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【訃報】堺屋太一さんが死去 『油断!』『団塊の世代』など

作家で経済評論家の堺屋太一(さかいや・たいち=本名:池口小太郎)さんが2月8日、多臓器不全のため東京都内の病院で死去しました。83歳。大阪府出身。通夜は16日午後6時、葬儀は17日午後1時、東京都港区南青山の青山葬儀所で。喪主は妻で洋画家の池口史子(いけぐち・ちかこ)さん。

 
堺屋太一さんは、1935年生まれ、東京大学工学部建築学科から経済学部へ転入し卒業。1960年に通商産業省(現・経済産業省)入省。1970年の「大阪万博」の企画・実施に携わり、沖縄開発庁(現・内閣府)に出向中の1975年には「沖縄海洋博」も担当。1978年退官。

通産省に在職中の1975年に、石油危機を描いた近未来小説『油断!』で作家としてデビュー。1976年には小説『団塊の世代』を発表し、100万部を超えるベストセラーに。また、タイトルの「団塊の世代」は1940年代後半に生まれた第一次ベビーブーム世代を示す用語として定着します。
なお、ペンネームは商人だった先祖が使っていた屋号「堺屋」にあやかったもの。

1998年の小渕恵三内閣で経済企画庁(現・内閣府)長官に民間から登用され、森喜朗内閣の2000年まで在任。2012年に旭日大綬章を受章。2013年、安倍晋三内閣で内閣官房参与に就任。

著書に『破断界』『ひび割れた虹』『世紀末の風景』『平成三十年』『活断層』『団塊の秋』など。また、大河ドラマの原作となった『峠の群像』『秀吉』などの歴史小説、『日本人への警告』『風と炎と』『組織の盛衰』『団塊の後 三度目の日本』『堺屋太一が見た 戦後七〇年 七色の日本』『地上最大の行事 万国博覧会』などの評論・随筆集も多数執筆。

 

団塊の世代 (文春文庫)
「団塊の世代」とは何か?この言葉の名付け親である堺屋太一氏は三十年前に、彼らが日本の将来に何をもたらすかを分析し、この予測小説を書いた。その予測は、今読み直すと恐ろしいほど的中している。大量定年、高齢化が問題になっている今、あらためて新版を刊行し、「団塊の世代」の過去、現在、将来を考える。

 
団塊の後 三度目の日本
ベストセラー「団塊の世代」の堺屋太一氏が、団塊がリタイアした後の日本の姿を描く予測小説。

2020年東京五輪の後こそ深刻!―「天国・日本」の重大危機に若き徳永総理が挑む“三度目の日本”とは!圧巻のストーリーを精緻な筆致で綴る問題作!

 
堺屋太一が見た 戦後七〇年 七色の日本
日本万国博プロデューサー、「団塊の世代」の名付け親、流行作家、エコノミスト、経企庁長官―太一、多芸を恥じる。

大阪万博(日本万国博覧会)の総合プロデュース、『油断! 』など未来予測小説の執筆、「団塊の世代」の命名、経済企画庁長官、そして内閣官房参与――。

通産官僚から売れっ子の作家・評論家となった著者が、常に時代の中心にいた多彩な人生を激白。
戦後70年に何があったのか?
「七つの人生」を生きたという特異な体験を通じて、日本のウラオモテを明らかにする。

 


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