『“好き”を仕事にする力』スモールビジネスを立ち上げた100人の女性たちのリアル

碓井美樹さん著『“好き”を仕事にする力　スモールビジネスを立ち上げた100人の女性たちのリアル』がPHP研究所より刊行されました。

本書は、好きなことを仕事にするためにスモールビジネスを立ち上げた女性たちのインタビュー集です。起業を考えているけれど一歩を踏み出せない人や、セカンドキャリアに悩む人、今の働き方を変えたいと思っている人たちにヒントと明るい希望を与える一冊です。

チャイの店、テキスタイルブランド、絵本専門店など人気＆注目の業種の数々…さまざまな業種で起業した魅力的な女性100人を取材

本書の著者である碓井美樹さんは、雑誌編集長や書籍編集者として好きなことで起業した多くの女性たちに関わってきました。

出版にあたり約1年かけて、特に魅力的な100人の女性たちにインタビューとアンケートを行いました。彼女たちの共通点は、好きなことをさまざまな形で起業に結びつけていることです。

 
今回紹介されているのは、チャイの店、フラワーショップ、絵本専門店、雑貨輸入業、ダージリン紅茶専門店、肉マン専門店、おむすびショップ、ジャムと焼き菓子のブランド、民族画のディーラー、傘ブランド、弁当・ケータリング etc.と多岐にわたります。

きっかけ、挫折、悩み、喜びまでリアルな声を収録

好きなことを仕事にし、エネルギッシュに生きる女性たちの言葉には、独立・起業のヒントが満載です。

 
◆ロケ弁やケータリングが話題「chioben」――山本千織さん

20代でパートナーが去り、目の前に残った店をひとりで続けることに。30歳で全てを手放して再出発した。「気がついたら、自分に合った仕事を、最高に楽しく続けている」。

芸能人にもファンが多い「chioben」山本千織さん

◆住宅メーカーのカラリストから転身「おむすびまるさんかく」――大倉千枝子さん

40歳を過ぎてから “食”を仕事の中心にしようと決めた。「人が健やかに暮らすことへの願い。シンプルなテーマを深堀りしたい」。

40歳過ぎてのキャリア転身、おむすびショップをはじめた大倉千枝子さん

◆パン、お菓子…食をテーマにしたテキスタイルブランド「gochisou」――坂本あこさん

高校生の時にファッションやデザインに興味を持ち、大学院在学中から起業を視野に入れて活動。「自分でないとできない理由を考え、いつも自分を納得させながら仕事をしている」。

食がテーマのテキスタイルブランドを立ち上げた坂本あこさん

◆キャンドル作りを突き詰めて教室をオープン「Candle.vida」――マエダサチコさん

小学校で体験したキャンドル作りの楽しさが忘れられず、結婚を機に独立した時に、アートキャンドルを作って販売して生業にしようと思い立つ。「淡々と続けていたら、注目されて、人が集まって、求められる形で大きくなっていった」。

アートキャンドル教室主宰のマエダサチコさん

バックグラウンドも、住んでいる地域も、年齢も異なる女性たちから著者が引き出したのは、リアルな経験に裏づけられた真実の言葉です。人生の転機や起業前後の紆余曲折など、ひとりひとりの物語からは彼女たちの生きる智恵が伝わってきます。

著者プロフィール

著者の碓井美樹（うすい・みき）さんは、編集者、記者。成城大学文芸学部英文学科卒業後、出版社に勤務し、雑誌編集長を経て渡米、サンフランシスコに約3年移住後、東京を拠点に戻しつつ定期的に往来。主な経歴は『雑貨カタログ』編集長、「COOK ZAKKA BOOK」編集長、Chronicle Books Japan エディトリアルディレクター、「TOKYO ARTRIP」エディトリアルディレクターなど。

著書に『スーパーマーケットのグロサリーデザイン in サンフランシスコ』（誠文堂新光社）、『好きなものを売って10年続く店をつくる』（KADOKAWA）などがある。 日本ペンクラブ会員。

〝好き〟を仕事にする力 スモールビジネスを立ち上げた100人の女性たちのリアル 碓井 美樹 (著) 好きなことを仕事にするために起業した女性たちのインタビュー集。チャイの店、フラワーショップ、絵本専門店、雑貨輸入業、ベーカリー、器と生活道具の店、ダージリン紅茶専門店、和菓子工房、肉マン専門店、おむすびショップ、ジャムと焼き菓子のブランド、古民家カフェ、外国人向け料理教室、テキスタイルブランド、ビーズとボタンの店、アートギャラリー、コーヒーショップ、シューメーカー、ネイルサロン、保護猫カフェ、米粉菓子店、民族画のディーラー、傘ブランド、弁当・ケータリング…… 40人のインタビューと60人のアンケート取材、合計100人の実例を写真をふんだんに使って紹介している。彼女たちは皆、自分で決断しながら進めていけるやりがいのある仕事に、いきいきと、真摯に向きあっている。もちろん、起業にいたるまで、またその後も、さまざまな心の葛藤、物理的な問題等もあり、知恵を絞って、自分らしく乗り越えてきたという現実もある。そんな彼女たちのストーリーは、セカンドキャリアに悩む人たち、今の仕事の仕方を変えたいと思っている人たち、コロナ禍で人生観が変わりつつある人たちに、明るい希望を与えてくれるに違いない。