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【第53回講談社絵本賞】堀川理万子さん『海のアトリエ』が受賞

第53回講談社絵本賞の受賞作が決定!

第53回講談社絵本賞の受賞作が決定!

講談社は4月20日、第53回講談社絵本賞の受賞作を発表しました。

 

第53回講談社絵本賞の受賞作が決定!

第53回講談社絵本賞の受賞作品は次の通りです。

 
<第53回講談社絵本賞 受賞作品>

堀川理万子(ほりかわ・りまこ)さん
『海のアトリエ』(偕成社)

 
受賞者の堀川理万子さんは、1965年生まれ。東京都出身。東京藝術大学大学院美術研究科修了。画家として絵画作品による個展を定期的に開きながら、絵本作家、イラストレーターとしても作品を発表。

受賞作の『海のアトリエ』の舞台は昭和30年代の神奈川県の海辺のアトリエ。堀川さんが子どもの頃に出会った初めての「子どもを子ども扱いしない」大人である近所の絵描きさんとの思い出から生まれた作品です。なお、本作品は2021年に第31回Bunkamuraドゥマゴ文学賞も受賞しています。

 
受賞者の堀川さんには、賞状と記念品および副賞として100万円が贈られます。

選考委員は、きたやまようこさん、高畠純さん、武田美穂さん、長谷川義史さん、もとしたいづみさん。

 

講談社絵本賞について

「講談社絵本賞」は、2018年まで開催されていた講談社出版文化賞の一部門「絵本賞」を引き継ぎ、絵本において新分野を開拓し、質的向上に寄与した優秀な作品に対して贈呈される絵本賞です。

 
なお、講談社出版文化賞は、1970年(昭和45年)に講談社が創業60周年記念事業の一環として創設。さしえ賞(挿絵)、写真賞(写真)、ブックデザイン賞(装幀)、絵本賞(絵本)の4部門で構成されていました。
4部門のうち、写真賞・さしえ賞・ブックデザイン賞については、2018年度で終了となり、絵本賞は「講談社絵本賞」と改称し、引き続き単独で運営されることとなりました。

 

海のアトリエ
堀川理万子 (著)

おばあちゃんの部屋には、女の子の絵がかざってある。「この子はだれ」?って聞いてみたら、「この子は、あたしよ」って教えてくれた。
びっくりするわたしに、おばあちゃんが話してくれたのは、海辺のアトリエに暮らす絵描きさんと過ごした夏の日のこと、おばあちゃんにとって、いつまでも色あせない、特別な思い出だった。
少女がのびのびと心を開放することができた宝物のような日々を、まるで映画のシーンのように見応えのある絵で描いた魅力的な絵本。

 
【関連】
2022年度 第53回「講談社絵本賞」決定のお知らせ〔PDF〕

 


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