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第6回「54字の文学賞」開催 過去最多応募数約7千点から選ばれた優秀作を収録『54字の物語ZOO』も刊行

『54字の物語 ZOO』表紙

『54字の物語 ZOO』表紙

PHP研究所は、累計発行部数29万部を突破したシリーズの第5弾『54字の物語 ZOO(ズー)』(編著:氏田雄介さん/監修:今泉忠明さん/絵:武田侑大さん)を刊行しました。

今回は「いきもの」がテーマ。今作では編著者・氏田雄介さんの作品に加え、読者投稿企画「54字の文学賞」への約7,000点の応募作品の中から選ばれた優秀作品を収録しています。

ベストセラー『ざんねんないきもの事典』の今泉忠明さん監修の“動物トリビア”も掲載した本作は、読んで学べる“いきものがたり”です。

また、「第6回 54字の文学賞」も開催中です。応募締め切りは2020年3月31日(火)。

 

54字の物語とは

「54字の物語」は、一話を縦9マス横6行の54字で綴る新スタイルの文学です。

『54字の物語』著者の氏田雄介さんは、自ら考案した「正方形の原稿用紙」を使って、インスタグラムやツイッターのタイムライン上でサクサク読めるショートショートを投稿。「文字だけなのにSNS映え!」と話題を呼び、今回発売された最新刊を含め、書籍化された5作品の累計発行部数は29万部を突破する人気シリーズとなりました。

児童・生徒の読解力や文章力、発想力などを引き出すために、国語の授業に取り入れる学校も増えています。

 

「54字の文学賞」史上最多応募数6,980点を記録したテーマ“いきもの”

2018年2月、シリーズ第1弾『54字の物語』の発売記念キャンペーンとして開催されたところTwitterで話題となり、テレビや新聞などWeb以外でも取り上げられた「54の文学賞」。

メディア紹介の反響は大きく、書籍はヒットしてシリーズ化され、「54字の文学賞」も新刊刊行時の恒例企画となりました。回を追うごとに応募数が増加し、第1回開催時には約3,000点だった応募数は、第4回で6,980点と2倍以上になり、過去最多記録になりました。このときの募集テーマは「いきもの」。読者(参加者)の「いきもの」に対する関心のつよさと人気の高さがうかがえます。

 

6,980点から選ばれたハイレベルな読者作品を収録した最新刊

シリーズ最新作『54字の物語ZOO』は、「いきもの」をテーマに編著者の氏田雄介さんが書き下ろした17話と、同じく「いきもの」をお題に読者が投稿した、第4回54字の文学賞の優秀作品73話の、合計90話が収録されています。

登場するいきものはイヌ、ネコ、パンダから、恐竜、ツチノコまで、もりだくさんの70種類です。

作/氏田雄介さん

作/氏田雄介さん

作/しおひがり

作/しおひがり

作/Jimmylcchyさん

作/Jimmylcchyさん

作/リモコンさん

作/リモコンさん

作/ことりっとさん

作/ことりっとさん

作/yuonさん

作/yuonさん

 

『ざんねんないきもの事典』今泉忠明さんの動物3行トリビア

本書では、動物学者の今泉忠明さんを監修に迎え、各作品の解説ページに、物語に登場する動物の生態や習性から人間との関係性まで、いきもの豆知識を紹介。物語を読みながら、動物や生物の知識も身につく仕様となっています。

 
【例】
◎昔の日本では黒猫は幸福象徴だった
◎世界最小のサルは6センチメートル
◎ヤギは紙を食べるとお腹を壊す
◎ツチノコの正体はトカゲか
◎動物の鳴き声からできた漢字がある など

 

シリーズ第5弾発売記念「第6回 54字の文学賞」を開催!

シリーズ最新刊『54字の物語ZOO』の発刊を記念して、「第6回 54字の文学賞」が開催中です。

 
■期間:2019年12月18日(水)~2020年3月31日(火)

■テーマ:怪談(おばけ、妖怪、モンスター、都市伝説などなんでもOK)

※「54字の原稿用紙」入手や投稿方法など詳細は、https://www.php.co.jp/news/2019/12/54bungaku6.php をご覧ください。

 

著者プロフィール

 
■編著:氏田雄介(うじた・ゆうすけ)さん

1989(平成元)年、愛知県生まれ。早稲田大学を卒業後、面白法人カヤックに入社。インターネット、SNSを主戦場にした広告やコンテンツの企画・制作を手がける。2018年、株式会社考え中を設立し、企画作家として独立。

著書は、ごく当たり前のことを詩的な文体でつづった『あたりまえポエム 君の前で息を止めると呼吸ができなくなってしまうよ』(講談社)や、1話が54文字の超短編集『意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の物語』(PHP研究所)など。「ツッコミかるた」や「ブレストカード」など、ゲームの企画・イラストも手がけている。

 
■監修:今泉忠明(いまいずみ・ただあき)さん

1944年東京生まれ。日本動物科学研究所所長。

東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。国立科学博物館でほ乳類の分類学、生態学を学ぶ。上野動物園の動物解説員を経て、現在は「ねこの博物館」館長。

おもな著書に『進化を忘れた動物たち』(講談社)、『外来生物 最悪50』(SBクリエイティブ)、監修書に『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)、『オールカラー大図鑑 世界の危険動物』『日本にしかいない生き物図鑑』(以上、PHP研究所)など多数。

 
■絵:武田侑大(たけだ・ゆきひろ)さん

1994年愛知県生まれ。イラストレーター。

サイエンスやテクノロジーといったテーマを中心に幅広いタッチでイラストを展開し、Webや書籍、雑誌などのイラストを多数手がける。好きな言葉は「面白さは遍在する」。

 

超短編小説で読む いきもの図鑑54字の物語 ZOO
氏田 雄介 (著), 武田 侑大(絵) (著)

あなたはこの物語の意味、わかりますか――?

◆世界のあらゆる動物が集まるという動物園に招待された。どんな秘密があるのかと思っていたが、まさか舟だったとは。
◆突然の雨。飼育員はパンダの檻へと走った。「遅かったか」檻の中には、黒い水溜まりとその上で眠るシロクマが……。
◆白蛇の抜け殻を買って財布に入れた。大きな招き猫も家に置いた。フクロウも飼った。なぜ私はお金が貯まらないんだ!
◆恐竜図鑑を熱心に読む娘にどれが好き?と聞くと、草食恐竜を指差した。「美味しいんだよ」と笑う口元に牙が覗いた。

……など、子どもも大人も虜にする、極上の90話を収録。
物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!

 
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