【第60回毎日芸術賞】作家・宮本輝さん、歌人・栗木京子さんらが受賞
毎日新聞社は1月1日、第60回(2018年度)毎日芸術賞の受賞者を発表しました。
「第60回(2018年度)毎日芸術賞」受賞者が決定!
第60回(2018年度)毎日芸術賞を作家の宮本輝さん、歌人・栗木京子さんらが受賞しました。
なお、全受賞者は次の通りです。
【第60回(2018年度)毎日芸術賞 受賞者】
■金森穣さん(演出振付家・舞踊家)
Noizm公演「Mirroring Memories それは尊き光のごとく」(東京文化会館小ホール)、NoismXSPAC「Romeo & Juliets(ロミオとジュリエットたち)」(りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館など4会場)の演出・演技
■栗木京子さん(歌人)
歌集『ランプの精』(現代短歌社)
■内藤礼さん(現代美術家)
個展「内藤礼-明るい地上には あなたの姿が見える」(水戸芸術館現代美術ギャラリー)
■永井愛さん(劇作家)
二兎社公演「ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ」(東京芸術劇場シアターイーストなど)の作・演出
■宮本輝さん(作家)
小説『流転の海』(新潮社)シリーズ完結 全9部
<特別賞>
■大林宣彦さん(映画監督)
映画『花筐/HANAGATAMI』
なお、1月25日に東京都文京区のホテル椿山荘東京で贈呈式が開催されます。
毎日芸術賞について
毎日芸術賞は、毎日新聞社が主催する賞で、文学、演劇、音楽、美術、映画などに功績があった人に与えられます。信越化学工業株式会社が特別協賛。
第10歌集。
流転の海 第1部 (新潮文庫)
敗戦から2年目、裸一貫になった松坂熊吾は、大阪の闇市で松坂商会の再起をはかるが、折も折、妻の房江に、諦めていた子宝が授かった。「お前が20歳になるまでは絶対に死なん」熊吾は伸仁を溺愛し、その一方で、この理不尽で我侭で好色な男の周辺には、幾多の波瀾が持ち上った。父と子、母と子の関係を軸に、個性的な人間たちの有為転変を力強い筆致で描く、著者畢生の大作第一部。
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▼社告:第60回毎日芸術賞 – 毎日新聞
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