佐藤健さん・阿部寛さん出演映画『護られなかった者たちへ』原作!中山七里さん『護られなかった者たちへ』が文庫化 巻末には瀬々敬久監督と著者の対談も収録
宝島社では、佐藤健さん、阿部寛さんが出演する映画『護られなかった者たちへ』の10月1日公開に先駆け、原作である中山七里さん著『護られなかった者たちへ』を文庫化、宝島社文庫より7月21日に刊行します。
号泣必至!中山七里さんの社会派ミステリーが文庫化
本書は、東日本大震災後の仙台を舞台に、社会福祉と人々の正義が交錯する号泣必至のミステリー小説です。巻末には映画化記念として、監督を務めた瀬々敬久(ぜぜ・たかひさ)さんと著者の中山七里(なかやま・しちり)さんの対談も収録。作品に込められた思いや制作過程のエピソードも必見です。
著者の中山七里さんは『さよならドビュッシー』で、宝島社が主催するミステリー&エンターテインメントの新人賞『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2010年に作家としてデビューしました。シリーズ累計152万部を超える「岬洋介」シリーズなど、これまでに58作品を執筆しています。また、『さよならドビュッシー』をはじめ映像化作品も多く、2020年だけで『連続殺人鬼カエル男』(宝島社)、『ドクター・デスの遺産』(KADOKAWA)、「御子柴弁護士」シリーズ(講談社)、『セイレーンの懺悔』(小学館)、『夜がどれほど暗くても』(角川春樹事務所)、『作家刑事毒島』(幻冬舎)の6作が映像化され、話題となっています。
<あらすじ>
仙台市で他殺体が発見された。拘束したまま飢え苦しませ、餓死させるという残酷な殺害方法から、担当刑事の笘篠(とましの)は怨恨の線で捜査する。しかし被害者は人から恨まれるとは思えない聖人のような人物で、容疑者が一向に浮かばずにいた。捜査が暗礁に乗り上げるなか、二体目の餓死死体が発見される。一方、事件の数日前に出所した模範囚・利根は、過去に起きたある出来事の関係者を探っていた――。
【著者コメント】
本作を書き始めたのは2016年1月のことである。ところが5年後の今に至っても生活保護の問題は解決するどころか、ますます闇が深くなっている。コロナ禍で映画の公開が遅れに遅れてもテーマが古くなっていないのが逆に悩ましい。
著者プロフィール
著者の中山七里(なかやま・しちり)さんは、1961年生まれ。岐阜県出身。第8回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作『さよならドビュッシー』にて2010年にデビュー。2011年発売の『連続殺人鬼カエル男』も同時に最終選考に残った。
「岬洋介」シリーズをはじめ、「御子柴弁護士」シリーズ(講談社)、「刑事犬養隼人」シリーズ(KADOKAWA)などの著書多数。また、『さよならドビュッシー』『連続殺人鬼カエル男』『ドクター・デスの遺産』『セイレーンの懺悔』『夜がどれほど暗くても』など映像化作品も多数。
護られなかった者たちへ (宝島社文庫) 中山七里 (著) 号泣必至! 誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。 |
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▼映画『護られなかった者たちへ』公式サイト
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