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『世界一幸せな国、北欧デンマークのシンプルで豊かな暮らし』世界一幸せな国の「ヒュッゲ」から学ぶ居心地のよい暮らし

『世界一幸せな国、北欧デンマークのシンプルで豊かな暮らし』世界一幸せな国の「ヒュッゲ」から学ぶ 居心地のよさを追求した暮らし

『世界一幸せな国、北欧デンマークのシンプルで豊かな暮らし』世界一幸せな国の「ヒュッゲ」から学ぶ 居心地のよさを追求した暮らし

北欧輸入の第一人者であり、北欧流ワークライフデザイナーの芳子ビューエルさんが、『世界一幸せな国、北欧デンマークのシンプルで豊かな暮らし』を大和書房より、9月24日に刊行します。

 

「世界一幸せな国」デンマークの独特な文化「ヒュッゲ(Hygge)」

2012年から行われている国際連合の幸福度調査において、デンマークは2017年までに過去3回首位に輝きました。その「世界一幸せな国」とも言われるデンマークの独特な文化である「ヒュッゲ(Hygge)」が、欧米においては一大ブームに、イギリスでは流行語候補に選ばれています。

「ヒュッゲ」とは、デンマーク語で「幸福」や「心地よさ」を表す言葉であり、本書では「大切な家族や親しい友人知人とともにほっこりした時間を過ごす」と解釈されています。

この本には、心や生活を豊かにするその「ヒュッゲ」を日本流に取り入れ、小さな幸せに目を向けてみるためのたくさんの提案が詰まっています。

 

大切なことは「素」であること

デンマーク人にとっての「ヒュッゲ」は、厳しい冬を乗り越えるための“暮らしの知恵”とも言われており、家族や友達と集まって「温かい時間」や「快適な空間」などを共有することを意味します。その時にまず大切なことは「素」であるということです。

例えばディナーに招待された時は、お客様もキッチンに入り、家主とともにジャガイモの皮むきや、野菜を洗って手伝います。
また家主も、普段通りの装いでお客様を迎えます。食器も特別なものは用意せず、テーブルや椅子がなければお客様にも窓枠に腰をかけてもらいます。

ダイニングルームが狭いから人を招けない、ご馳走を用意しないといけないなどの概念にとらわれず、気軽に友人・知人と時間や体験を共有することを喜ぶ、とても心地よく、温かな気持ちになれるのが、「ヒュッゲ」という文化です。

 

「ヒュッゲ」と関連が深いインテリア

「ヒュッゲ」は難しいことではなく、お金がかかることでもない、日々の暮らしを楽しむための考え方です。

例えば、温かい自然の炎の色と独特のゆらぎの中で、癒しの効果があるキャンドルを囲んで仲間とただ語り合うことや、誰かに見せるために多くの花を飾るのではなく、リーズナブルな花を好きなように飾ることです。このようなことで自らも満足感を得られ、お客様にも喜んでもらえるという考え方です。

そんな「ヒュッゲ」な時間を共有する舞台である「家」は、単に食事や寝起きをする場所ではありません。冬は低い気温と短い日照時間が続くデンマークにおいて、とても長い時間を過ごす場所であり、お客様を迎える以前に自分自身が居る場所として、心からくつろげる場所でなくてはいけないと考えられています。

また、その中で特にこだわるのは「椅子」です。長い冬の間、室内で過ごすことが多いデンマーク人の多くが「マイチェア」と呼ばれる自分専用の椅子をもっています。たとえ狭い家の一角でも、椅子1脚しか置けないような場所でも、「自分本来の素になれる時間と空間」を大切にするのです。

 

デンマーク人は徹底したミニマリスト

コペンハーゲンの家の広さや間取りは、日本の都心部のマンションとあまり変わりはありませんが、その中身はとてもシンプルでミニマムです。

税金が高いということもあり、物を買う時はとても慎重で、家の中には調度品や装飾類は少なく、古い家具を修理して使うことも少なくありません。ただ、それは倹約のためだけではなく、「余計なものが少ないほど、整理整頓や必要なものを見つけるストレスが少ない」と考えられているためです。

このようにミニマリストのデンマーク人は物を多く持ちませんが、自分が大切だと思うものを大切に持ち続けます。余計なものを抱え込んでストレスを感じることや、他人の評価や意見に左右されるのを好まず、自分が好きなものには徹底的にこだわり、労力を惜しみません。毎日の生活をはじめ自分の人生において、何がいちばん大切なのかを考えた上で、持つべきもの・重視すべきことをじっくり選択します。

情報や物があふれる現代の日本にこそ、そんな暮らしが求められているのではないでしょうか。

 

本書の目次

Part1:幸せの背景には「シンプル」がありました

Part2:自分だけの居場所をつくる

Part3:ヒュッゲなコミュニケーション

Part4:エコで、ナチュラルな住まい

Part5:シンプルな暮らしがもたらす幸せ

 

芳子ビューエルさん プロフィール

著者の芳子ビューエルさんは、北欧流ワークライフデザイナー。北欧輸入の第一人者、通販コンサルタントで3児の母。

高校卒業後にカナダに留学し、カナダ人の男性と結婚。その後帰国し輸入商社である株式会社アペックスを設立。(2012年にM&Aで東証1部のティーライフと資本提携。現在も取締役社長を務める)

1998年JETROより「ライフスタイルのスペシャリスト」として北欧に派遣され、1999年からアペックス社にてデンマーク寝具の輸入販売をスタート。枕だけでも40万個以上を売り上げ、現在では世界的に有名なデンマークブランド「menu」「DYKON」等、北欧の大手メーカー7社の日本代理店を務めている。

2006年に株式会社アルトを設立し、代表取締役に就任。北欧家具・照明器具の輸入も開始し、高崎の「インテリアショップALTO・カフェ」にて、北欧にまつわる商品を日本に合わせた形で提案している。

デンマークにゆかりが深く、いち早く「ヒュッゲ」文化を日本に紹介した功労者とも言われている。

★公式Facebook:http://www.facebook.com/yoshiko.buell.official/
★公式ブログ: http://yoshiko-buell.com

 

世界一幸せな国、北欧デンマークのシンプルで豊かな暮らし
生活を豊かに楽しむ達人であるデンマークの人たち。
「ヒュッゲ-Hygge」とは、デンマーク語で「心地いい」 「快適な」「ほっこりした」ということばを表します。
世界一幸せな国、デンマーク生まれの「ヒュッゲ」が教えてくれる、ものに囲まれない満たされた暮らしのヒント。

 


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