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ルッキズムをやっつけたくてスリランカで起業した話『そのカワイイは誰のため?』が刊行

スリランカでフィットネスウェアのブランド「kelluna. (ケルナ)」を立ち上げた前川裕奈さんの著書『そのカワイイは誰のため? ルッキズムをやっつけたくてスリランカで起業した話』がイカロス出版より刊行されました。

 

ルッキズムに囚われずにありのままの自分でいるためのラブレター『そのカワイイは誰のため?ルッキズムをやっつけたくてスリランカで起業した話』

「ルッキズム」 という言葉を耳にしたことはありますか?
「外見至上主義」とも訳され、主に外見を重視する価値観や、人を外見で評価・判断することを指しています。

 
太ってるのか痩せてるのか、肌の色が黒いのか白いのか、背が高い、背が低いなど、人の外見はそれぞれ。美の基準もそれぞれなはずなのに、「これが良し」として世の中が押しつけてくる尺度は、痩せてて色白でぱっちり二重で……など、とても限定的。

 
◆自分を肯定して自信を持っている状態こそ本来の美しさ

小5で「デブスパッツ」というあだ名をつけられたこともある著者は、「私も痩せてキレイにならなくちゃ」と底のないダイエット沼に堕ち、10~20代を通して常に容姿コンプレックスと闘い続けました。でも本当にそれが絶対的に美しいんだろうか……。米国留学やスリランカ単身駐在を機に、「自分を肯定して自分に自信を持っている状態(=セルフラブ)こそが本来の美しさ」だ、と気づかされます。

それを、同じような悩みを持つ人たちに伝えたくて、大好きになったスリランカで、現地の女性たちとセルフラブをテーマにサステナブルなフィットネスウェアのブランドを立ち上げました。

 
「美の概念も、幸せの尺度も、決してひとつではない。」
「あなたはありのままで美しい。」

 
自分の容姿に悩んでいる人の気づきや救いとなって、「大丈夫」と背中を押すラブレターになるように、と、30代女子が自身の経験と思いを熱く綴った約20年間のルッキズム激戦記です。

 
◆周囲の人をルッキズムの呪いにかけないために

人をルッキズムの呪いにかけるのは、周囲の人の何気ない一言だったりもします。

「痩せたらカワイイのに」
「胸が大きくてうらやましい」
「美人はいいね」

 
これらも、実は全部ルッキズム。
ルッキズムの呪縛に囚われる人をこれ以上増やさないためにも、容姿に悩んだことがない人や、ルッキズムって何?と単に関心を持った人にも、性別や年齢に関係なく、一度著者の20年をのぞいてみてはいかがでしょうか。

 

本書の構成

はじめに

【第1章】 容姿でこんなにも変わる世界小学生~社会人[コンプレックス編]
「デブスパッツ」という衝撃のあだ名/漫画のヒロインとは真逆なオタク中高生/失恋でマイナス10㎏、止まらぬ快感/SNSの「いいね数」に左右される人生

【第2章】 本当にそれが「美しい」?アメリカ~インド&スリランカ[気づき編]
「君は細いが、セクシーじゃない」 /いろいろなスタンダード・ビューティー/振り返って気づいた日本の窮屈さ/スリランカ女性の自撮り姿に感動

【第3章】 いざ、社会起業家に起業準備~誕生[kelluna.のタネと芽吹き編]
アニメのキャラに背中を押されて/アパレル?物販?経営???/予期せぬチャレンジばっかり/連続爆破テロを経て決まった覚悟/kelluna. 爆誕!

【第4章】 「より笑顔になれる社会」を目指してそして今[日本で生きる現在編]
世界に一つだけの取扱説明書/「いい女」ってなんだよ/「知る」という歩み寄りで叶う世界/ありのままの自分を生きる

おわりに

 

著者プロフィール

著者の前川裕奈(まえかわ・ゆうな)さんは、1989年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。三井不動産に勤務後、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科にて国際関係学の修士号を取得。

独立行政法人JICAでの仕事を通してスリランカに出会う。後に外務省の専門調査員としてスリランカに駐在しながら、2019年8月にフィットネスウェアブランド「kelluna.」を起業。現在は、日本とスリランカを行き来しながらkelluna.を運営するほか、企業や学校などで講演を行う。趣味はランニング、ロードバイク、漫画、アニメ、声優の朗読劇観賞。

 
<kelluna. (ケルナ)について>

“Beauty comes from self-love(美とは、自分を愛すること)” というコンセプトをもとに、スリランカの女性たちの働く力をサポートしながら、日本にボディ・ポジティビティやセルフラブの大切さを発信しているフィットネスウェアのブランド。「自分に優しく(self-love)、ヒトに優しく(雇用の創出)、地球に優しく(廃材の活用)」をブランドのミッションとして掲げる。

★URL:https://www.kelluna.com/

 

そのカワイイは誰のため? ルッキズムをやっつけたくてスリランカで起業した話
前川裕奈 (著)

SNSや雑誌、WEB、TV、街の広告には「カワイイ」があふれてる。
でも、そんな「社会が決めたカワイイ」にあてはまらなかったらダメなの?

小5でつけられたあだ名は「デブスパッツ」。
世の中がよしとする「キレイ・カワイイ」理想像のレールには乗れていなかった。
「私も痩せてキレイにならなくちゃ」と底のないダイエット沼に堕ち、常に容姿コンプレックスと闘い続けた10~20代。

でもホントに、本当に、それが絶対的に美しい?

米国留学やスリランカ単身駐在を機に、自分を肯定して自分に自信を持っている状態(=セルフラブ)こそが本来の美しさだ、と気づかされた。
それを、同じような悩みを持つ人たちに伝えたくて、大好きになったスリランカで、現地の女性たちと、セルフラブをテーマにサステナブルなフィットネスウェアのブランドを立ち上げた。

フィットネスは痩せるためだけのものじゃなく、心と身体を笑顔にする。美の概念も、幸せの尺度も、決してひとつじゃない。

ルッキズムの呪いに苦しめられている人へのラブレターとして、
30代女子が綴る、約20年にわたるルッキズム激戦記。

 


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