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直木賞作家・井上荒野さん『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』を期間限定で全文公開

井上荒野さん著『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』

井上荒野さん著『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』

井上荒野さんが、性被害をめぐる当事者の生々しい感情と、ハラスメントが醸成される空気を活写した長編小説『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』が4月7日に朝日新聞出版より刊行されます。

発売に先がけ、3月30日から4月3日まで、朝日新聞出版の公式note「さんぽ」で本作の全文が期間限定で公開中です。

 

井上荒野さんがセクハラ当事者たちの感情を生々しく描いた問題作『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』

 
◆桐野夏生さん(作家・日本ペンクラブ会長)
「この痛みは屈辱を伴っているから、いつまでも癒えることはないのだ」

◆河合香織さん(ノンフィクション作家)
「時代の空気に風穴を開ける傑作であり、一人でも多くの人に読んでもらいたい」

 
<『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』概要>

皮を剥がされた体と心は未だに血を流している。

小説教室の人気講師が性暴力で告発されます。告発したのは、動物病院の看護師・九重咲歩。7年前、物を書くのが好きな彼女は、カリスマ講師・月島光一から才能の萌芽を認められ、教室内で特別扱いされていました。しかし、いつしか月島による咲歩への執着はエスカレート、肉体関係を迫るほどに歪んでいきます。

そして現在、何人もの受講生をデビューさせた月島は教え子たちから慕われ、マスコミからも注目を浴びるなか、咲歩はみずからの性被害を告発する決意をするのでした。なぜセクハラは起きたのか? 家族たちは事件をいかに受け止めるのか? 被害者の傷は癒えることがあるのか?

被害者と加害者、その家族、受講生たち、さらにはメディア、SNSを巻き込み、実際の事件を彷彿とさせるような物語は、セクハラが誰にとっても無関係ではいられないことを伝える、いまこそ読まれるべき作品です。

 
★井上荒野さん『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』全文公開ページ:https://note.com/asahi_books/n/ncf824afc1a6b

 

著者プロフィール

著者の井上荒野(いのうえ・あれの)さんは、1961年生まれ。東京都出身。成蹊大学文学部卒業。1989年「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞を受賞し、デビュー。

2004年『潤一』で島清恋愛文学賞、2008年『切羽へ』で直木賞、2011年『そこへ行くな』で中央公論文芸賞、2016年『赤へ』で柴田錬三郎賞、2018年『その話は今日はやめておきましょう』で織田作之助賞を受賞。

著書に『夜をぶっとばせ』『悪い恋人』『そこにはいない男たちについて』『ママナラナイ』『百合中毒』など多数。『あなたがうまれたひ』など絵本の翻訳も手掛けている。

 

生皮
井上 荒野 (著)

 
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