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イスラエル問題のルーツを解き明かす『ユダヤ人は、いつユダヤ人になったのか ~バビロニア捕囚』が刊行

イスラエル問題のルーツを解き明かす、長谷川修一さん著『世界史のリテラシー ユダヤ人は、いつユダヤ人になったのか ~バビロニア捕囚』がNHK出版より刊行されました。

本書は、2023年5月に創刊された誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、現在と未来を見通すシリーズ「世界史のリテラシー」の第4弾。今、さらに重要性を増す「ユダヤ人とは何者か」という疑問について、紀元前の「バビロニア捕囚」をキーワードに挑みます。

 

『世界史のリテラシー ユダヤ人は、いつユダヤ人になったのか ~バビロニア捕囚』で歴史から「今」を見通す

NHK出版が刊行する、「世界史のリテラシー」シリーズでは、歴史的な「あの事件」を、単なる知識だけでなく、それが現代社会にどう結びついているのかまで探究し、未来を見通すための必要不可欠な教養としていきます。

新刊のテーマは「ユダヤ人の成立と、イスラエル問題の起源」。紀元前に起こった「バビロニア捕囚」をキーワードに「ユダヤ人」の成り立ちを見ることで、神と聖書とユダヤ人、その関係の謎に迫ります。

 
バビロニアに強制移住させられた半世紀――彼らはそこで「神」と「聖書」を生んだ。

ユダヤ人の長い迫害の歴史――。なぜ彼らは迫害されたのか? 彼らはいつから存在し、なぜ世界の各地に散らばっていたのか? 迫害のなかで、どのように自分たちのアイデンティティを守ったのか?

…紀元前の中東で半世紀以上にわたって起きた「バビロニア捕囚」をキーワードに読み解きます。

 
★本書の一部を「NHK出版デジタルマガジン」で公開中:https://mag.nhk-book.co.jp/article/40529

 

本書の構成

第1章 ユダの人々はなせバビロニアに捕囚されたのか?

第2章 二大勢力のはざまでイスラエル王国はいかに翻弄されてきたか

第3章 『ヘブライ語聖書』はいつ、なぜ、書かれたのか?

第4章 なぜユダヤ人が迫害の対象になったのか?

 

著者プロフィール

長谷川修一(はせがわ・しゅういち)さんは、1971年生まれ。立教大学文学部教授。筑波大学大学院博士課程単位取得退学。ハイデルベルク大学(ドイツ)神学部博士課程に学び、テル・アビブ大学(イスラエル)大学院ユダヤ史学科博士課程修了。専門はオリエント史、旧約学、西アジア考古学。

主な著書に『聖書考古学』『旧約聖書の謎』『謎解き 聖書物語』、共編著に『歴史学者と読む高校世界史』など。

 

世界史のリテラシー ユダヤ人は、いつユダヤ人になったのか: バビロニア捕囚 (教養・文化シリーズ)
長谷川 修一 (著)

あなたは今のイスラエル問題の起源を知っていますか? 世界の今を解くカギは、すべて歴史の中にある――。誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通す新シリーズの第4弾! 世界中で長い期間にわたって迫害されたユダヤ人。なぜ彼らは迫害されたのか? そして彼らはいつから存在し、なぜ世界の各地に散らばっていたのか? さらには迫害のなかで、いかにして自分たちのアイデンティティを保つことができたのか? 紀元前の中東で半世紀以上にわたって拘束された「バビロニア捕囚」をキーワードに、神と聖書とユダヤ人、その関係の謎に迫る。

 
【関連】
イスラエル問題のルーツを辿る。ユダヤ人は、いつユダヤ人になったのか【世界史のリテラシー:長谷川修一】 | NHK出版デジタルマガジン

 


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