【第4回渡辺淳一文学賞】松井今朝子さん『芙蓉の干城』が受賞
集英社は4月1日、第4回渡辺淳一文学賞の受賞作を発表しました。
第4回渡辺淳一文学賞が決定!
第4回渡辺淳一文学賞の受賞作が、次の通り決定しました。
■第4回渡辺淳一文学賞
松井今朝子(まつい・けさこ)さん
『芙蓉の干城(ふようのたて)』(集英社)
松井今朝子さんは、1953年生まれ。京都府出身。早稲田大学文学部演劇学科卒業。同大学大学院文学研究科演劇学修士課程修了後、松竹に入社し、歌舞伎の企画・制作に携わります。松竹退職後、故・武智鉄二さんに師事し、歌舞伎の脚色・演出を手掛けます。
1997年に『東洲しゃらくさし』で小説家としてデビュー。同年『仲蔵狂乱』で時代小説大賞、2007年『吉原手引草』で直木三十五賞を受賞。
★公式サイト:http://www.kesako.jp
選考委員は、浅田次郎さん、小池真理子さん、髙樹のぶ子さん、宮本輝さん。
贈賞式は5月17日に開催される予定です。
渡辺淳一文学賞について
渡辺淳一文学賞は、昭和・平成を代表する作家であり、豊富で多彩な作品世界を多岐にわたり生み出した渡辺淳一さんの功績をたたえ、「純文学・大衆文学の枠を超えた、人間心理に深く迫る豊潤な物語性を持った小説作品」を顕彰する文学賞です。集英社と公益財団法人一ツ橋綜合財団が主催。
前年の1月~12月に刊行された、日本語で書かれた小説(単行本および単行本未刊行の文庫)が対象。受賞者には、正賞として記念品、副賞として200万円が贈呈されます。
芙蓉の干城 松井 今朝子 (著) 昭和八年、東京。 |
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