少しずつ会話への苦手意識を減らしていくことができます。

インターネットの普及により、LINEやメールなど、文字でのコミュニケーションが主流になってきた近年では、リアルな会話に苦手意識を持つ人は増えています。

しかし、人間関係を作っていくためにはやはり、直接誰かと話をすること、同じ時間を共有することが大切です。

 
本書には、著者・吉田さんが「元コミュ障」だったからこそ伝えられる、会話がしんどい人に寄り添った、より実用的でやさしい会話の技術がたくさん掲載されています。

オンライン全盛の今、リアルな会話やコミュニケーションの価値は一層高まっています。
自分の殻から一歩踏み出し、世界を広げていくために本書の会話の技術を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

著者プロフィール

著者の吉田尚記(よしだ・ひさのり)さんは、1975年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。ニッポン放送アナウンサー。

ラジオ番組でのパーソナリティのほか、テレビ番組やイベントでの司会進行など幅広く活躍。またマンガ、アニメ、アイドル、デジタル関係に精通し、「マンガ大賞」発起人となるなど、アナウンサーの枠にとらわれず活動を続けている。2012年に第49回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞受賞。

著書に『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』(太田出版)、『あなたの不安を解消する方法がここに書いてあります。』(河出書房新社)など。

★Twitterアカウント(@yoshidahisanori):https://twitter.com/yoshidahisanori

 

元コミュ障アナウンサーが考案した 会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書
吉田 尚記 (著)

【「やってみた」体験談も多数掲載! 元・コミュ障の著者による、本当に使える&一番やさしいコミュニケーションの教科書! 】
「30秒の会話もつらい」「うまく話せなくて気まずい」「人と話すのが怖い」
そんな、しんどい気持ちをお持ちの方に読んでいただきたい、一番やさしい会話術の本ができました。

【元・コミュ障×コミュニケーション専門家×現・コミュ障メンバーによる、今までにない本】
著者のニッポン放送アナウンサー・吉田尚記さんは、元・コミュ障。入社したばかりの頃は、うまくコミュニケーションを取ることができず、ゲストからも「絡みにくいアナウンサー」といわれてしまうなど、失敗の連続でした。

そんな著者が試行錯誤しながら20年かけて編み出した会話術を、コミュニケーションに関する専門家3名が学術的に検証。
アドラー心理学、談話分析、脳科学など、専門的な見地から「話し方・聞き方のコツ」をお伝えします。

そして本書の制作のために集まってくれた、コミュニケーションに悩んでいる約30名のメンバーと著者、専門家が1つのチームとなり、「どんなことに悩んでいるか」「どうすれば解決ができるか」を話し合い、実践しながら作り上げたのが本書です。
【誰でもすぐに使える超・初心者向けの「会話の武器」が満載】
本書には、制作メンバーから挙げられた「リアルなコミュニケーションの悩み」を解決するための「会話の武器」が24個掲載されています。
「初対面の人とうまく話せない」「1対1で話すのが怖い」「仕事なら話せるけど、雑談ができない」「美容院での会話が苦手」など、具体的な悩みにすぐに使える「武器」ばかりです。

【リアルな実践例「やってみた」も多数収録】
本書の後半には、「武器」を実際の会話で「使ってみた」実践例も掲載。

「これまでは話しかけないでオーラを出してしまっていた美容院で、美容師さんと楽しく会話をすることができた」
「雑談が苦手で職場の同僚との会話も途切れがちだったが、話の輪に加われるようになり職場の居心地もよくなった」

本書の「武器」を使ってみたことで、前よりも会話が楽しくなった、少し楽に話せるようになったなど、勇気を持って一歩踏み出せたという声をたくさんいただきました。

話し方・聞き方のコツを身に着けることで、より前向きに、楽しく誰かと接することができるようになれば、周りの世界や人生の可能性も大きく広がっていくはずです。

 


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