【第8回 暮らしの小説大賞】くわがきあゆさん「焼けた釘」が受賞
産業編集センターは、「生活の、もっと身近に小説を」というコンセプトで2013年に設立した文学賞「第8回暮らしの小説大賞」の受賞作を発表、11月1日に授与式を開催しました。
なお、「暮らしの小説大賞」は、今回の第8回をもって終了となりました。現在、産業編集センターでは「暮らしの小説大賞」に代わる新たな文学賞を準備中(詳細は11月下旬に発表予定)です。
大賞作品はくわがきあゆさん「焼けた釘」
応募総数577作のうち、大賞受賞作に輝いたのは、くわがきあゆさんの『焼けた釘』です。
本作は、2つの全く異なる物語が同時進行で描かれます。
◎後輩が殺害されたと知る千秋が、犯人捜しを始めるストーリー。
◎職場の先輩に恋心を抱く杏が、同僚に先輩を取られたくないと葛藤するストーリー。
2つの物語が1つに重なる時、違和感が戦慄に変わる、読みごたえ抜群のサイコミステリー作品です。
くわがきあゆさんは、「皆様に評価していただけて、大変うれしく思っております。これからもできるだけ『うわあ』と驚き、ゾクッとしていただけるような作品を書いていきたいです」と笑顔でコメント。
「受賞コメント」「総評および受賞者講評」など詳細は、http://www.shc.co.jp/book/kurashi/winner/index08.html をご確認ください。
なお、くわがきあゆさんのデビュー作『焼けた釘』は、書籍化され全国の書店で発売中です。また、第2作目となる『初めて会う人(仮)』は、2022年6月に刊行予定となっています
『焼けた釘』の見どころ紹介マンガをTwitterで公開中!
【制作者】山北東さん
【転載元URL】https://twitter.com/north_mountain9/status/1455474838378729480
受賞者プロフィール
受賞者のくわがき あゆさんは、1987年生まれ、京都府出身。京都府立大学卒業。
第8回「暮らしの小説大賞」を受賞した『焼けた釘』でデビュー。
焼けた釘 くわがき あゆ (著) 帰省した千秋は後輩の萌香がストーカー被害に遭っていることを知る。数日後、萌香の刺殺体が発見された。千秋は彼女の格好を真似ながら独自に犯人を捜し始める。第8回暮らしの小説大賞受賞作。 |
【関連】
▼第8回受賞作『焼けた釘』|暮らしの小説大賞/主催は産業編集センター出版部
▼山北東さん 「いろいろと語りたいのに、ネタバレにならないようにお伝えするのが難しすぎるのでとりあえず読んで欲しい…!と思ってしまいました #焼けた釘 #くわがきあゆ #暮らしの小説大賞 #PR https://t.co/00tTZxnZcK https://t.co/Lj7nXdo1YM」 / Twitter
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