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【訃報】歌人・橋本喜典さんが死去 『行きて帰る』で迢空賞と齋藤茂吉短歌文学賞を受賞

歌人の橋本喜典(はしもと・よしのり)さんが4月8日、慢性閉塞性肺疾患による呼吸不全のため東京都内の自宅で死去しました。90歳。東京都出身。葬儀は近親者で済ませました。

 

迢空賞・齋藤茂吉短歌文学賞受賞作『行きて帰る』

迢空賞・齋藤茂吉短歌文学賞受賞作『行きて帰る』

橋本喜典さんは、1928年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。短歌結社誌『まひる野』に入会し、窪田章一郎さんに師事。窪田さんの没後、『まひる野』の運営を担当し、2014年まで運営・編集委員長を担当。

1995年『無冠』で日本歌人クラブ賞、2004年『一己』で短歌四季大賞、2009年『悲母像』で詩歌文学館賞と短歌新聞社賞、2015年『わが歌』で短歌研究賞、2017年『行きて帰る』で齋藤茂吉短歌文学賞迢空賞を受賞。2018年、旭日小綬章を受章。

 
歌集に、『思惟の花』『黎樹』『地上の問』『去来』『冬の旅』『な忘れそ』『聖木立』など。その他の著書に、『歌人窪田章一郎 生活と歌』『短歌憧憬 評論とエッセイ』など。

 

行きて帰る―橋本喜典歌集 (まひる野叢書 第 339篇)
詠えとごとく短歌はありぬ。いのちを愛しみ,時代を見据える,思念の歌556首
短歌研究賞受賞作「わが歌」、受賞後第一作「初蝶は」50首を収録
蒼波のわだつみの声に杭を打つ「だまれ」はかつての軍人言葉
初蝶は而立の袖にまつはりて八十八の袂にも来む
あこがれは行きて帰るの心なり谺はかへる言霊もまた

歌集 聖木立 (まひる野叢書)
悲劇より喜劇でゆかう頓珍漢老老劇場主役のふたり

迢空賞受賞後注目の第一作。 力強く根を張る大樹に己れを重ね、天地の有情を思う日々。 見るもの、ふれるもの、万物がいとおしい。 いのちを見つめ、感謝のこころを紡いだ第11歌集。

 
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