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起業のきっかけは兄・成田悠輔さんだった―成田修造さん『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険』が刊行

成田修造さん著『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険』(ダイヤモンド社)

成田修造さん著『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険』(ダイヤモンド社)

起業家の成田修造さんが自身の生い立ちをもとに起業のノウハウ、思考法などを紐解く『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険』がダイヤモンド社より刊行されました。

 

「起業家精神という情熱の炎は、かつて暗闇の中にあった僕の人生を明るく照らしてくれた。」

成田修造さんが14歳の時、父親が突然、家族を捨て、間もなく母親は脳出血で倒れて半身不随に。家事や介護の負担がのしかかり、生きていくのに必死だったといいます。

 
そんな両親に頼れない家庭環境の中で、修造さんに強い影響を与えたのは、現在は経済学者・起業家として数々のメディアに出演している兄の成田悠輔さんでした。その悠輔さんが修造さんに告げた「これからの時代は、IT・ファイナンス・起業家精神のかけ算が重要になる」という言葉。

修造さんはその「起業家精神」というマインドを意識して世の中を眺めた結果、様々な人との出会いや刺激的な経験を得ることができ、人生が大きく変わったと話します。

 
「起業」というリスクをうまく取ることで、人生は好転する。本書は起業家精神を持ちながら、日々新たなチャレンジに情熱を燃やしている修造さんによる、「これからの時代を生き残るための指南書」です。

 

成田修造さんが兄・悠輔さんからもらった「読んでおくべき本36冊」のリストも大公開

「自分の力で生きていかなければならない」と高校時代に自覚した修造さんは、読書に興味を持つようになりました。読書をすることで知識が増え、社会を理解できるようになり、自分の進むべき方向が見えてくると感じたからです。

 
本書では、読書に興味を持った高校時代の修造さんが、兄・悠輔さんに教えてもらったという、「読んでおくべき36冊の本」のリストも紹介しています。

 

40代でも間に合う!「なぜ」起業すべきなのかー。この本を読めば、すべてわかる

本書では、成田さんの生い立ちから起業家になるまでの苦悩や挫折、そして成功を描くとともに、

「なぜいま起業が注目されているのか」
「起業するために必要なことは何なのか」
「転職・副業の重要性」

などの要素も、現在の社会情勢と照らし合わせながら解説しています。

 

本書の構成

はじめに

第1章 
借金まみれの家庭から覚醒した起業家人生
社会不適合者の父
暗闇の中でもがく日々
母親が脳出血で倒れ半身不随に
それでも環境を恨まない
兄からもらった本36冊のリスト
東大合格を戦略的に目指してみた
「起業」に向かわせた2冊の本
これから必須の起業家マインド
起 業サークルでビジネスを学ぶ
先 輩起業家の熱が伝染する
学 生インターンから正社員に抜擢
「24歳で上場」という目標と挫折
学生起業にチャレンジ
アートサービスの立ち上げ
怖くなってビジネスから撤退
大手企業の内定を蹴って再びベンチャーの道へ
やるからには絶対に上場させる
誰よりも手を動かし、学びまくる日々
スキルを最短距離で身につける
10年の時を経て、クラウドワークス卒業。そしてこれから

第2章 スタートアップは日本に残された唯一の希望
世界にとり残される日本―
日本が貧しくなった30年間
日本で世界的企業が生まれにくい理由
「大企業が安泰」は過去のもの
少なくとも転職は当たり前
テクノロジーが専門職の仕事を奪う
「人生100年時代」に求められる”変化対応力”
「安定志向だから大企業」は思考停止
スタートアップ周辺から見える景色
優 秀な人ほどスタートアップを目指す
「日本にスタートアップ10万社誕生」を目指す政府
挑戦しない理由はない

第3章 5つの起業戦略 副業・独立・社内起業・転職・スタートアップ起業
起業家マインドで自分に合った働き方を選ぶ
(1) 副業
先端企業の社員の40%は副業する時代
まずは収入目的の副業でOK
本業と副業でシナジーを高める
(2) 独立
労働人口の半数がフリーランスになる時代
社員の独立を支援する企業のとり組み
自分らしい働き方を実現する
「いつ、どんな形で」と具体的な目標を立てる
(3) 社内起業
会社員として新規事業を立ち上げる
社内起業を経験する3つのルート
社内の人から応援される人になる
社内起業のメリット・デメリット
(4) 転職
最も魅力的な就職先はスタートアップ
活況をみせるスタートアップの採用市場
大企業とスタートアップを行き来できる時代
自分と相性のいいスタートアップの見つけ方
カルチャーショックを乗り越えよ
スタートアップに向く人、向かない人
(5) スタートアップ起業
高難度だが夢がある
圧倒的成長を生み出す圧倒的な付加価値
スタートアップ起業の成功者は中高年が多い
学生起業は超ローリスク・ハイリターン
起業プランを立てるときの3つの着眼点
まずは「自己資金+借金」でスタート
VCから億単位の資金調達も可能
資金調達にはデメリットもある
チームは少数精鋭がいい
若いときの起業の失敗にリスクはない

第4章 自分の人生は自分でマネジメントする
目標設定が人生を決める
「何からはじめるべきか?」を考えすぎない
コンフォートゾーンを飛び出せ
目標達成のためのフレームワーク「SMART」
自分の強みを見つけるには?
見つけた自分の強みを育てる
「アンラーン」がキャリアアップの鍵を握る
3つの視点で自分を深く顧みる
リスクのないところにリターンはない
ローリスクこそハイリスクという落とし穴

おわりに

 

著者プロフィール

成田修造(なりた・しゅうぞう)さんは、1989年生まれ、東京都出身。起業家・エンジェル投資家。

14歳のときに父親が突如、家族を捨てて失踪し、まもなく母親が脳出血で倒れて半身不随になり破産。東大を受験するも2点足りず不合格となり、奨学金を得て慶應義塾大学経済学部に入学。在学中からアスタミューゼ株式会社に参画し、オープンイノベーション支援サービス「astamuse」の事業企画を手がけたほか、大手人材紹介会社との提携事業の立ち上げなどに携わる。その後、アート作品の解説まとめサイトなどを手がける株式会社アトコレを設立し、代表取締役社長に就任。2012年に株式会社クラウドワークスに参画し、大学4年生にして執行役員になり、創業わずか3年目で株式上場を果たす。上場後は取締役副社長兼COO(最高執行責任者)として全事業を統括し、2022年には取締役執行役員兼CINO(最高イノベーション責任者)として新規事業開発や投資に携わる。2022年12月クラウドワークスを退社し、複数の企業の社外取締役などに就きつつ、起業など新たな道を切り拓くことを決意。

 

14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険
成田 修造 (著)

兄・成田悠輔のひと言がきっかけだった

●会社員であることは人生のリスクである
あえてレールから外る者が勝つ時代
40代でも間に合う「起業」という成長戦略

●学歴や職歴は関係ない、行動を起こすものだけが全てを制する
偏差値の高い大学を卒業して有名企業に入り、コツコツと仕事をこなして、定年を迎える。
そんなかつての成功モデルは、いまやリスクでしかない。

失敗を恐れず、1つの場所に固執しない。
副業、独立、社内起業、転職、そしてスタートアップ起業を視野に入れる学生・会社員必読の書。

●”ホームラン級のリターン”は「起業」という冒険から
パチンコ、麻雀、女、酒、タバコを欠かさず、ほぼニート状態の父親。
それに母親が共依存するという複雑な家庭環境に育った。

14歳のとき、父親が自己破産のうえ失踪。
貧しい生活を支えた母親は病に倒れ、半身不随になってしまった。

苦境のなか、独学で大学に合格、奨学金を得た。
そして、兄がくれた本をきっかけに「起業」を志した著者は、「ユーグレナ」や「ラクスル」の社長と出会い、体当たりで学生起業家の道を歩むようになる。

20歳のときに学生起業して、昼夜を問わず大奮闘。
しかし、最初のチャレンジは失敗に終わった。

ところが、起業にかける夢と情熱は、次なる展開へとつながった。
創業したばかりのベンチャー企業に4人目のメンバーとして参画し、3年で株式上場を果たし、全国規模にまで大きく成長させた。

金なし、コネなしのふつうの学生が、なぜ成功できたのか? 

本書は起業を通じた人生の指南書。
何歳でも起業・独立・副業でビジネスを展開するときには役立つ内容。
これからは会社員であっても、自分で事業をつくれると強い。
その思考法、ノウハウを全公開する。

40代でも間に合う「起業」という成長戦略。
“ホームラン級のリターン”は「起業」という冒険から。

 


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