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西加奈子さん短編小説集『わたしに会いたい』が11月刊行 表題作「わたしに会いたい」を全文公開

西加奈子さん 撮影:中川真人(CUBISM)

西加奈子さん 撮影:中川真人(CUBISM)

西加奈子さんの5年ぶりとなる最新短編小説集『わたしに会いたい』が集英社より11月2日(木)に刊行されます。集英社は、特設サイトおよび無料電子書籍にて、表題作「わたしに会いたい」の全文無料公開中です。

 

西加奈子さん最新短編小説集『わたしに会いたい』が発売決定! 特設サイトおよび無料電子書籍にて、表題作「わたしに会いたい」の全文試し読みを公開!

コロナ禍以前の2019年より、自身の乳がん発覚から治療を行った2022年にかけて発表された7編と書き下ろし1編を含む、全8編を収録。誰かの価値観を押し付けられることが多いこの国で、自分のヒーローは自分しかいない。フィクションだからこそ描ける、「自分を生きたい」という力強いメッセージに溢れた傑作が誕生しました。

 
本書の発売に先駆け、『わたしに会いたい』特設サイトおよび各電子書籍書店にて、表題作「わたしに会いたい」を全文無料公開中。11月2日の発売まで、特設サイト及びSNS等では本書に関するニュースを続々解禁予定です。

★『わたしに会いたい』特設サイト:https://lp.shueisha.co.jp/imissme

 

『わたしに会いたい』概要

西加奈子さんがすべての人に贈る、8つのラブレター。
この本を読んだあと、あなたは、きっと、自分の体を愛おしいと思う。
「わたし」の体と生きづらさを見つめる珠玉の短編小説集。

 
わたしを生きるための言葉。
#Imissme
――わたしに会いたい。

 
【収録作品】
「わたしに会いたい」/「あなたの中から」/「VIO」/「あらわ」/「掌」/「Crazy In Love」/「ママと戦う」/「チェンジ」(書き下ろし)

西加奈子さんの直筆メッセージ

西加奈子さんの直筆メッセージ

 
<全文無料公開・表題作「わたしに会いたい」あらすじ>

父親が異なる3人の姉を持つわたしが心を許せるのは、いとこのモトだけだった。一人っ子のモトの部屋にはたくさんのおもちゃと本があり、いつもモトの部屋で遊んでいた。ある日、幼稚園で歩き方がおかしいと言われて病院に行くと、骨が変形していて、歩き方は生涯治らないことを告げられる。わたしは、その日もモトの部屋に行った。すると、家に帰って来たモトは、玄関にわたしがいた、と言う。モトは、わたしのドッペルゲンガーに出会ったのだ。それから毎日、わたしは「わたし」について考えた。

 

著者プロフィール

西加奈子(にし・かなこ)さんは、1977年、イラン・テヘラン生まれ。エジプト・カイロ、大阪府で育つ。 2004年に『あおい』でデビュー。

2007年『通天閣』で織田作之助賞、 2013年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、2015年に『サラバ!』で直木賞を受賞。著書に『さくら』『円卓』『漁港の肉子ちゃん』『ふる』『まく子』『i』『おまじない』など多数。本年4月に刊行した初のノンフィクション『くもをさがす』が話題。

 

 
【関連】
『わたしに会いたい』西加奈子|集英社

 


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