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『行儀は悪いが天気は良い』刊行記念!加納愛子さん×加藤シゲアキさんが「小説新潮」でロング対談

「小説新潮」12月号

「小説新潮」12月号

Aマッソ・加納愛子さんの最新エッセイ集『行儀は悪いが天気は良い』の刊行を記念し、「小説新潮」2023年12月号(11月22日発売)の誌面で、加納さんと加藤シゲアキさんとの対談が実現しました。新作の話から、創作論、そして芸能界を志す以前の秘話まで――お互いにリスペクトを公言するお二人が、縦横無尽に語りつくしました。

 

加藤シゲアキさん×Aマッソ・加納愛子さん、「小説新潮」で初のロング対談が実現! 舞台に立つ二人が語る創作論、そして意外な共通点とは?

3年連続で「女芸人No.1決定戦 THE W」のファイナリストになっただけでなく、テレビ・ラジオ・YouTubeなど多ジャンルで活躍し、幅広い層から人気を得ているお笑いコンビ・Aマッソ。そんなAマッソのネタ作りを担当している加納愛子さんは、エッセイ集『イルカも泳ぐわい。』(2020年)、小説集『これはちゃうか』(2022年)とこれまで2冊の著作を刊行し、その鋭いワードセンスと視点、キレキレの文章に、どちらも大きな話題を呼びました。そんな加納さんの最新エッセイ集『行儀は悪いが天気は良い』(2023年11月16日に新潮社より刊行)は発売前から話題を呼び、予約が殺到。急遽、当初予定していた部数に上乗せした初版部数となるなど、読者からの熱い注目を集めています。

Aマッソ・加納愛子さん (C)新潮社

Aマッソ・加納愛子さん (C)新潮社

そして、11月22日に発売された「小説新潮」12月号では、「NEWS」のメンバーとして活躍しながら、作家としても精力的な活動を続ける、加藤シゲアキさんとの対談が実現しました。

加藤シゲアキさん (C)五十嵐勇生

加藤シゲアキさん (C)五十嵐勇生

加納さんが思わず「エグかった」と感想を漏らした、加藤さんの最新小説『なれのはて』(講談社)にまつわる創作秘話を皮切りに、ネタ・エッセイ・小説と、お互いの創作論が白熱。さらにはエッセイに収録された、加納さんの「映画館デート」のエピソードを読んだ、加藤さんの意外すぎる感想まで。互いの作品のファンであることを公言するお二人が、「原体験」と「現在地」を語り尽くします。

 

『行儀は悪いが天気は良い』内容紹介

【本書の概要】

何にでもなれる気がした「あの頃」を綴った、Aマッソ加納、待望の最新エッセイ集!

実家に出入りしていたヤバいおっちゃんたち、突然姿を消した憧れの同級生の行方、「天職なわけではない」と言い切る芸の世界を志した理由、「何かを失った人間の中で一番最強」な親友・フワちゃんの素顔……。生まれ育った大阪から多感な学生時代、芸人としての日常まで、懐かしくて恥ずかしくて、誇らしくて少し切ない24編を収録。

 
<加納愛子さんからのコメント>

あの頃のあれやこれや、原点、そこからつながる今を、自分の機嫌を最優先して綴りました。みんな読んでね。あと、全本屋さん置いてね。天国に本屋さんあったらそこも置いてね、さくらももこさん来てくれへんかな。

 
〔目次〕

まえがき
思い出のおっちゃんたち
ポケットの碁石
中華にまつわるエトセトラ
あるいは、くーちゃんの思い出に寄せて
9歳の衝撃
最高の仕事
帰りたくない
「ことな」の魔法
トマトとミンチ肉
青春
私とM-1、どっちが大事なん?
友だち
卒業までの4ヶ月
将来の夢なに?
自分の部屋が欲しい
喫茶店
ねこが好き
商店街
汽車に乗って
親父が倒れた
挨拶と笑い
新宿駅の全貌
魂の居場所
書き下ろし(1)
あとがき

 
<本書から5編、試し読みできます!>

★「思い出のおっちゃんたち」https://www.bookbang.jp/gyoten/article/81
★「友だち」https://www.bookbang.jp/gyoten/article/250
★「最高の仕事」https://www.bookbang.jp/gyoten/article/174
★「9歳の衝撃」https://www.bookbang.jp/gyoten/article/183
★「魂の居場所」https://www.bookbang.jp/gyoten/article/319

 

著者プロフィール

加納愛子(かのう・あいこ)さんは、1989年生まれ、大阪府出身。2010年に幼馴染の村上愛さんとお笑いコンビ「Aマッソ」を結成。

エッセイ集『イルカも泳ぐわい。』、小説集『これはちゃうか』が話題を呼ぶなど、いまもっとも新作が待たれる書き手の一人。

 

小説新潮 2023年12月号
小説新潮編集部 (編集)

【日本ファンタジーノベル大賞2024】大賞・宇都木健太郎「猫と罰」/選評/抄録/下読み委員座談会【ファンタジー特集「想像力の、その先へ」】一條次郎、須藤古都離、高丘哲次、武石勝義、藍銅ツバメ/特別対談・多崎礼(『レーエンデ国物語』)×三川みり(『龍ノ国幻想』)【『行儀は悪いが天気は良い』刊行記念対談】加藤シゲアキ×加納愛子【『ともぐい』刊行記念対談】角幡唯介×河﨑秋子【『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』刊行記念エッセイ】スズキナオ【読み切り】西條奈加

行儀は悪いが天気は良い
加納 愛子 (著)

私はなんで芸人になったんやろ──。お笑いコンビAマッソの加納が綴る、何にでもなれる気がした「あの頃」。待望の最新エッセイ集!

なれのはて
加藤 シゲアキ (著)

一枚の不思議な「絵」の謎を追い、令和から昭和、大正へ。
日本最後の空襲といわれる秋田・土崎空襲。
戦争が引き起こした家族の亀裂は、現代を生きる人びとにも影を落としていた。

ある事件をきっかけに報道局からイベント事業部に異動することになったテレビ局員・守谷京斗(もりや・きょうと)は、異動先で出会った吾妻李久美(あづま・りくみ)から、祖母に譲り受けた作者不明の不思議な絵を使って「たった一枚の展覧会」を企画したいと相談を受ける。しかし、絵の裏には「ISAMU INOMATA」と署名があるだけで画家の素性は一切わからない。二人が謎の画家の正体を探り始めると、秋田のある一族が、暗い水の中に沈めた業に繋がっていた。

1945年8月15日未明の秋田・土崎空襲。
芸術が招いた、意図しない悲劇。
暴走した正義と、取り返しのつかない後悔。
長年秘められてきた真実は、一枚の「絵」のミステリから始まっていた。

戦争、家族、仕事、芸術……すべてを詰め込んだ作家・加藤シゲアキ「第二章」のスタートを彩る集大成的作品。

「死んだら、なにかの熱になれる。すべての生き物のなれのはてだ」

 


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