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月村了衛さん『半暮刻』が刊行&冒頭100P超を特別公開

日本SF大賞、吉川英治文学新人賞、大藪春彦賞、日本推理作家協会賞、山田風太郎賞など、数々の賞を総なめにし、『香港警察東京分室』では直木賞候補となった月村了衛さんの最新作『半暮刻(はんぐれどき)』が10月18日に双葉社より刊行されます。

 

現代日本の「悪」を描く社会派小説の到達点『半暮刻』 冒頭100P超を特別試し読み

『半暮刻』は、児童養護施設で育った元不良と、有名私大に通うエリート。半グレのもとで出会った二人を通して日本社会の歪みと真の悪が見えてくる、衝撃の社会派小説です。

 
双葉社では、本書の発売に先駆けて、物語冒頭100ページ超を特別公開中です。kindle無料お試し版と、双葉社文芸総合サイトCOLORFULにて試し読みできます。

★kindle無料お試し版:https://amzn.to/46SVhGp
★双葉社文芸総合サイトCOLORFUL:https://colorful.futabanet.jp/articles/-/2500

 
【あらすじ】

児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。
ここは言葉巧みに女性を騙し惚れさせ、金を使わせて借金まみれにしたのち、風俗に落とすことが目的の半グレが経営する店だった。
〈マニュアル〉に沿って女たちを騙していく翔太に有名私大に通いながら〈学び〉のためにカタラで働く海斗が声をかける。
「俺たち一緒にやらないか……」。二人の若者を通した日本社会の歪み、そして「本当の悪とは」を描く社会派小説。

 
<いち早く読んだ書店員の方々からも熱い声が続々と!>

「とんでもない悪を見てしまった…! まさに社会が生み出した怪物!
人間の心の奥底に潜む、灰色の闇を垣間見て、感情の昂ぶりが止まりません。語彙力が崩壊し、思考が停止する、圧巻の作品。本当に最高でした!」
――紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん

「人間の思考、思想は常に平等だ。しかしその考えを行動に移した時に、一歩踏み出した時に善悪どちら側にその一歩が置かれるかが人生の分かれ道となる。
誰もが最初は灰色な位置にいる。黒の誘惑に耐えながら白を向く。足元を見てほしい。そこは今何色なのか」
――紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥さん

「歪んだ世界に方向感覚を狂わされる。怖かった。悪が。人間が」
――未来屋書店宇品店 山道ゆう子さん

「体の奥深くから突き抜けてくる涙だった。こんなところから出る涙を流したのははじめてかもしれない」
――広島 蔦屋書店 江藤宏樹さん

「覚悟をもって挑まなければこの小説の威力に叩きのめされます。同じ時代に生き、月村さんの小説が読めてよかったと、そう思いました」
――紀伊國屋書店丸亀店 安倍香代さん

 

著者プロフィール

月村了衛(つきむら・りょうえ)さんは、1963年生まれ、大阪府出身。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。

2012年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、2013年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、2015年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、2019年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞

他の著書に『追想の探偵』『機龍警察 狼眼殺手』『悪の五輪』『東京輪舞』『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『ビタートラップ』『脱北航路』『十三夜の焔』『香港警察東京分室』『白日』『暗鬼夜行』など。『香港警察東京分室』で第169回直木賞候補初選出となった

 

半暮刻
月村 了衛 (著)

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月村了衛 (著)

 
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