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「第53回大宅壮一ノンフィクション賞」候補作が決定!

「第53回大宅壮一ノンフィクション賞」候補作が決定!

「第53回大宅壮一ノンフィクション賞」候補作が決定!

日本文学振興会は4月20日、第53回大宅壮一ノンフィクション賞(大宅賞)の候補作を発表しました。

 

「第53回大宅壮一ノンフィクション賞」候補作

第52回大宅壮一ノンフィクション賞の候補作は、次の通りです。

 
<第53回大宅壮一ノンフィクション賞 候補作>

◎インベカヲリ★(いんべ・かをり)さん
『家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像』(KADOKAWA)

◎川内有緒(かわうち・ありお)さん
『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル)

◎鈴木忠平(すずき・ただひら)さん
『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』(文藝春秋)

◎樋田毅(ひだ・つよし)さん
『彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠』(文藝春秋)

◎三浦英之(みうら・ひでゆき)さん
『災害特派員』(朝日新聞出版)

 
大宅賞の選考会は5月中旬に開催予定。選考委員は、梯久美子さん、後藤正治さん、佐藤優さん、出口治明さん、森健さん。

 

大宅壮一ノンフィクション賞について

大宅壮一ノンフィクション賞は、ジャーナリスト・大宅壮一さん(明治33年~昭和45年)の業績を記念して1970年に創設。各年の優れたノンフィクション作品を表彰する文学賞です。

公益財団法人日本文学振興会が主催し、株式会社文藝春秋が運営。前年1月1日から12月31日までに発表された、個人の筆者(共著を含む)によるルポルタージュ・内幕もの・旅行記・伝記・戦記・ドキュメンタリー等のノンフィクション作品全般を対象とします。

 

家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像
インベ カヲリ★ (著)

国家に親代わりを求めた男。
法廷で無期懲役に万歳三唱をし、殺人犯なのに刑務所で生存権を主張し続ける犯人・小島一朗。
誰も踏み込まなかったその内面に、異端の写真家が迫る。全真相解明、驚愕の事件ルポ!

犯人はいったい何者なのか?
―――――
【新幹線無差別殺傷事件】
2018年6月9日、走行中の東海道新幹線の車内で男女3人が襲われ、2名が重軽傷、男性が死亡した。「刑務所に入りたい」という動機だったため、一審で無期懲役となった際に小島一朗は法廷で万歳三唱をした。控訴せず20年1月に刑が確定。小島は刑務所内で生存権を主張し続けている。
―――
2008年以降の無差別殺人事件の犯人は前科前歴なし、両親は揃っており、貧困家庭でもなく友人関係に問題もない、「普通」の者が多い。
だが、「死刑になるため」「刑務所に入るため」と彼らは犯行に及ぶ。
約3年にわたる取材で理解不能な動機、思考を浮き彫りにする驚愕のルポ!

目の見えない白鳥さんとアートを見にいく
川内 有緒 (著)

見えない人と見るからこそ、見えてくる!
全盲の白鳥建二さんとアート作品を鑑賞することにより、浮かびあがってくる社会や人間の真実、アートの力――。

「白鳥さんと作品を見るとほんとに楽しいよ!」
という友人マイティの一言で、「全盲の美術鑑賞者」とアートを巡るというユニークな旅が始まった。
白鳥さんや友人たちと絵画や仏像、現代美術を前に会話をしていると、新しい世界の扉がどんどん開き、それまで見えていなかったことが見えてきた。
視覚や記憶の不思議、アートの意味、生きること、障害を持つこと、一緒にいること。
そこに白鳥さんの人生、美術鑑賞をする理由などが織り込まれ、壮大で温かい人間の物語が紡がれていく。
見えない人と一緒にアートを見る旅は、私たちをどこに連れていってくれるのか。

軽やかで明るい筆致の文章で、美術館めぐりの追体験を楽しみながら、社会を考え、人間を考え、自分自身を見つめ直すことができる、まったく新しいノンフィクション!
開高健ノンフィクション賞受賞後第一作!

岸田奈美さん(作家)推薦!
誰かとわかりあえない寂しさを、 幸福な余白に変えてくれる本でした。

本書に掲載された作品:
ピエール・ボナール、パブロ・ピカソ、クリスチャン・ボルタンスキー、興福寺の仏像、風間サチコの木版画、大竹伸朗の絵画、マリーナ・アブラモヴィッチの《夢の家》、Q&XL(NPO法人スィング、ヂョン・ヨンドゥのビデオ作品など。

・カラー作品画像多数掲載!
・会話から作品を想像していただくために、本文ページでは見せていない大型作品をカバー裏面に掲載!

嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか
鈴木 忠平 (著)

なぜ 語らないのか。
なぜ 俯いて歩くのか。
なぜ いつも独りなのか。
そしてなぜ 嫌われるのか――。

中日ドラゴンズで監督を務めた8年間、ペナントレースですべてAクラスに入り、日本シリーズには5度進出、2007年には日本一にも輝いた。それでもなぜ、落合博満はフロントや野球ファン、マスコミから厳しい目線を浴び続けたのか。秘密主義的な取材ルールを設け、マスコミには黙して語らず、そして日本シリーズで完全試合達成目前の投手を替える非情な采配……。そこに込められた深謀遠慮に影響を受け、真のプロフェッショナルへと変貌を遂げていった12人の男たちの証言から、異端の名将の実像に迫る。
「週刊文春」連載時より大反響の傑作ノンフィクション、遂に書籍化!

彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠
樋田 毅 (著)

内ゲバが激化した一九七二年、革マル派による虐殺事件を機に蜂起した一般学生の自由獲得への闘い。いま明かされる衝撃の事実。

災害特派員
三浦 英之 (著)

人を殺すのは「災害」ではない。いつだって「忘却」なのだ――。

東日本大震災から10年。あの日、津波被災地の最前線へと送られた「災害特派員」は何を見て、何を感じたのか。
地震発生の翌日に被災地に入り、目撃した「惨状」。
その後、「南三陸駐在」として現地に赴任し、人々と生活を共にしながら感じた、記録者としての「葛藤」。
そして、戦友とも言えるカメラマンの「死」……。

朝日新聞の現役記者であり、気鋭のルポライターとしても知られる筆者が綴る、3・11、もう一つの「南三陸日記」。

 
【関連】
大宅壮一ノンフィクション賞|日本文学振興会

 


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