本のページ

SINCE 1991

旬の商品に群がり稼ぐ「転売ヤー」の現場に密着! 奥窪優木さん『転売ヤー 闇の経済学』が刊行

旬の商品に群がり稼ぐ「転売ヤー」の現場に密着・徹底取材した異色のノンフィクション、奥窪優木さん著『転売ヤー 闇の経済学』が新潮社より刊行されました。

 

推しグッズに限定品、発売前から人気の新商品――どこにでも現れる転売ヤーたちの手口と本音とは

「世の中から転売は無くならないですよ」……ある転売ヤーは、著者にそう語りました。彼らは、どのようにして商品を入手し、売りさばいているのか。カラクリを克明に描いた『転売ヤー 闇の経済学』が発売されました。

 
需要が供給を上回ると見れば、品目を問わず大量に買占めては高額で売り飛ばす。
それが「転売ヤー」。

現代社会の新たな病理となりつつある彼らは、いったいどれぐらいの利益を得ているのか……。

 
転売グループのリーダー、日本で“仕入れ”母国で売り捌く中国人、個人で稼ぐ日本人など、あらゆる手口でひと儲けを狙う転売ヤーたちに密着、驚愕のカラクリをレポートする一冊です。

 

本書の構成

第1章 ポケモンカード──1枚の紙切れが価値を持つ時

第2章 PS5──転売ヤーSくんの誕生

第3章 羽生結弦グッズ──「ファン心理」は格好の?食

第4章 ディズニーグッズ転売集団──体力勝負の「仕入れ日」密着

第5章 クリスマスに現れる「転売サンタクロース」──転売ヤーSくんのその後1

第6章 デパート外商を転売スキーム化──高級酒でロレックスを買う

コラム 転売ヤーの問題点と法規制の現状(骨董通り法律事務所福井健策弁護士)

第7章 中国SNS転売事情──インフルエンサーと転売ヤーの狭間

第8章 バザー行脚で転売品を掘り出せ──転売ヤーSくんのその後2

第9章 格安スマホ転売ブーム──法改正と転売ヤーたちのいたちごっこ

第10章 クレジットカード・電子マネー──不正利用が転売の原資に

第11章 プレミアム付商品券で買いあさる──転売ヤーSくんのその後3

 

著者プロフィール

奥窪優木(おくくぼ・ゆうき)さんは、1980年生まれ、愛媛県松山市出身。フリーライター。上智大学経済学部卒後に渡米。ニューヨーク市立大学を中退、現地邦字紙記者に。中国在住を経て帰国し、日本の裏社会事情や転売ヤー組織を取材。

著書に『中国「猛毒食品」に殺される』『ルポ 新型コロナ詐欺』など。

 

転売ヤー 闇の経済学
奥窪 優木 (著)

推しグッズに限定品、発売前から人気の新商品――需要が供給を上回ると見れば、品目を問わず大量に買占めては高額で売り飛ばす。それが「転売ヤー」だ。現代社会の新たな病理となりつつある彼らは、いったいどれぐらいの利益を得ているのか。グループのリーダー、日本で“仕入れ”母国で売り捌く中国人、個人で稼ぐ日本人など、あらゆる手口でひと儲けを狙う転売ヤーたちに密着、驚愕のカラクリをレポートする。

 
【関連】
試し読み | 『転売ヤー 闇の経済学』奥窪優木 | 新潮社

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です