80年代の名曲を小説化! 映画版原案者・中村航さん『大きな玉ねぎの下で』が刊行
80年代の名曲、爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」にインスパイアされた小説・映画連動型企画の小説版、中村航さん著『大きな玉ねぎの下で』が小学館より刊行されました。
80年代の名曲が小説に! 映画も同タイトルで連動!
歌詞にある「武道館で文通相手と会う約束をしたふたり」というシチュエーションに着想を得た『大きな玉ねぎの下で』では、80年代、そして現代、ふたつの時代で物語が交錯します。
映画のストーリー原案としてクレジットされている中村航さんによる書き下ろし小説版では、映画とは異なる「もうひとつの物語」が切なく響きます。カバーイラストは、Xのフォロワー21万人超のまかろんKさんによる描き下ろし。
なお、映画「大きな玉ねぎの下で」は2025年2月7日、神尾楓珠さん、桜田ひよりさんのダブル主演で全国東映系にて公開予定です。
【小説版『大きな玉ねぎの下で』あらすじ】
今夜、武道館で。切なく響く約束の物語。
80年代。
小田原の高校で放送部に所属する虎太郎は、部長の大樹がFM雑誌の文通コーナーに気まぐれで募集をかけた高校生・今日子との文通の代筆を頼まれる。
お互いの写真交換をしてテンションのあがる大樹に、書道二段の虎太郎は断れなかった。
まわりで話せない好きなハードロックの話でしだいに盛り上がるふたり。
やがて、虎太郎は今日子に好意を抱くようになっていた。
現代。
都内の美大に通う美優は、卒論制作に気持ちを傾けることが難しくなっていた。
まわりのレベルの高さと自分を比べてしまい、心の支えになっていたはずの恋人の彰も社会人になり、距離を感じる日々が続いていたのだ。
そんな美優は、あるラジオ番組に耳を傾け続けていた。
映画『大きな玉ねぎの下で』ストーリー原案者が贈る、もうひとつの約束の物語。
また、小説版コミカライズも、「ベツコミ」にて9月13日より4か月連続掲載されます。
著者プロフィール
中村航(なかむら・こう)さんは、岐阜県出身。2002年「リレキショ」で文藝賞を受賞しデビュー。
2004年『ぐるぐるまわるすべり台』で野間文芸新人賞を受賞。著書に『100回泣くこと』『デビクロくんの恋と魔法』など。メディアミックスプロジェクト「BanG Dream!」のストーリー原案・作詞なども担当。
大きな玉ねぎの下で 中村 航 (著) ◆編集担当者からのおすすめ情報◆ |
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