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会社員兼作家・岡田悠さん〈新時代のニューノーマル・育児エッセイ〉『1歳の君とバナナへ』が刊行

岡田悠さん著『1歳の君とバナナへ』

岡田悠さん著『1歳の君とバナナへ』

メディアプラットホーム「note」、Webメディア「オモコロ」で人気の会社員兼作家・岡田悠さんによる初の育児エッセイ『1歳の君とバナナへ』が小学館より刊行されました。

 

今、家族をつくること――その不安と痛みの、先にある希望とは

2020年、コロナウイルスの脅威が広まる中での「結婚式中止」という苦渋の決断に始まり、妻の妊娠、出産、育児は、「自粛」の空気による困難の連続だった。
コロナに限らず、「こんな時代に家族をつくる」ことには不安と痛みがつきまとう。
だけど、その先には希望のようなものが、たしかにあった…。

 
1年弱の育休を取り、仕事復帰後も家庭中心の日々を送る、2020年代の父親像が眩しい。
深い洞察にうなずき、間に差し込まれるユーモアに笑って読み進めると、不意に突きつけられる感情の昂ぶり。我が子へ語りかける手紙の形式で紡ぐ、笑いと愛情に包まれた新時代のニューノーマル・育児エッセイです。

 
<本文より>

《君はまだ1歳だから、この時間を覚えておくことはできない。バナナの皮を振って踊った朝のことも、歩きたくて涙を溜めた朝のことも、きっとすベて忘れてしまうだろう。 だから僕は、この手紙を書こうと思う。僕らがどんなふうにして出会い、暮らしたのか。10年後か20年後か、いつか君が読めるようになったときのために、書き記していこうと思う。 1歳の君とバナナへ。》

 
★著者のnoteにて、本文の一部を公開中:https://note.com/hyosasa/m/m6b58ff10732b

 

担当編集者より

私と岡田さんは、ほとんど同時期に結婚、第1子の誕生、育児を経験しました。

なので、この本には、もの凄く個人的な感情が詰まっています。

それは、こんな世の中で大切な人が増えていくことの不安と、 1人じゃない心強さという、相反する気持ちです。 それを是非書いて欲しいと、お願いしました。

コロナの要因だけでなく、様々な選択肢が増える世の中で「家族をつくる」こととは、なんなのか。 かつて結婚や育児を経験した方にも、今後少しでも可能性がある方にも、 きっと共感できる言葉が詰まった1冊です。

 

著者プロフィール

著者の岡田悠(おかだ・ゆう)さんは、1988年生まれ、兵庫県出身。会社員兼作家。旅行記を中心に様々な Webメディアで執筆。

著書に『0メートルの旅』(ダイヤモンド社)、『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』(河出書房新社)がある。

一児の父。好きな育児グッズは電動鼻吸い器。

 

1歳の君とバナナへ
岡田 悠 (著)

 


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