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『自由の丘に、小屋をつくる』刊行記念!川内有緒さんトーク&サイン会を開催

2022年に『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』でYahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞を受賞した注目のノンフィクション作家、川内有緒さんによる最新刊『自由の丘に、小屋をつくる』が新潮社より10月18日に刊行されます。

本書の刊行を記念して、今野書店(東京・杉並)にて、著者・川内有緒さんによるトークイベント〈セルフビルドは、自分と向き合う「旅」〉が10月27日(金)にオンライン&リアル開催されます。なお、トークショー終了後には来店参加者向けにサイン会も行われます。

 

『自由の丘に、小屋をつくる』について

<数々の賞に輝くノンフィクション作家が最新作に選んだテーマは、「自分の場所を、自分でつくる」こと>

アメリカやフランスに移住し、その過程で出会った心惹かれる人や物のことを本にしてきた川内有緒さん。日本に帰国後、40代で一児の母となり、「夢は娘の親友になって一緒に長い二人旅をすること」と考えるようになります。

 
子育てをするなかで、川内さんの書くものは第16回開高健ノンフィクション賞を受賞した『空ゆく巨人』のように、「気になる人の人生をじっくりと旅する(取材して追体験する)」ものへと変化していきます。

それは、川内さんが自身の内面をより深く掘り下げていく作業でもあり、そうして書かれた『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』はYahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞を受賞します。そして、自身とより向き合い「本当の自由」に気づいていく過程を描いたのが本作になります。

 
本作では、川内さんが山梨県のある限界集落に小屋をつく過程が描かれます。

小屋づくりの直接的なきっかけは、東京で生まれ、東京で育つわが子に「故郷のような、いつでも戻れる居場所をつくってあげよう」というものでした。

手を動かし仲間たちと語らう中で川内さんの内面は変化し、効率主義や「お金で買えるものの価値」に思いを馳せるようになり、小屋づくりは単なる小屋づくりを超えた意味を持つようになります。

読めば、現代社会で見失われがちな「価値」について川内さんと一緒に考えを深めていくような気持ちになる一冊です。

 

『自由の丘に、小屋をつくる』刊行記念!川内有緒さんトーク&サイン会 開催概要

 
■開催日時:2023年10月27日(日)18:30~20:00

■会場:今野書店地下1階(東京都杉並区西荻北3-1-8)+ オンライン(Zoom)

■参加費
◎配信参加:1,650円
◎来店参加:2,200円

■主催:今野書店

★詳細&申込み:https://peatix.com/event/3716615/

 

著者プロフィール

川内有緒(かわうち・ありお)さんは、ノンフィクション作家。1972年生まれ、東京都出身。

映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりとその道を断念。行き当たりばったりに渡米したあと、中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学大学院で中南米地域研究学修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。

『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』(集英社)で開高健ノンフィクション賞、『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル)でYahoo!ニュース本屋大賞 ノンフィクション本大賞を受賞。ドキュメンタリー映画「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」の共同監督も務める。

 

※以下はAmazonへのリンクです。

自由の丘に、小屋をつくる
川内 有緒 (著)

Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞受賞第一作!

「生きる力ってなんだろう?」セルフビルドしながら問い続けた6年間の軌跡
40代で母親になって考えた。「この子に残せるのは、“何かを自分で作り出せる実感”だけかも」。そこから不器用ナンバーワンの著者による小屋作りが始まる。コスパ・タイパはフル度外視。規格外の仲間たちと手を動かすほどに「世界」はみるみるその姿を変えていき……。暮らしと思索が響き合う、軽快ものづくりエッセイ。

 
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