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「Aマッソ」加納愛子さん初小説集『これはちゃうか』が刊行

加納愛子さん (写真:石田真澄 衣装協力 LONDA)

加納愛子さん (写真:石田真澄 衣装協力 LONDA)

お笑いコンビAマッソのネタづくり担当、加納愛子さんの初小説集『これはちゃうか』が11月23日(水)河出書房新社より刊行されます。

 

『文藝』掲載時より話題沸騰の4篇に書き下ろし2篇を加えた、初小説集『これはちゃうか』

本作は文芸誌『文藝』に掲載された4篇に、書下ろしを2篇加えた、全6篇の短編小説集です。

『文藝』掲載作品には、「さすがオチがすごい」「抜群に心地よい気持ち悪さ」「“今”を感じる距離感」「最高のフレーズにマーカー引きまくった」と熱のこもった感想が寄せられています。

 
初エッセイ集『イルカも泳ぐわい。』では類稀なる文才を現し、発売即日重版、その後も版を重ねました。つねに時代の最先端で笑いをつくり続ける著者が、文章のみで立ち上げるフィクションに一体どう挑むのか、ご注目ください。

加納愛子さん著『これはちゃうか』

加納愛子さん著『これはちゃうか』

加納さんは、「元気がないときに手に取ったり、共感や救いを求めたりしないで、元気があるときに余力で、クッキーこぼしながら読んでほしい」と、脱力感あふれる意気込みを見せています。

 
<あらすじ>

Aマッソ加納さん、初の小説集!
終わりのないおしゃべり、奇想天外な町、日常から一歩はみ出したホラー、変化球のハートウォーミング――“意味”も“救い”も“共感”もあるやらないのやら、全6篇の陽気な作品集。

 
【収録作品】

「了見の餅」……同じアパートに住む友人が元気ないっぽい ※書き下ろし

「イトコ」……イトコという存在の不思議についてバズり記事書きたい (『文藝』2021年春季号)

「最終日」……美術展の最終日に駆け込んでマウントとってくる奴 (『文藝』2021年夏季号)

「宵」……映画研究会の言い伝え、〆切間近になると現れる怪奇 (『文藝』2021年秋季号)

「ファシマーラの女」……駅がいっぱい生えてくる変な町で (『文藝』2021年冬季号)

「カーテンの頃」……失った両親の友人“にしもん”と二人暮らし ※書き下ろし

 

著者プロフィール

写真:石田真澄 衣装協力 LONDA

写真:石田真澄 衣装協力 LONDA

著者の加納愛子(かのう・あいこ)さんは、1989年生まれ、大阪府出身。2010年に幼馴染の村上愛さんとお笑いコンビ「Aマッソ」を結成。Aマッソのネタ作りを担当。2022年に開催されたAマッソ第9回単独ライブ「与、坐さうず」では初の3都市ツアーを完走。「THE W 2021」準優勝。

「Webちくま」にてエッセイ「何言うてんねん」、『小説新潮』にてエッセイ「行儀は悪いが天気は良い」連載中。初の著書エッセイ『イルカも泳ぐわい。』は発売即日重版、現在もロングセラーとなっている。『ベスト・エッセイ2022』には『オール讀物』2021年5月号で発表した自身の作品「大人への扉を開けたのは」が選出。『文學界』2022年3月号では初の中編小説「黄色いか黄色くないか」を発表。2022年7月に放送されたNHK「お笑いインスパイアドラマ ラフな生活のススメ」では初のドラマ脚本を手がけた。

 

これはちゃうか
加納 愛子 (著)

Aマッソ加納、初の小説集!短編「イトコ」「最終日」「宵」「ファシマーラの女」「了見の餅」「カーテンの頃」全6篇を収録。

 


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