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【第11回小野市詩歌文学賞】栗木京子さん歌集『ランプの精』と岡田一実さん句集『記憶における沼とその他の在処』が受賞

小野市(兵庫県)は4月5日、第11回小野市詩歌文学賞の受賞作品を発表しました。

 

第11回小野市詩歌文学賞が決定!

第11回小野市詩歌文学賞の「短歌部門」「俳句部門」の受賞作品は次の通りです。

 
■短歌部門
栗木京子(くりき・きょうこ)さん
歌集『ランプの精』(現代短歌社)

■俳句部門
岡田一実(おかだ・かずみ)さん
句集『記憶における沼とその他の在処(ありか)』(青磁社)

 
短歌部門の受賞者・栗木京子さんは、1954年生まれ。愛知県名古屋市出身。京都大学理学部卒業。2004年に歌集『夏のうしろ』で読売文学賞と若山牧水賞を、2007年に歌集『けむり水晶』で山本健吉文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、迢空賞を、2014年に歌集『水仙の章』で斎藤茂吉短歌文学賞、前川佐美雄賞を、2019年に毎日芸術賞を受賞するなど受賞歴多数。

俳句部門の受賞者・岡田一実さんは、1976年生まれ。富山県富山市出身。2006年より作句を始め、夏井いつきさんの俳誌「いつき組」に参加。 2010年に芝不器男俳句新人賞で城戸朱理奨励賞を、2014年に現代俳句新人賞を受賞。

栗木さんと岡田さんには賞金100万円が贈られます。

 
選考委員は、馬場あき子さん、宇多喜代子さん、永田和宏さん。

 

小野市詩歌文学賞

小野市詩歌文学賞は、兵庫県小野市が、同市出身の歌人・上田三四二(うえだ・みよじ)さんにちなみ、三四二さんの没後20周年にあたる2009年に創設した文学賞です。

「日本人の感性の原型である詩歌の一層の発展」を願い、前年の1月1日から12月31日までに刊行された短歌・俳句に関する文芸作品の中から最も優れたものを顕彰します。
創設当初は「短歌部門」「俳句部門」「詩部門」の3部門で構成されていましたが、第6回より短歌部門と俳句部門のみとなっています。

選考は、全国の著名な歌人、俳人にアンケートを行い、その結果を参考にして、3名の選考委員が決定します。

 

ランプの精 (塔21世紀叢書)
栗木京子 (著)

第60回毎日芸術賞受賞
私にとって歌を詠むということは、遠いどこかからこのランプの精を呼び寄せることなのではないか。子供っぽいと笑われそうですが、そんな気がしています。 「あとがき」より

「筋書きの濃きミステリを読みさして駱駝のまつげふと思ひたり」

記憶における沼とその他の在処
岡田一実 (著)

現代俳句新人賞受賞俳人の待望の最新句集。 金原瑞人氏、青木亮人氏推薦!

火蛾は火に裸婦は素描に影となる 暗渠より開渠へ落葉浮き届く かたつむり焼けば水焼く音すなり 椿落つ傷みつつ且つ喰はれつつ 死者いつも確かに死者で柿に色 照り返す葉表を蜘蛛歩きけり くらがりの沼へ水入る蛾の羽ばたく 白藤や此の世を続く水の音

 
【関連】
第11回小野市詩歌文学賞受賞者決定 / 兵庫県小野市行政サイト

 


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