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島本理生さん「第1回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」受賞作『2020年の恋人たち』が文庫化 文庫解説は加藤シゲアキさん

2021年に第1回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞を受賞した、島本理生さん著『2020年の恋人たち』(中央公論新社)が文庫化され、中公文庫より刊行されました。文庫解説は、作家で俳優の加藤シゲアキさんが担当。

 

単行本時、第1回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞を受賞した島本理生さんの極上の恋愛小説『2020年の恋人たち』

 
【あらすじ】

母が事故死した夜から、葵の日々は一変する。遺されたワインバーを継ぐのか。同棲しているのに会話がない恋人との関係をどうするのか。仕事、恋愛、家族――。人生を見つめ直し、傷ついた過去と対峙することになったとき、32歳の葵が選んだもの、そして選ばなかったものは……。

 
<第1回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞について>

文藝春秋発行の小説誌『オール讀物』が、大人がじっくり読める質の高い恋愛小説を発掘し、読者の方たちにひろく届けることを目的として創設。
2020年10月1日から2021年9月30日に刊行された単行本の中から、北上次郎さん(文芸評論家)、瀧井朝世さん(ライター)、吉田伸子さん(書評家)の3名の推薦をもとに以下の5作を「オール讀物」編集部が候補作として決定しました。

◎窪美澄さん『ははのれんあい』(角川書店)
◎佐々木愛さん『料理なんて愛なんて』(文藝春秋)
◎島本理生さん『2020年の恋人たち』(中央公論新社)
◎吉川トリコさん『余命一年、男をかう』(講談社)
◎綿矢りささん『オーラの発表会』(集英社)

そして、2021年12月3日、文藝春秋本館にて行われた選考委員会では、現役の書店員である川俣めぐみさん(紀伊國屋書店横浜店)、大塚真祐子さん(三省堂書店成城店)、山本亮さん(大盛堂書店)、加藤ルカさん(有隣堂横浜駅西口店)、花田菜々子さん(HMV&BOOKS日比谷コテージ店)の5名が選考委員を務め、島本理生さん著『2020年の恋人たち』(中央公論新社)が受賞作に決定しました。

 

著者プロフィール

島本理生(しまもと・りお)さんは、1983年生まれ、東京都出身。2001年『シルエット』で第44回群像新人文学賞優秀作、2003年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞、2015年『Red』で第21回島清恋愛文学賞、2018年『ファーストラヴ』で第159回直木賞を受賞。

著書に『ナラタージュ』『大きな熊が来る前に、おやすみ。』『あられもない祈り』『夏の裁断』『匿名者のためのスピカ』『イノセント』『あなたの愛人の名前は』『夜はおしまい』『星のように離れて雨のように散った』などがある。

 

 


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