宮西建礼さん〈第4回創元SF短編賞受賞作〉を含むデビュー作品集『銀河風帆走』が刊行
短編SFの公募新人賞「創元SF短編賞」の第4回受賞者、宮西建礼さんのデビュー作品集『銀河風帆走』(創元日本SF叢書)が東京創元社がより刊行されました。
ハードSFの俊英が放つ、瑞々しい感性に満ちた第一短編集
本作は、人類の存続を賭けて別の銀河をめざす宇宙船たちを襲う試練を描いた表題作を含む短編集です。
宇宙を舞台に展開する「銀河風帆走」と「星海に没す」と、高校生を主人公にした三編「もしもぼくらが生まれていたら」「されど星は流れる」「冬にあらがう」の全五編が収録されています。
「銀河風帆走」は2014年に第45回星雲賞日本短編部門の、「もしもぼくらが生まれていたら」は2020年に第50回同賞同部門の参考候補作に選ばれました。
著者の宮西建礼さんは京都大学農学部資源生物科学科を卒業しています。「銀河風帆走」は2013年、大学在学中の受賞でした。現在第15回まで開催されている(第16回は応募受付中)創元SF短編賞のなかで、歴代最年少の受賞者です。
【あらすじ】
人類の存続を賭けて別の銀河をめざす、人格を持った宇宙船たちを襲う試練(銀河風帆走)、地球に衝突するコースをとった小惑星の軌道をそらす計画に挑む高校生たち(もしもぼくらが生まれていたら)、史上初の恒星間宇宙船同士による“一騎討ち”の行方(星海に没す)……ハードSFの俊英が放つ、瑞々しい感性に満ちた第一短編集。解説は鈴木力さん。
著者プロフィール
宮西建礼(みやにし・けんれい)さんは、1989年生まれ、大阪府豊中市出身。京都大学農学部資源生物科学科卒業。2013年、大学在学中に「銀河風帆走」で第4回創元SF短編賞を受賞。共著に『京大吉田寮』(草思社)がある。
銀河風帆走 (創元日本SF叢書) 宮西 建礼 (著) ぼくらは星々を越えて飛ぶ。 ■収録作品 「されど星は流れる」 「冬にあらがう」 「星海に没す」(書き下ろし) 装画:鈴木康士 |
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