『14歳からの政治入門』自分には「政治」なんて関係ないと思っている人たちへ
ジャーナリスト・池上彰さん著『14歳からの政治入門 』が、マガジンハウスより刊行されました。
東京・三鷹市の中学校で2日間にわたって行われた特別授業を書籍化
参院選が近づく2019年夏。本書では、ジャーナリストの池上彰さんが、「なぜ、世の中に“政治”が必要なのか」「そもそも“政治”とは何なのか」を解き明かします。
本書のもとになったのは、東京・三鷹市にある中学校で2日間にわたって行われた特別授業。
「大統領と首相って何が違うの?」
「共産主義ってなんですか?」
「少数派の意見を聞かないのは不公平じゃないですか?」
池上先生を待ち構えていた生徒たちから、鋭い質問が次々飛び出し、授業は白熱。どんな質問にも、わかりやすく答えてくれる池上先生の「政治入門」講義は、14歳の視野をどんどん広げ、世の中の仕組みをリアルに伝えてくれるものでした。
●選挙に行かないと、損をする。
●消費税25%でも不満のない国がある。
●国の借金を国民が支えている。
街の道路工事の話から、イギリス、アメリカ、北朝鮮の話まで、今を生きる日本人に必要な基礎知識がぎゅっとつまった特別授業のあと、多くの生徒たちは「18歳になったら選挙に行きます」と決意したとのこと。
今まで関係ないと思っていた「政治」が急に身近な問題になり、自分たちの未来をも変える暮らしの一部だということが伝わったようです。
本書では、この特別授業を補完し、再編集。愉快な4コマとともに「政治」の世界へ誘います。
池上彰さん プロフィール
著者の池上彰さんは、1950年生まれ。長野県松本市出身。1973年にNHK入局し、2005年まで報道記者としてさまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題等を担当。1994年から11年間は『週刊こどもニュース』のお父さん役としても活躍した。
現在は、フリーのジャーナリストとして各メディアで活躍。名城大学教授、東京工業大学特命教授、東京大学客員教授ほか。『14歳からのお金の話』(マガジンハウス)、『別冊NHK100分de名著 読書の学校 池上彰 特別授業「君たちはどう生きるか」』(NHK出版)ほか著書多数。
14歳からの政治入門 池上彰 (著) なぜ、選挙に行かないと損をするの? 2019年2月、東京都三鷹市の中学校で中学2年生を対象にした池上彰先生の特別授業「14歳からの政治入門」が行われました。 2日間にわたって行われたこの「政治入門」は、始まりから“いい質問”が飛び交い、授業は白熱。 いったい政治って何なのか? 知的好奇心が刺激される「政治」の話にだれもが身を乗り出して、一緒になって考えました。 本書は、この特別授業を多くの中高生に届けるために愉快なイラストレーションをそえて、まとめました。 (イラストレーション=白根ゆたんぽ) |
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