【訃報】漫画家・古谷三敏さんが死去 『ダメおやじ』『BARレモン・ハート』など
漫画家の古谷三敏(ふるや・みつとし)さんが12月8日、がんのため死去しました。85歳。双葉社が12月13日、公式サイト上で発表(https://www.futabasha.co.jp/news/items/fuhou_furuyamitsutoshi.html)しました。葬儀は近親者で執り行われました。後日、お別れの会を開く予定。
古谷三敏さんは、1936年、旧満州(現・中国東北部)生まれ(茨城県神栖市出身)。1955年「みかんの花咲く丘」でデビュー。手塚治虫さんや赤塚不二夫さんのアシスタントを経て、1970年から『週刊少年サンデー』で『ダメおやじ』の連載を開始。同作で1978年に小学館漫画賞を受賞。
1974年に芳谷圭児さんと「ファミリー企画」を設立。1975年から2020年まで毎日新聞「日曜くらぶ」で『ぐうたらママ』を45年にわたって連載。1978年『ビッグコミック』で『寄席芸人伝』を連載開始。1985年『漫画アクション』で『BARレモン・ハート』を連載開始。
ほかの作品に『減点パパ』『マンダム親子』『どくだみ先生』『うちの甚五郎』など。
訃報
漫画家 古谷三敏(85歳)が、
2021年12月8日がんの為、永眠いたしました。なお、葬儀は親族のみで執り行いました。
これまでご愛読、応援していただいた読者の皆様、
またお世話になりました関係者の皆様に深く感謝を申し上げます。マネージャー 古谷 陸 pic.twitter.com/PsFlfLDGJ8
— 陸【りっくん】 (@Barlemon) December 13, 2021
ダメおやじ(1) (少年サンデーコミックス) 古谷三敏 (著) やられっぱなしのダメおやじは、「オニババア!!、クソタレダコーッ!!、ヒスおんなーっ!!」と叫ぶ。イビられ続けても懲りないダメおやじは一本ビシッと筋が通っている?おもしろさ抜群のブラックギャグ集大成!古谷三敏の代表作! |
BARレモン・ハート(36) (アクションコミックス) 古谷 三敏 (著) 連載36年目、大ロングセラー『BARレモン・ハート』の新刊第36巻! ! 心の迷いも哀しみも、BARレモン・ハートのマスタ―による酒のうんちくに絡めた言の葉と、 |
寄席芸人伝(1) (ビッグコミックス) 古谷三敏 (著), あべ善太 (著) 高座で噺の最中に、客席の文士に「まずい!」と言われた左楽は、レアリスムの芸を磨こうと試練を重ねる『レアリスムの左楽』。なまりのひどい田舎者が、噺はダメだが踊りを覚えようと工夫を重ねる『電気踊りの又蔵』など13話。 |
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▼BARレモンハート
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